わたしの

安保廃棄

通告

 

 


 

テキスト ボックス: No.9 

 

 


アメリカ大統領

バラク・オバマ殿

 

わたしは、日米安保条約第10条にもとづき、日米安保条約の廃棄を通告します。

 

日米安保条約10条

いずれの締約国も、他方の締約国に対しこの条約を終了させる意志を通告することができ、その場合には、この条約は、そのような通告が行われた後1年で終了する。


 

 かつてアメリカ映画で社会派俳優と言われていたチャップリンが、自ら制作・監督のスクリーンで「1人殺せば殺人犯で、数千、数万人を殺せば英雄か」と強い口調で訴えていたことを思い出します。この言葉は今でも私達の胸に強く刻まれぬぐうことは出来ません。

 古代から近、現代に至るまで聖戦という名のもとに、幾千万人もの命が失われました。第2次世界大戦の末期はナチスドイツ軍によるユダヤ人200万人余りの毒ガス虐殺や、日本軍による南京大虐殺、戦勝国ながらアメリカ空軍の日本全土、沖縄への全面絨毯爆撃、更に勝敗がほとんど決まっていたにもかかわらず広島、長崎に原子爆弾投下・・・いずれも戦場で戦う軍人よりも数10倍の、武器を持たない一般住民が戦争の犠牲になっています。

 アメリカ合衆国は、アジア太平洋戦争が終結後も、ベトナム戦争で猛毒の枯れ葉剤を使用し、野山の自然を枯らせ、多くの住民を殺傷し、その被害は今も続き、薬害による奇形児が生まれています。

 イラク、アフガンでは、国連の決議を無視し、先制攻撃で他国に侵攻し、劣化ウラン弾やクラスター爆弾で多くの人々が犠牲になっています。

 キリスト教国と言われるアメリカ、その聖書には戒めの言葉として「汝、殺すなかれ」と書かれています。また「汝の敵を、愛しなさい」と記されています。

 愛することが出来ないまでも、無謀な戦争は仕掛けないでください。核兵器は抑止力だ、なんて時代遅れなことは言わないでください。3度目の核兵器を使うつもりですか・・・

日本国民は憲法9条を守り、非核3原則は厳守します。従って、戦争につながる武器は持ちません。もちろん、アメリカとの軍事同盟(安保条約)はただちに破棄を通告します。

 

   2011年11月   大阪市旭区新森1丁目7番   山田 保

 

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