わたしの

安保廃棄

通告

 

 


 

テキスト ボックス: No.11 

 

 


アメリカ大統領

バラク・オバマ殿

 

わたしは、日米安保条約第10条にもとづき、日米安保条約の廃棄を通告します。

 

日米安保条約10条

いずれの締約国も、他方の締約国に対しこの条約を終了させる意志を通告することができ、その場合には、この条約は、そのような通告が行われた後1年で終了する。


 

 古代、近・現代に至るまで、幾多の戦争で多<の尊い命が絶たれてきたにもかかわらず、今だこの地球上から戦争がな<ならないことは、本当に私達人類にとって恥ずべきことです。

 その最悪の戦争の惨禍をもたらした太平洋戦争。ナチスドイツ、日本軍による非人道的な大量虐殺そして、さらに惨い結果もたらした広島、長崎への原爆投下。

 これほどの多<の尊い命を絶つ戦争を引き起こしておきながら、今だその罪の意識、反省の気持がないのでしょうか。あなた方の国、アメリカはこの後も、世界の覇者となろうとするため、ベトナム戦争を引き起こし、枯葉剤、破砕爆弾等の野蛮な兵器を使い、多くの人々を殺害し、多<の被害をもたらし、多<の人々の幸せを奪いました。

 自国のしかもその中の一部の富を持った人達の私利私欲をまっとうするため、世界を我が者顔に牛耳り、あなた方の国、アメリカはまたしても野蛮兵器、劣化ウラン爆弾やクラスター爆弾を使い、イラク、アフガニスタンヘの戦争を続けていきましたね。本当に、命を単なる兵器の的としか考えられないほど、「人間としての心」が壊れてしまっているのでしょうか。

 そして、その戦争を遂行するため、世界の仲間を道連れにし、多<の協力を求めてきていますね。それが、あなたの国の軍事戦略の一つで、もっとも要と考えられている「日米安保条約」ですね。

 沖縄を筆頭として、日本各地にあなた方の基地があり、そこを拠点として、ベトナム戦争を初め多くの戦争が進められてきたのです。そして、周辺住民にも多<の被害を与え、我が物顔に振舞っていますね。

 アジアヘの侵略戦争の反省はおろか、その犯した罪を覆い隠そうとする靖国派の人達、及び政府首脳人、財界人は、軍事的、経済的利害が結びつくのか、それに、積極的に協力、いや、加担しているといってもいいと思います。アメリカの同盟国ぶりをして、言いなりになり、国民に犠牲をしいても平気な政府です。そんな政府では「安保条約」は廃棄できません。

 まずは、「安保条約」がこんなにも日本や世界の平和を脅かしていることを日本政府が自覚し、主体的、積極的に安保条約の廃棄の通告をする態度をとることです。

 それができなければ、真に日本や世界の平和を考える政権をこの日本に樹立する道を国民が選択し、あなたの国に安保条約廃棄を通告することになります。

 同時にあなたの国も戦争を主導する国から、世界の平和の主導権を握って<れる国に変革することを希望します。

2012年6月  河内長野市 奥埜 秀夫

 

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