制動力強化計画
with GLOBAL
第七章 キャリパーオーバーホール (下準備編その4 シールキット) |
![](img1342.jpg)
|
ちょっとここで一休み♪
シールキット(R・2Pot)の内容物の説明です。
・日産純正部品:44120-43P26
・AY620−NS016 (PITWORK製)
1.ピストン及びダストカバー用のグリスです。(×2)
2.ピストンシール用のグリスです。(×2)
3.ダストカバーリングです。(×4)
4.ダストカバーです。(×4)
5.ピストンシールです。(×4)
6.ブリーダーキャップです。(×2)
各パーツの使い道やポジションは今後の展開
の中で追ってご説明します。 |
第八章 キャリパーオーバーホール(キャリパー分解2) |
1
![](img1344.jpg)
2
![](img1345.jpg)
3
![](img1346.jpg)
4
![](img1347.jpg)
6
![](img1348.jpg)
![](img1349.jpg)
7−1
![](img1556.jpg)
7−2
![](img1557.jpg)
8
![](img1351.jpg)
![](img1352.jpg)
9
![](img1558.jpg)
|
これからピストン部の分解をします。
1.洗ってから時間が経っているのでピストンの内側に
早くもサビが来てますね(エライコッチャ!(汗))
ピストン外周も怪しいので分解が終わったら補修しましょ。
2.まず1のダストカバーリングを外します。
これはキャリパー本体とピストンを覆っているダストカバーを
固定しているパーツです。2はダストカバーでキャリパー本体と
ピストンの間にゴミ・チリ等の進入を防ぐ役目をしています。
また、内部のグリスが出ない様にしている目的もあります。
3. ツナギ目をドライバーの先でこじってリングを外します。
4. キャリパー側に溝があり(赤丸部分)そこにはまっているだけ
なので、サイド部をつまみ上げるように引っ張りカバーを外します。
5. 3〜4の作業をもう一方のピストンも行って下さい。
※ 再使用はしませんが、ピストンに傷が付くと
いけないので、ある程度慎重に作業を進めて下さい。
6. 次にピストン本体を外します。
ブレーキホースをジョイントする口に自転車用ポンプもしくは
自動車用のコンプレッサーで圧力を掛けて押し出します。
この時両ピストンの間にクッション(当て木やダンボールなど)を
入れてショックを和らげましょう。
コンプレッサー使用時には勢い良く飛び出してきますので指など
を挟まない様に気を付けて下さい。また、ライン内に残っている
フルードも飛散しますのでめがねかゴーグルを着用する事を
お勧め致します。
注意点として片方が先に抜けてしまう場合があります。
こうなってしまうと空気が抜けっぱなしになり幾ら圧を掛けても
ムダです。抜けた方を今一度戻して(ピストンシールに掛かる位)
均等に抜けるように緩衝材を調整しましょう。
※ ブレーキフルードは人体に有害です!
目や口に入ってしまった場合は即座に
水で洗い流して下さい!!
また、身体に異常を感じた場合は医師の診断を
受けて下さい。
7. ピストンが外れたらシリンダー内に残っているピストンシール
を内溝から精密ドライバー等で取り出して下さい。
※ これも再使用はしません。
引き出す時にはシリンダー内部を傷付けないように
慎重に行って下さい。
8. 外したピストンやシリンダーには古いグリスカスが付着(凝固)
していますので内部を含む各本体を綺麗に洗浄しましょう。
9. 洗浄後のピストンです。
|
![](img203.gif)
![](img187.gif)
|