最 低 所 駅 の 旅

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2004年7月2日 No.02号


今日は五能線を乗りに行く。五能線は本数が少ない為入念な計画が必要で、下手をすると帰って来れなくなる可能性がありまた時間を無駄にする。

青森駅8:15発特急つがる43号で弘前駅へ行き、五能線深浦駅行きに乗換えた。しばらく田園風景の中をキハ40-594+キハ48-518の2両編成がエンジン音を高くして走っていく、鯵ヶ沢駅付近から右車窓に日本海がちらちらと見え隠れする様になった、ローカル線ベスト10をあげるとすると、個人的に五能線はベスト3までには入ると思う、特に鯵ヶ沢駅から深浦駅まではすばらしい。今回は深浦駅から2つ目の艫作(へなし)駅で下車して徒歩5分位にある不老ふ死(ふろうふじ)温泉へ行く事にしている、名前が良い。

鯵ヶ沢駅から深浦駅までは約一時間、日本海の海岸線を走るが深浦駅に近づくと小島が多くなり又千畳敷の岩があり、その景色は素晴らしいものがある。デジカメのメモリーが足りなくなるか心配になってくる。五能線に入ってから3時間弱かかりやっと艫作駅へ着いた。そこから歩いて行こうと思っていたら、無人駅の駅前に不老ふ死温泉の車がお迎えに来ていた、何人かの人が乗り込んだので運転手さんに聞いたら日帰り温泉の人もOKですよとの事で乗る事にした。 受付で入館料600円を払って早速露天風呂に行った、岩場を50m位歩いて近づいたら、婦人風呂と混浴と二つに入り口が分かれている、男は混浴に入らざるを得ない。入り口が分かれているとは言うものの、海岸でありオープンです!仕切りはブロックが並べてあるだけ、ちょっと岩場に出れば婦人風呂は見える、又婦人風呂は高く出来ているため混浴の方は見える、でも日本海の荒波(冬はもっと凄いと思われる)が岩にぶつかり波を高く打ち上げ、遠い水平線を眺めて潮騒に耳をかたむけていたりすると周りを忘れる。



お昼時が大分過ぎてしまってお腹が減ってきたので温泉の食堂に入った、何を食べるか迷ったが結局美味しそうであった“サザエ丼”(840円)にした。1時過ぎである事からすいており窓側に座れた、外を見ると何と先ほど入った露天風呂が丸見えではないか、ちょうど昼時に露天風呂に入っており、醜い体を皆さんにご披露していた感じである。まあーいいか!

後で聞いた話であるが、テレビで夕日がすばらしい露天風呂の紹介で出たそうである、どおりで遠くから来ている人が多いと思っていた、旅館の予約は連日満員だそうだ。今回も夕日までは一泊しない限り無理であるので、残念ながら見れませんがこの素晴らしい景色が想像つきます。

(この温泉は車で来ると無料で入れるかも?駐車場のすぐそばであるのと、入口には誰もいない、温泉の本館までわざわざ払いに行っている人はいない、受付嬢に聞いてみたら本来は払わないといけないそうだ、しかし誰も管理していないからと言っていた。)

最近は法師温泉、稚内温泉、今回の不老ふ死温泉、とすばらしい温泉にめぐり合っている感じです。年のせいかな?

帰りは五能線で東能代まで出て、そこから特急カモシカ5号に乗り青森まで行くが、スピードが遅くしかも揺れる、クロハ481-1007+モハ484-1080+クモハ485-1005の3輌連結である。約40年以上も前の車両であると思われる(製造年の確認が出来なかった)、今も私は好きな車両である。たぶん路盤が悪いのでは、幹線を走ればこの揺れは無くなると思われるが?でも無事に青森に着いた。

今晩の食事は、青森駅構内の立ち食いそばやであった。帰りに缶ビールとおつまみを買ってホテルに帰る。 さー明日は日本一低い所の駅(吉岡海底駅)に行く!

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