2005年 3月30日 No.07号
2005年3月30日(水) 「塩狩峠」
あっという間の北海道旅行も今日が最終日。朝ホテルのカーテンを開けると雪。やはり天気予報通りか!ホテルの1階で朝食をとりながら雪の状態を眺めていたが、見ていてもやまない、出かける事にした。
旭川駅8:19発、名寄駅行き列車キハ54-529に乗車、乗車したら直ぐ出発をした、時計を見たら8:20を指していた、もしかしたら私を待っていたのかもしれない、なぜなら缶コーヒーを買うのに自動販売機の前をうろうろしていて、時間を気にしていなかった。悪い事をしてしまったかな?でもラッキー!
列車は比布(ピップ)駅を過ぎる頃から線路はくねくねと山を登り始めた、蘭留(らんる)駅〜塩狩駅間は5.6kmなのに10分もかけて登った、計算上は33.6km/hである。
『三浦綾子著「塩狩峠」を思い出す、小説の主人公は鉄道職員、結納の為に札幌に行く途中の出来事である、塩狩峠の頂上にさしかかった時、突然客車の連結器が外れ、暴走し始めた。主人公はハンドブレーキ(昔は客車のデッキに付いていた)を力いっぱい閉めるが力尽きる。主人公は事故の犠牲者になるのだが、多くの乗客は助かる。この長編小説は実在の事故を物語にしていて、主人公の生涯を描いている、もう一度読み直してみたい。』
やっとの思いで、塩狩駅に到着する。ホームは20cm以上雪が積もっている、ここ2〜3日以上、いやもっとかもしれないが誰も降りていない感じであった、足跡がないからである。雪の中の塩狩駅を訪ねることが出来てちょっと幸せである。
今回の北海道旅行では、お付き合いのあった人達と会えて嬉しかった。4/1から仕事を始めるが、頑張る勇気を頂いたように思う。カバノアナタケをお土産に頂き、ありがとう。