最 低 所 駅 の 旅

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2004年7月3日 No.03号

旅の最終日は最低所の駅(吉岡海底駅)へ行くのが目的であるが、ここまで来たので津軽半島先端の三厩(みんまや)駅に行きたいと思い、少し早く起きて青森駅6:05発蟹田駅行きに乗り、蟹田駅で乗り換え三厩駅に7:56に着いた。早速写真を撮り折り返しの8:05発蟹田駅行きに乗った。蟹田駅で朝食、メールの受発信、等を済ませ、吉岡海底駅へ行く為に白鳥71号を待つ。

待つこと1時間半、定刻に白鳥71号が入線した。ホームから車内を見ると通路内に人が立っているではないか、すごい混雑である、これは座れないと咄嗟に思った。キップを購入する時に2号車に乗って欲しい旨の話が駅員さんからあったので、2号車のドアーから乗ったが、デッキも足の踏み場がなく、むしろ車内の方が良さそうと思い人をかき分け奥に入った。通勤電車並みの混雑の中、途中車掌さんが海峡線について説明をしてくれた、竜飛海底駅を通過して間もなく青函トンネル最低地点(青い蛍光灯ランプが点灯していた)を通過し、いよいよ目的の最低所駅である吉岡海底駅に到着をする。所要時間37分間であったが、なんだかあっと言う間であるように思えた。

ほとんどが家族ずれで、小学校に入る前の子供ずれが多く、目的は本日から吉岡海底駅でドラえもんのイベントが開催されていた。あれだけ大勢の人が降りたのに吉岡海底駅見学に参加したのはたったの4人、それでも説明員はめげずに自己紹介から始まった。



青函トンネルは新幹線が通るように設計されており、レール、車体の整備、避難方法、温度の管理、空気の流れ、どの様にして作られたか、湧き水の事と処理、保守点検、等いろいろな事を説明してくれた。

実は私が吉岡海底駅へ来たのは2回目である、青函トンネルが開業してしばらくしてから駅名表示板を撮りに来ているのであるが、その時は風を送る扉の外も、人が出入りする斜坑道にも行かせてくれたが、今回は行けない事になっていた。なぜなのか?(たいしたものはないのだが)

説明が終わって、考えてみるとここは何かが起こった時の避難所であり、駅とは認めがたい所である、鉄道マニアからすると駅としての最低所駅は他にあるのではないかと思う。私の調べでは、関西本線弥富駅(愛知県・海抜マイナス0.93m)ではないかと思う。

次回は関西本線の弥富駅に行きたいと思った、(ここも2度目である)目的はデジカメで写真を撮りたいので行くのである。

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