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花菖蒲


2014年 6月15日(日)No.108号


『 集 団 心 理 に 負 け る な ! 』



2014年6月15日(日)にサッカーワールドカップ日本の初戦が行われました。前半1点リードしていたが、後半で2点奪われ敗北した。しかしながら、現地に駆けつけたサポーターは試合終了後スタジアム内の“ゴミ拾い”を行なった。この様子がネット上に写真付きで伝えられると、世界中のメディアは「礼儀正しい」「日本を尊敬する」などの褒め言葉で報道された。

その報道状況を日本のメディアが大きく国内に報道したが、それは直ぐに消えて報道されなくなった。ネットで見てみたら驚くべき話が飛び交っている。この行為は「迷惑行為」で、やってはいけないと指摘している。ゴミを拾う職業があり、その人達の仕事を奪う事になったと、ネットで批判があり大騒ぎになっていた。


スイートピー

世の中にはいろいろな人がいて、それを職業にしている人からすれば、越権行為になるかもしれない。実際はサッカー場の全部を行ったわけではないので、それを職業としている人達の職を奪った訳ではなく、仕事の軽減になった程度だと思う。文化の違い?考え方の違い?があるかもしれないが、人間として正しいか、正しくないかと言う倫理観からすると、自分達が汚した場所を、掃除して何が悪いの?と思う。

人間として倫理観が薄れている人が多くなった様に見えるが、一人ひとりの倫理観は心の底にあると思う。“赤信号みんなで渡れば怖くない”とビートたけしが言っていたが、多くの人が集まると集団心理が働いて、倫理観が薄れてしまうのかもしれない。そんな中、集団心理に負けず、日本のサポーターが行なった行動は、素晴しい事であったと思う。

参考:米マサチューセッツ工科大・カリフォルニア大学バークレー校・カーネギーメロン大学の合同研究チームが、“人は集団で行動すると道徳観が薄れ、倫理的思考が出来なくなる事が脳のMRIスキャンで明らかになった”との報告もある。



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