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J39a <研磨・切削> 平面出し  (2020.10.5)

 凹凸のある板材の表面をトリマーで平らにする方法です。

 写真で一目瞭然ですが、ベースとなる平板の上にトリマーのレールとなるアルミアングルを高さ調節用スペーサーを挟んで固定します。
 
       

 レール上をトリマーをスライドさせ切削し、次いで加工する板をベース台の上を平行移動させることで順次切削します。


 ポイントはいくつかありますが、

・ 板の両面共歪んでいる場合は、一方を仮基準面(平面)にする必要があります。

 ひとつの方法は、平らな板の上に離型シート(ポリシート)を貼り、加工材の適当な箇所にエポキシ充填剤を団子状にして挟み込み上から押えます。
 エポキシ硬化後、この面を基準面にして対面を加工し、裏返してエポキシ充填剤を付けた仮基準面を加工することで、裏表面とも平らにすることが出来ます。

           

・ スライドレール間隔はトリマーベースよりわずかに大きくして、シリコンスプレーするとトリマーをスムーズに動かせます。

・ ビットはストレートビットでも良いのですが、ディッシュビットが最適です。

・ ビットの進行方向の左側で切削します。

・ 加工材の移動量は使用ビット直径の半分以下にします。

・ 細かな凹凸は残るので、カンナあるいはサンドペーパーで仕上げます。



 自動カンナがあれば一発なのですが、両面平らでなければ基準面をどうするか工夫が必要です。


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