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北九州モノレール

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2009年03月16日(月)昨日は無事に大会が終わり、今日帰京をする予定である。その前に小倉にある北九州高速鉄道小倉線(北九州モノレール)に乗る事にした。早朝ホテルで、WBCをテレビ応援してから(日本対キューバ戦、6ー0で日本の勝ち)、すぐホテルを後にした。


小倉駅3階モール

←小倉駅3階モール

JR小倉駅に10時半頃着き改札を出ると、袴姿の女学生が数人で集まり誰かを待っている。もしかしたらどこかの卒業式があるのかもしれない。そんな中、本日の目標である北九州モノレールに乗るためキップ売場に行った。終点となる企救丘(きくがおか)駅までのキップを買い(290円)改札の中に入りエスカレーターで4階のホームに出た。



地下鉄銀座線の渋谷駅を思い出す。

北九州モノレールの小倉駅→

北九州モノレールは東京モノレールと同じ跨座(こざ)型である。小倉駅はJR小倉在来線ホームの上空に位置しており、駅ビルの3階に改札、4階にホームがある。駅ビル正面の中央辺りから電車が出てくる、地下鉄銀座線の渋谷駅を思い出させる感じである。



小倉駅を発車する時

←小倉駅を発車する時、右側通行(本来は左側)になっている、小倉ー平和通間のみ単線並行である。

小倉駅の次は平和通駅(400m)であるが、開通当初は現在の平和通駅が小倉駅として運営されていた。平成10年4月に小倉駅ビル建替え時にJR小倉駅へ乗り入れする事になった。現在は小倉駅―企救丘駅間で運営されている。



転線ポイントとは渡り線で線路を変える時に使う

平和通駅を出るとすぐに転線ポイントがあり本来の左側通行に戻る→

平和通駅からは次の旦過(たんが)駅が見える(300m)。平和通駅を出るとすぐ転線ポイントを通り本来の左側通行に戻り旦過駅に着く。小倉駅での折返し転線はなく、従来から使用していた平和通駅の企救丘駅寄りにある転線を利用している。その為、平和通駅―小倉駅間は単線並行で運行されている。



ガイドレールが曲がり凸凹している

←ガイドレールが曲がり凸凹している

旦過駅を出るとスピードを上げていくが、乗り心地が悪い。現在使用の1000形列車はデータをみると最高速度が65Kmとなっているが、運転席のスピードメータを見ると60Km前後で運転されている、しかし振動と揺れが激しい。運転手の横から前を観察していると分った事がある。揺れの原因はコンクリートのガイドレールが最初は真直ぐだったと思われるが、よく見ると、ガイドレールのつなぎ目より真中が盛り上がっている(ガイドレールの上面が平坦でない)。その為スピードを出すと、でこぼこ道を走っているようにガタガタする。これは普通の砂利で出来たレール補修のようには簡単に直せない。東京モノレールも同じ形式で運営され80Km/hは出ていると思われるが、そのような振動は感じられない。



終点駅より車両基地に向けて対策が打てる。

終点の企救丘駅に停車中の車両→



旦過駅を出ると真直ぐに南下していく、現在は全列車終点までの運行(折返し運転なし)であるが、競馬場前駅の小倉駅寄りに転線ポイントがある。当初競馬開催時は折返しが出来るようにとの事だと思われる。徳力嵐山口駅まで南下していくが、そこから東に急カーブをして志井駅、終点の企救丘駅と続く。



終点駅より車両基地に向けて対策が打てる。

←企救丘駅ホームから車両基地が見える


企救丘駅の先に大きな車両基地がある。
途中JR日豊本線と交差しているが接続する駅がない、また終点の企救丘駅とJR日田彦山線の志井駅とは接続されているがモノレールの志井駅とは離れていて接続はされていない。

≪路線データより≫
都市モノレール法に基づく都市モノレールの第一号である。
開業日:昭和60年1月9日
直流1500V・日本跨座式・複線(一部単線・並行)
最少曲線半径:80m、最急こう配:40‰。
区間:小倉駅ー企救丘駅(前13駅)、8.8km


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