最 低 所 駅 の 旅

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2004年7月1日 No.01号


木々の緑、澄み切った青い空、遠くに綿雲が見え、新幹線の窓ガラスの汚れが気になる位の天気!まさに初夏である。突然私を睡魔が襲って来て眠りに入った途端、心臓を突き刺すかのように連射銃が命中してきた。ここはイラクかと思って目が覚めると、胸のポケットに入れてあった携帯電話が身震いをしていた、だがそれはすぐにおさまった。我家のパソコンにメールが入ると携帯に転送されるようになっていたものであった。

早速メールを見たら、都水泳大会の件を明後日(土)迄にまとめて欲しいとの依頼であった、私は今日から旅に出て、明後日の土曜日に帰京する予定になっている、これは大変である、間に合わない。少し考えた後仲間に相談をしようと思い、メールを転送した。すぐに数人から返事が来て、対応をするから青森を楽しんで来て下さいとの返事。何と素晴らしい仲間なんだろう、感謝感謝。

本来は今日ジャパンマスターズに向けて飛び込みの練習をしに友人と行く予定であった、最近飛び込みでゴーグルに水が入る事が多く心配をしているのと、新しいゴーグルとキャップを購入した為その確認をしたかった。しかし今回の旅をするには今日がタイムリミットで今日しかなかった、本当に友人には申し訳ない事をしてしまったと思っている。

今回の旅は、本州最北端の駅(下北駅)、日本一低い所の駅(吉岡海底駅)の写真をデジカメで撮る事である。

新幹線の中では急に目が覚めてしまった、無事に八戸駅に着きスーパー白鳥7号に乗り換えようとしたが、超満員でデッキはいるところが無く車内で立つ事にした、野辺地駅までなので約30分、予定通りに着いた。そこから大湊線に入り本州てっぺんの駅下北駅に向かう、野辺地駅を出発して有戸駅をすぎると左車窓に陸奥湾が見えてきて吹越(ふっこし)駅まで海岸ぎりぎりに走り景色は最高であった。約1時間位で下北駅に到着、(キハ100-205)最高速度100Km/h、エンジン330馬力、(但し大湊線内は85Km/h)

下北駅で写真を撮った後、次の列車がすぐに来ないので終点の大湊駅まで歩く事にした。



大湊駅を16:55発の列車に乗り、野辺地駅で東北本線に乗り換えたが、(クモハ701-1001+クハ700-1001の2両連結)スピードの割には音がうるさい、運転席のスピードメーターは110Km/hを指していた、通常でも風切音はするが、それ以上に音がうるさい、この電車は若干フラット現象が起きている。フラット現象とは車輪は本来丸く出来ているのであるが、一部分フラットになっている現象である、これはブレーキを掛けた時に一部の車輪がロック状態となっても車体は動いている状態があると車輪とレールが摩擦を起こし、車輪の一部が削られフラットになる現象である。現在は制御回路が良くなりこの様な現象は少なくなって来ている、この電車は整備不良である。

青森駅へ定刻に着き、ホテルに向かうが夜食の事で躊躇した、せっかくだからウニ、いくらを食べたいと思ったが、北海道の時と同じで右足親指の付け根がぴくぴくして来たのでやめて、中華にする事にした。ホテルの前に小さなラーメン、餃子の大吉屋という看板が目に入り、ここに決めた。ラーメンは青竹平打ちラーメンでまあまあであったが餃子は失敗である、皮が柔らかくとなりとくっ付き離れず、結局は皮が破れ身が出てしまう、全部がそうであり、焼きがあまい。(ラーメン600円、餃子400円)2度と行かない店である。

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