桜の花で有名なワシントン大学の構内。みんな芝生の上で寝転がってくつろいでいる。もうピークは過ぎてしまったようだ。１週間早く来るべきだった。ここで学生生活を送ってみたい気もする。でも入るの難しいのだろうなぁ。構内を結構日本の学生が歩いている。近くの街はユニバーシティディストリクトと呼ばれ栄えている。

２度目の週末。今日は、今までに行ったことのないスキー場に行くことにした。ミッションリッジというところだ。場所が良くわからないが、スティーブンスパスに行く２号線をそのまま東に進めば良いらしい。スティーブンスパスは、３年前にシーズンパスを持っていたこともあり、道が良くわかっている。スキー場の辺りが、急勾配で突然雪国になるところである。そこをさらに超えると雪がなくなり、ドイツ村のレーベンワース。ここはすっかり春。さらに行くとウェナチー。木の生えてない山ばかりである。こんなところにスキー場あるの?そこから南の山の上のほうに上っていくとスキー場があった。まあまあのスキー場ではないか。リフトからの眺めが良い。途中道に迷って引き返したり、聞いたりしたので４時間近くかかった。リフトで一緒に乗った人に何処に泊まるの?と聞かれ日帰りといったら驚いていた。一泊はしたほうが良いかも。日帰りでは２度と行かないだろう。運行終了後、仮装そりのジャンプ大会をやっていて楽しかった。

今日からアパート暮らし。入国した次の日にアパートの契約をした。契約時に、敷金みたいなものを＄３００程払った。場所は、３年前と同じところにしたので勝手が良くわかっている。スタッフは変わったが大家さんは同じおばちゃんだった。我ながら保守的な選択である。１LDKで家賃月＄６００。十分すぎる広さである。部屋にはエアコンがない。これは涼しいこの地では常識らしい。そして暖炉がある。これもごく普通のことらしい。全自動洗濯機、乾燥機もある。アパートの前には、一周３．３キロの湖があって週末のランニングコースとなっています。というか３年前もそれが理由だった気がする。部屋は、１階で荷物の持ち運びが楽である。以前は３階で大変だった。夜遅くに音を立てると下の階から天井をつつかれるのである。今回はその心配もなく気が楽である。

初の週末。持ってきたスキーを持ってマウントレーニアの麓のクリスタルマウンテンというスキー場に行った。スキーを持って来ている時点でなめた社会人である。それはさておき、ここは、３年前にも１度来たことがある。なかなか立派なスキー場である。６人乗り高速リフトは圧巻。サロモンのスキー試乗会をやっていた。アメリカでも試乗会ってあるんだ。何本か試してみた。あまりパッとしないのは、アメリカ人向けの板だからか?

勤務地は、某航空機メーカーのエバレット工場。見学ツアーでも有名である。ここまで書くと某をつける必要はないらしい。初日は、８時３０分出勤であったが、普段は７時３０分出社。私の職場は、７時に会議があるので７時前に出社だそうだ。アメリカ人の朝は早い。そしてみんな早く帰る。夕飯は家族団らんだそうだ。日本のサラリーマンも見習って欲しい。

アパートに入ってからの家具が必要なので日通とクロネコヤマトの船便の倉庫に行った。ここには帰国する人が処分できなくて販売代行をしてもらっている日用品が置いてある。日通でコーヒーテーブルを＄１５で購入。クロネコでソファベッド＄４５、照明＄１５×２、本棚＄４０を購入。クロネコは荷物が多いので運んでもらうことにした。輸送料の方が高かった。しかし、中古の割りに設定金額が高いものが多い。自分で売りさばくことができなかったのにこの値段とはガメツイ人たちだ。売りさばけなかった自分が悪いと思って値段を下げるべきだ。捨てるも同然で置いて行ったのに。この地で何を学んでいったのだって思ってしまう。勝手な意見だが。

NW008便にてシアトルに到着。懐かしいSea-Tacエアポート。人生で３度目のシアトル。１度目は、大学２年生の時の旅行で３日間。２度目は、３年前の９ヶ月間の駐在。ということで今回は、２度目の駐在。どれだけいるかは不明。３ヶ月から１年半ぐらいというかなり漠然とした期間。プロジェクト次第である。こんな不安定な中、私のアメリカンライフは始まる。ちなみに入国の際、左右人差し指の指紋をとられた。悪いことはできないらしい。する気もないが。空港で待つこと約２時間。レンタカー屋が迎えに来た。ベルビューまで行って車を借りると会社の迎えを待つ。会社の人は、もうご存知ですねと出社時の必要書類をくれて、はいさようなら。３年前、ソーシャルセキュリティナンバーも銀行口座、クレジットカードも作ったので特にやることはないらしい。もってきたチェックを銀行に預金してホテルに行ってひと休み。アパート探し、歓迎の宴会で初日は終わっていった。