最高地点の駅めぐり

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2004年11月8日


2004年11月8日(月)JR線最高地点に向けて。

ピーピーピー、何だ?昨夜セットした目覚し時計の音である。ボーとしていると、そうだ今、ホテルにいるではないか!昨夜と言っても夜中の1:30頃にマナーモードにするのを忘れた携帯電話が鳴ったのである。緊急に何かがあったのかと思ったが、すぐに鳴り止んだ、メールか!誰なんだ今頃。

そんな事で今朝は眠い。でも今日は「ワイドビューしなの3号」に乗るのである。名古屋から中央本線(西線)を経由して野辺山に行くのである、何だか嬉しい!

特急「ワイドビューしなの」は振り子型電車で歴史は古く、日本みたいな狭い土地を高速で走るためにはカーブでスピードを落とさずに走る方法が昔から研究されていた、それが振り子型電車であり、中央西線には試作車等でテストが繰り返されていました。今日はその最新型の電車に乗るので嬉しい!!! (単純だ)

名古屋を「ワイドビューしなの」383形式は定刻8:00に出発した、振り子式な為に駅を通過する時や、カーブをする時に車体が大きく左右に揺れる、乗り物に弱い人は気持ちが悪くなるかもしれないが、私はこれがたまらなく楽しい。

しばらくすると木曽川に沿って定光寺駅(じょうこうじ)、古虎渓駅(ここけい)がある、ここは木曽川沿いに列車が走り桜の時期は写真撮影に最高のポジションである。「ワイドビューしなの」の強力な馬力で車体を左右に振りながら急カーブをぐんぐん登って行く、しばらく登ると車掌が必ず案内をしてくれるハイライト区間がある、「寝覚ノ床」「木曾の桟」がある。今が紅葉の真っ最中で素晴らしかった!感激である。

塩尻駅で「ワイドビューしなの」と別れ、小淵沢まで中央東線で南下し、ここから今日の目的である最高地点の駅、野辺山駅と最高地点に向かう。

小淵沢駅で40分の待ち合わせ時間があるので、駅前にある郵便局で旅行積立貯金を久しぶりに行う事にした、(この件は別に書きたいと思う)

いよいよ小淵沢駅から出発である、ホームにはディーゼルカー2両編成(111形式)が私を待っていた、記念に駅名表示板、駅舎、列車の写真を撮った。



小海線(愛称:八ヶ岳高原線)の旅が始る。小淵沢駅を11:40定刻に出発をした、列車はすぐに、大きな急カーブを全速力で曲がり登っていく、周りは紅葉が始り目を喜ばしてくれる、色艶やかな落ち葉が舞い降り線路の両サイドにはススキがいっぱいあり、そのススキをかき分けて列車はぐんぐん進んで行く、間もなくすると甲斐小泉駅が現れ、駅前には平山郁夫シルクロード美術館があった、更に紅葉の中をくねくねと登って行くと、時々バンガローが見えて来た、エンジンを吹かすと両サイドに伸びているススキが大きく揺れ、落ち葉が吹き上げられ列車の最後尾に行くと舞台で演出をしたかのような美しさである!

列車は更に紅葉の中を登って行くと清里駅の手前でトンネルを出てすぐ左側に、いつかは写真に撮りたい滝があった、(何と言う名前の滝なんだろう)最近は滝めぐりもしているので是非行ってみたい所である、しかし見たところ道がない、どの様にしたら良いか?間もなく清里駅に着いた、ここで多くの客が降りてしまった。

いよいよJR最高地点(標高1375m)を通過して、最高地点の駅(標高1345.67m)に向かう、清里駅(標高1274.69m)を出発して4分後に最高地点を通過した、以前に車でも列車でも何回か最高地点には来ているので感覚は分っていた、少し下りに入る、間もなく野辺山駅である。



野辺山駅で写真を撮り、最高地点まで約2.5kmを歩く予定である、がしかし最短道路が工事中で通行が出来ないとの話(駅員さん)仕方なく国道141号線を経由して行く事にした、時間的に余裕を見る必要が出たが急いだ為30分位で最高地点に着いた。写真を撮り時間的にもお昼時なので、近くにあるレストラン「信州手打ちそば最高地点」と言う名前のところに入り、当然手打ちそばをたのんだ。ここのそばは美味い、3本指に入る美味さである、ここは是非紹介をしたい所である。時間があまりないのですぐに駅へ引き返した。するとホームも駅舎も観光客であふれている、なんでこんなに大勢の人が、たぶん観光ルートとして清里駅で降りて野辺山駅まで歩いてきた人達と思われる。(観光マップのルート案内がそうなっている)私とは目的が違うのである。

今回は名古屋駅でのきしめん、野辺山の手打ちそば、と麺類が美味しかった!!!

無事に目的が達成された、バンザーイ・・・・・・帰り中央線でビールと柿ピーを購入し、カンパイを一人でしていたらいつの間にか深い眠りに入って、気が付いたら新宿であった。

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