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南阿蘇鉄道

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JR立野駅を出るとすぐに南阿蘇鉄道のホームにつながる 立野駅周辺のスイッチバック図

左:JR立野駅改札を出ると、ポツンと待っていた列車。
右:立野駅ホームにあったスイッチバックの解説図

2009年3月13日(金)朝ホテルの窓を開けると、辺り一面に黒い雲、しかも霧雨である。今日は南阿蘇鉄道に乗る予定であるが、今更予定は変更できない。少し早めにホテルを後にした。7時50分発の普通列車に乗車、何回か乗継ぎ途中旅行積立をしながら赤水駅に12時36分到着、ここからは日本で最大のZ形スイッチバックがある、その折り返し駅が立野(たての)駅になっており、そこから南阿蘇鉄道が出ている。

立野駅には12時51分に着いた。相変わらず雨は降っているが、むしろ強くなってきた感じがする。立野駅改札口を出ると、南阿蘇鉄道の車両がぽつんと待っていた。雨の中、片手で傘を持ちながら、片一方でカメラを構えて駅舎、車両、駅名表示板等を急いで撮り乗込んだ。私を待っていたかの様にすぐ発車をした、時刻表を見てみると発車時間は過ぎていて、急に申し訳ないような気分になってしまった。

日本一長い駅名を掲げる駅舎 日本一長い駅名表示板

左:日本一長い駅名を掲げるユニークな作りの駅舎。
右:日本一を誇らしげに語る駅名表示板

列車はMT‐2001ディーゼル単車、発車をすると急な坂を登り始めた。JRのディーゼル車は発車時に相当なエンジン音が出るのと加速も悪い。しかしこの車両は車体が軽いのか軽々と坂を登って行き、エンジン音が小さく、軽快さが感じられた。

南阿蘇鉄道は1986年4月1日に旧国鉄高森線を承継し開業をした第三セクターである。この線は日本一長い駅名を付けたり、トロッコ列車を走らせたりして頑張っている。発車してから15分位乗ったであろうか、日本一長い駅名で一躍有名になった“南阿蘇水の生まれる里白水高原”駅に到着した。発車してから30分で終点の高森駅に着いた、とんがり駅舎でユニークな造りである。駅舎の横には蒸気機関車(C12−241)が静態保存されていた。

高森駅横に静態保存されている蒸気機関車(C12ー241) 高森駅に停車中の列車2001号

左:高森駅横に静態保存されている蒸気機関車C12−241。
右:とんがり屋根の駅舎と小休止のかわいらしいディーゼル列車

駅名表示板写真撮影をしていた時に来た事があるが、当時はフイルム写真なのでデジカメではない。今回はデジカメで撮りたいと思っていたがあいにくの雨、残念である。それにしても凄い雨である、列車の中で背負っていたリュックを開けたら中まで雨がしみこみ、時刻表が濡れてしまった。JR豊肥本線で熊本駅へ行き、以前の会社で良く利用して慣れ親しんだホテルに行った。明日は熊本駅からJR三角線に乗り、その後はブルートレインラストランの写真撮影も予定している。雨は止むかな?







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