フォーティス法人保険対ヴァイケン船舶管理会社事件
Fortis Corporate Insurance v. Viken Shipmanagement, et al.,
United States Court of Appeals for the Sixth Circuit,
Docket No. 05-3792, Decided and Filed: June 6, 2006

海上運送中に発生した貨物損害に関して、貨物所有者(アメリカ法人)に保険金を填補しこれに代位した保険会社(ベルギー法人)が、船舶所有者と船舶管理会社(ノルウェー法人)に対して、ネグリジェンス不法行為と受寄者義務違反を原因とする損害賠償請求訴訟をオハイオ州を管轄する連邦裁判所に提起し、被告に対する人的管轄権の有無が争われた事件である。 第6巡回区連邦控訴裁判所は、アサヒ・メタル事件連邦最高裁事件のオコンナー判決に示された「ストリーム・オヴ・コマース・プラス」法理を適用してノルウェー法人に対する特定管轄権(specific jurisdiction)の行使を認めた。

フォーティス法人保険対ヴァイケン船舶管理会社事件判決

参照資料1:対人裁判管轄権に関する判例法(連邦最高裁)の推移

参照資料2:ロング・アーム法

参照資料3:連邦裁判所の管轄権

参照資料4:ストリーム・オヴ・コマース「プラス」

参照資料5:アサヒ・メタル事件連邦最高裁判決の意義