S2 庭園灯付き小鳥の餌台 (2002. 2. 9) | ||||||||
現在の住居は海岸線から約1,500mに位置していますが、ここに引っ越してくる前には、同じ市内ですがもう少し内陸側で、豊かな自然に囲まれた場所に住んでいました。 そこに住んでいたときの話ですが、庭にブドウ棚をつくり、その柱に巣箱を掛けてみたのです。気がつくとシジュウカラが住みついていました。 当時、子供の成長記録を撮ろうとビデオを買ったばかりで、記念すべき第一巻テープには、親鳥が餌を運ぶ様子、そして雛が巣立っていく様子が記録されています。 ところどころ、当時4歳の娘の声が被っていて、息を詰めて撮影していた緊迫感が甦ってきます。 「おとうさん、ごはんだよ...。おとーさん.........、おとーさんっ、ご、は、ん」 「あっ、ああー、行っちゃたー。」 前置きが長くなってしまいました。あの感動をもう一度と言うことで、手始めに餌台を作りました。 (尚、写真は全て最終版です。最初の作品はP4鵯でご覧下さい。) 最初の作品 餌台の柱は、時々庭を通り過ぎる猫が柱を駆け上がって悪戯できないように、ステンレスパイプを使いました。ただ、そのままではパイプの表面が眩しくて小鳥は近寄れません。 小鳥用にサングラスは用意できそうもないので、茶色に塗装します。これで風景にもしっくりととけ込みました。 このステンレスパイプの上端に輪切りの杉材を、サルノコシカケよろしく、互い違いに載せました。一方の板には餌を載せるため、表面を削り窪みをつくりました。輪切り板は放射状に割れが入りやすいので、下側を補強して、さらに、止まり木も付けて、これで完成です。 さて、後は水の入った皿を置き、餌を撒いて鳥の訪れを待つばかりです。 立ち寄った小鳥たちは、ペットコーナーで紹介しています。 改良その1 軽い屋根材を、見つけました。アスファルトシートの表面に石材がまぶしてあり、自由にはさみでカットでき、軽量でとても扱い易く、何にでも屋根を付けたくなってしまいます。 早速、この材料を使用して東屋風の屋根を取り付けました。餌台はステンレスパイプを素通しとし、固定はパイプに針金を巻き付け、そこで止まるようにしました。 改良その2 以前から、太陽電池を使ったウッディな庭園灯がほしいと考えていました。で、DIY店、模型店、或いはインターネットショッピングで太陽電池キットを探してみたのですが、有っても1万円以上で、手頃なものを見つけることができず、あきらめていました。 ところがです。ある時、まさしく太陽電池庭園灯が、どっとDIY店の店先に出てきたのです。しかも安い(ここ重要)。 湧き出てくる喜びをおくびにも出さずに、しばし見とれてしまいました。気がついたら、3個のまとめ買い。久し振りに、なんだか豊かな気分です。 そのまま使う気は全くありませんので、まず一個を太陽電池、充電池、電球にバラバラにしてから、小鳥餌台の屋根に再構成。うーん、思ったより明るいし、明け方まで点いてて、点灯時間も長いぞー。 ●制作メモ 柱に形の良い枝を使いたいところですが、猫が登るので注意。 支柱のパイプが細いので、地中ではくさびを入れてしっかり固定しましょう。 ソーラーライトには「分解禁止」の注意書きがあります。分解は個人の責任で行ってください。 ・材料 支柱=19φ×1,820L(mm)のステンレスパイプ 餌台=30T×180〜200φ(mm)の杉 屋根=5 ●概略予算 3,500円
|
||||||||
(2009年8月1日追記) えさ台本体の輪切り丸太がボロボロになりました。 新しい台と交換しなければなりませんが、今回は趣を変えて流木をそのまま横にして水とえさ入れ容器の置き場所だけ若干カットしました。 庭に転がっていた手近な材料で簡単に済ませようとしたら、必然的にこうなったと言うべきでしょうか。 相変わらず雀の休み処となっています。 |
||||||||
←前へ 目次 次へ→ |