わたしの

安保廃棄

通告

 

 


 

テキスト ボックス: No.5 

 

 


アメリカ大統領

バラク・オバマ殿

 

わたしは、日米安保条約第10条にもとづき、日米安保条約の廃棄を通告します。

 

日米安保条約10条

いずれの締約国も、他方の締約国に対しこの条約を終了させる意志を通告することができ、その場合には、この条約は、そのような通告が行われた後1年で終了する。


 

 貴国とわが国の関係は、幕末にペリー提督の艦隊が来航した時点から始まるようです。

 以来、「黒船」は、外から現状になんらかの変容を迫る局面を語る言葉として使われるほど大きな歴史的影響を残しています。

 ご記憶のことと思いますが、江戸幕府と貴国が締結した日米和親条約、日米修好通商条約は治外法権制度などを含む不平等条約でした。対等平等、自由独立を互に尊重するという次元のものではないことが明白です。

 さて、日米安全保障条約に関して、ご承知のことと思いますが、核持ち込みに関する密約など一連の「密約」の存在が明白になりました。

 その中に「在日米軍裁判権放棄」密約があり、私はこれを現代の治外法権と見ています。平等、自由、独立の理念はこの密約のどこに存在しているのでしょうか。

 このような密約を含む約束の罪は深いといわねばなりません。デモクラシーの尊厳を互いに守ることこそ約束の前提条件です

 私たちの真の友好条約は、デモクラシーの範たりうるものであらねばならないと愚考いたします。そうすることで互いに大きな発展が約束されるのではないでしょうか。

 現在の条約はいったん廃棄する必要ありと私は思います。

 

   2011年5月   大阪市旭区今市1丁目   倉林 一彦

 

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