1、新ガイドライン以後横暴さ激しい

@ 岩国港(県営埠頭)を米軍が日常的に使用!

 1997年9月日米間で新ガイドラインについての合意がされてから、アジア、太平洋地域で頻繁に行われる軍事演習に使用される軍事物資を、岩国港を使って積みおろしすることが恒常化してきています。
 この間の(2001年3月まで)の二年余りの間に17回も出入港を繰り返し、このうち14回は日米地位協定をたてに「山口県港湾管理条例」に従わず、入港料を支払わないばかりか、積荷さえも明らかにしないという状態が続いています。山口県は「港湾条例を守って入港してほしい」を繰り返すにとどまっています。


MSC(米軍事輸送船団)所属マースク・コンステレーション

岩国港野積場で待機する軍事車両

A 毒グモ持ち込まれる〜基地内で越冬、生息地域広がり不安高まる

2000年10月20日米軍岩国基地は突然基地内で「クロゴケグモ」が発見され、10月27日までに約300匹発見され駆除したと発表しました。しかし基地内で発見されたのは8月初旬だそうで二ヶ月以上も黙っていたことになります。
 この毒グモは毒性が強く幼児やお年寄りが噛まれると重態に陥る危険もあると言われています。この毒グモは冬の間には寒さで死滅するであろうと言われていましたが、死滅するどころかしだいに生息地域を広げ基地全域に広がりこのままでは、基地外に生息地域を広げる可能性も指摘されて市民の不安も高まっています。駆除数は2001年3月29日山口県への米軍の連絡によると1255匹だそうです。
 岩国市や県などはもし見つけた場合には@素手で触らず殺虫剤をかけるか、踏み潰すA噛まれたら水で洗って安静にして医者へ行くことを呼びかけています。それにしても物騒な話です。(左の写真は岩国市報より)

 


(上の写真は小泉親司日本共産党参院議員右、魚永智行日本共産党山口県政策委員長)

(基地内で毒グモが発見された地域)

B基地滑走路沖合い移設工事進む!


埋め立て予定地(カラー部分)、完成すると基地面積が約1、4倍に広がる

蓮田の中をまっすぐに伸びる土砂を運ぶベルとコンベアー

海の中へ伸びる土砂搬出用のベルトコンベア−
毒ぐも調査再開
 岩国市と山口県は11月9日岩国基地北門付近で毒ぐも(クロゴケグモ)の調査を約二ヶ月ぶりに再開した。
南米産の毒ぐもが昨年10月に基地内で発見され、約一年後の10月末で2754匹の成体が駆除された以外にも多数の卵や幼体が駆除されている。発見個所も次第に広がってきており基地内で繁殖していることがわかっている。岩国市と山口県は今後一週間に一回程度基地周辺を調査すると言っているが、根本対策には程遠い状況で、基地外に出てくる危険性が非常に高いため市民の不安が高まっている。


11月2日付け毎日新聞によると「米多発テロによって基地への立ち入りが出来なくなり、毒ぐもの情報が入らなかったが11月1日県・市の担当者が基地に入り説明を求めた。サモンズ報道部長は『8月8火から10月29日の間に474匹を発見、駆除。今年に入って合計967匹となった』と回答した。

キティホーク艦載機が着艦訓練
 米海軍が唯一米本国以外を母港としている、空母キティホークの艦載機である艦上輸送機C2Aグレイハウンドが3月7日、8日の二日間昼夜着艦訓練を行った。
 米軍岩国基地は3月12日から15日までの4日間キティホーク艦載機によるNLPの予備基地として設定されており「無通告の着艦訓練ではないか」との指摘もある。岩国市が米軍に照会したところによると「NLPではなく通常の訓練である」回答を得たので「岩国市もNLPではないと位置付けている」としている。3月12日岩国市議会一般質問で日本共産党の松田恭輔岩国市議団長が取り上げた。

ー 対潜水艦哨戒機を改良した画像情報収集機 ーEP3