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N43 台所扉  (2019. 3. 24)

 最近、台所の小物をちょこちょこ手がけましたが、最後の締めとしてだいぶ傷んできた扉の交換です。 

 ホントは扉の交換が最初のプランで、「それなら、ついでに鍋蓋ホルダーと包丁差しも作ろう!」となり、簡単なものから片付けたのが真相。


 交換と言っても適当な板を所定の寸法に切断して蝶番取付け加工するだけですので技術的には面白味も何もありません。
 
 表面に何らかの飾り加工をすることも考えたのですが、そんな加工をした市販品はほとんど見当たりません。
 コスト、あるいは掃除のしやすさを第一義に考えているのかもしれません。

     

 材料は18mm厚のパイン集成材です。
近所のホームセンターでは入手可能な最大幅は450mmで、1枚だけは幅が足りずダボ繋ぎにしました。
 扱ってみたら集成材は想定外に横方向に反り易く、急遽裏側に端材で1、2ヶ所補強の桟を入れました。


 蝶番にはスライド蝶番が使われており、扉の裏に直径34、深さ12mmの穴を開ける必要があります。 全てをトリマーで加工するには負荷が大きいので、フォスナービットで前加工してから、予め作っておいたテンプレートを使ってトリマーで開けました。

    


 扉のつまみはほとんど傷んではいないのですが、この際新調です。
 20mm角ケヤキの角棒と雑木の枝を材料に、2種類試作しました。 
うちの御台所(みだいどころ)にお伺いを立てたところ、前者をお選びになりました。 作者は枝が好みだったのですが、恐れ多くも御台所様のお言葉に逆らえるはずもございません。

 加工手順は、面取り→定寸カット→凹み加工、凹み加工は端材と合わせてクランプしフォスナービットで穴開けしました。

     


 塗装はオイルフィニッシュです。台所が前よりずいぶん明るくなりました。

 うちの御台所様の表情も一層明るくなったようでございます。 (^^;;



●概略予算

  パイン集成材 22,900円  18×450×1,800mm ×5枚
 その他、在庫品からビス、ワトコオイル、8mmダボ、20mm角ケヤキ角棒使用。



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