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バラ 「ダブルディライト」

新宿御苑のバラ園


『 親 子 関 係 』


2017年06月30日(金)No.144号


昨年の秋から水泳の練習は、都民・区民プールを利用している。そこは誰もが利用出来るので、いろいろな方が利用しに来る。平日午後の休憩時間に採暖室で休んでいたら、時々見る姉妹が入って来た。

隣にいた叔父さんが、その姉妹に話しかけている、話の内容を聞いていると上の子は中学生で下の子が小学の高学年であるみたい。何で学校に行かないのと質問したら、登校拒否をしているとの話である。学校でのいじめかと思っていたら、親と話が合わず、常に親子喧嘩が絶えない模様である。親を困らせる為に姉妹で協力して登校拒否しているとの事であった。


我が家のベランダで毎年咲く小さな“アジサイ”


今年の4月17日に上智大学名誉教授・渡部昇一先生がご逝去されました。チェリストである息子さんの話によると、父はその死の半月前、痛む身体を起し家族と食卓を囲む機会を持った。その時父が 『自分ほど幸運に恵まれた人間はいない』 と言っていた。なぜですかと尋ねると、暫く考えて 『それは自分が親にとても可愛がられたからだと思う』 と懐かしそうに話した。父によれば、もし子供が生涯幸運に恵まれる事を願うなら、まずその子供を可愛がれ、と言う事である。確かに私達もそうされてきた、と話していた。

プールであった姉妹が可哀相に思えてきた。もしかすると、この姉妹の親が話を良く聞き、適切なアドバイスが出来ていれば登校拒否は無いだろうし、楽しい学校生活が送れていたかもしれない。自分の親でなくても、本気に相談が出来る人が早く現れて欲しいと思った。

他人事ではない、自分は子供を可愛がってきたであろうか。現在小学5年生と幼稚園児の孫がいる。今からでも遅くない、孫達を更に可愛がる事により、娘も孫達も更なる幸運に恵まれるかもしれない。“頑張らなくては!”



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