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1.ピストンホール周辺やピストン本体にサビなどが有った場合は
耐水ペーパー(#1000以降の目の細かいもの)
で軽く落としましょう。
但し、ピストンの動く方向ではなく、対角線方向に磨きます。
これは磨き傷による内径拡大由来の液漏れを防ぐ為です。
2−1.内部腐食により表面上に少し傷が見受けられます。
これ以上の傷や偏磨耗が見受けられる場合は
新品に替えた方が良いでしょう。
2−2.ペーパー及び仕上げ用コンパウンドで処理したものです。
3. シールキット組み込みにあたり使用する各パーツを
今一度ご説明致します。
@・・・ピストン
A・・・ダストカバー
B・・・ピストンシール
C・・・ダストカバーリング
D・・・ダストカバー用グリス(橙色)
E・・・ピストンシール用グリス(赤色)
4. キャリパー内部のシール溝にグリス(赤色)を塗り込みます。
内部を傷付けない様に綿棒を用います。
グリスは使い易い様に角を少しだけカットすると
適度な量を調整し易いですね。
5. 画像の様に先端へグリスを少量付けて溝へ塗り込みます。
神経質になる事は無いですが、あまりはみ出さない方が良いです。
キャリパーの形状的に塗りにくいですけど。。。
6. ピストンシールに同じグリス(赤色)を全体にまんべんなく
伸ばす様に塗ります。
7. シール溝にピストンシールをはめ込みます。
この時どうしても周囲にグリスが付着してしまいますが、
シールより奥へ付いていなければ良いでしょう。
ここもあまり神経質にならなくても良いです。
8. 両側にシールを組み込んだら次はピストンを組み込みます。
この時くれぐれも表面に傷を付けない様
慎重に作業して下さい。
9−1. 一気に組み上げるとピストンシールが歪んでしまいます。
ですから少し入れては戻し少し入れて・・・を繰り返しながら
挿入していきます。
画像はピストン先端がシールに届いた状態です。(上側)
9−2. ピストン長の約半分が入った状態です。
9−3. 完全に収まった状態です。 |