S1 コンセント、鉢掛け、取り外し自在散水リール付き水道栓 (2002. 2. 9) | |||||||||||||||||
水道栓を改良しました。 改良前は、いわゆる、「これが建て売り住宅標準ですっ」、といった感じの、味も素っ気もないもので、ネズミ色の水栓がぬっと立ち、その下に四角いシンクが置いてあるだけでした。 最初に、シンクを取り除き、地中の配水管も接続部から上は全部取り除き、基礎として採石、そして砂を敷きます。水道栓は蛇口を取り外しておきました。 全体の取り付け壁部分は、防腐処理木材を使いました。本当は枕木にしたかったのですが、厚みがありすぎて、店の人に、 「あのー、これって、ここでスライスできるんですか?」 と、おそるおそる聞いたら 「スライスは、できませんっ。」と、きっぱり。 スミマセーン。製材屋と間違えてしまいました。 ...m(_ _)m 水道栓と一緒に屋外コンセントと、いつも居場所が無くふらふらしている散水リールを固定することにしました。 これらのバランスを考慮し、ベースの幅は4枚を横並びで、厚みは1枚ではいかにも貧弱なので、2枚重ねとしました。 それぞれ裏側から木ネギで止めますが、裏の見えない部分は、1枚だけにして、そこに板を横に渡して4枚を連結しました。 屋外コンセント、水道管用の穴を開けて、更に、ぐらぐら動かない様に、家の壁に固定するため角材をスペーサーとして2カ所ほど裏に取り付けます。(右の写真が、スペーサーを壁に固定した様子と、裏に隠れた古い水道栓、屋外コンセント) 塗装をし、電気ケーブルを接続、さらに先ほど取り外しておいた水道栓をフレキ管と直管で旧水道管と接続します。 水道栓は黄銅製のしゃれたものもDIY店で見かけますが、二口水道栓は無くて古いのをそのまま使いました。但し、クロームニッケルメッキはいかにも雰囲気が合わないので、黄銅メッキスプレーを施しました。同様に、無粋なプラスチック防水コンセントには木製カバーをつけ、小物を掛けるフックも丸棒で作りました。 最後に、これらを土中に入れて家の壁に固定して、取り敢えずここでお茶。 (一服と書けば感じが出ますが、だいぶ前に禁煙したので、お茶!) 散水リールは、愛犬のシャンプーの時に屋内の温水栓に接続する必要があるので、壁から容易に取り外せるようにしています。 そのために散水リールのプラスチック架台を取り外して木製のものに作り替えました。水道栓との接続もワンタッチホースジョイントにしておきましょう。 植木鉢掛けは、適当なサイズのラティスに枠をつけて、家の壁からスペーサーで隙間をつけて固定します。 シンク部は、採石/砂の上にクラッシックレンガをしいていきました。但し、底はレンガを1/3〜1/4位に砕いたものを、バランス良く並べて間をセメントでふさぎました。 最後に、レンガと木材の間をシリコーン充填剤で塞いで完成です。 ●制作メモ 基礎は砕石と砂でしっかりと、手抜きはしないこと。水道管はシールテープを使って接続します。屋外電気接続は防水に注意しましょう。ケーブル穴は裏に向かって傾斜を付けて雨水の浸入を防ぎます。木材は全て防腐処理品、木材の接続は全て木ねじ(コーススレッド)使用しました。 ・サイズ 水道栓ベース=66T×730W×650〜810H(mm) シンク部=860W×400D(mm) 植木鉢掛け部=800H×1,640W(mm) ・材料 水道栓ベース=38T×184W(mm)の木材 鉢掛け枠=28T×45W(mm)角材 ●概略予算 12,000円
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(2006.5.14 追記) 散水リールは架台だけ木製の物を作っていたのですが、だいぶ年数もたってプラスチック製円盤部分が劣化してボロボロになってきました。 そこでホースを巻き取る部分も木製に取り替えることにしました。 円盤部を5T(mm)耐水ベニヤ板で作成、ホースの巻取り部は19T×38W(mm)角材を6本使います。 一度ばらばらにした組立て前の材料は写真にあるとおりですが円筒部の6本の角材の内1本は配管のジョイント部があるので空けておきます。(h型の部分) 水周りなので使用木ねぎは全てSUS製で組み上げました。 ベースに取り付けて、改良前と比べて、かなりしっくりしました。 次は、ホースの木製化だーーー(オイオイ) |
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