中学生から始めていた陸上競技。市大会、市民大会では、優勝したことが何度かあったけれど、岐阜県の陸上協会主催の大会では、入賞まではあるものの一度も優勝をしたことはありませんでした。いつも詰めが甘いのか、執念が足りないのか、最高でも2位でした。確かに優勝したいと思ったことは、あまりなかったなぁ。
今日もそうでした。優勝なんて全く頭になかったです。昨年シアトルから帰ってきてから、やっと体重が駐在前と同じまでに戻すことができたのが今月に入ってから(約5キロ減)。土曜出勤が5月まで続き、練習を始めたのは、6月からでした。今でも走り込み不足で、入賞すらありえないと思っていました。この1週間は、名古屋で夜勤だったので、昨日の昼に岐阜に帰って来て、昼夜逆転の時差ボケで体調は最悪でした。
でも昨晩は普通に寝て、今朝は体調も良かったのです。よし、何とか8番以内を目指すぞ!と、妙な自信を持ってみました。そして1時間半かけて中津川陸上競技場に着いてプログラムを見ると、出場選手約90人の中には、上位入賞の常連さん達の名前は見あたりません。中津川という場所が原因でしょうか。自分の中で3位入賞に目標が変わりました。(なんてプラス思考なんだろう)
競技開始。スタートしたらいつものごとくみんなダッシュで出て行きます。何とか頑張ってくらい着いていきました。ポジション争いが激しいです。さすがトラックの格闘技といわれる種目です。へタレて後ろに下がり、外から回り込みました。300m通過で先頭集団に加わります。そのまま700mまで行くと集団が間引かれて行きます。そこから2、3人が前に出て行きます。同様に続いて3、4番手あたりを走ります。そして900mでは、2番手になっていました。でも先頭は、ついていけないスピードで飛ばしたので、ここまでかと諦めかけました。あとは、この順位を維持するだけです。と思っていたら、1000m過ぎから先頭のペースが落ちてきました。作戦か?と思いましたが、追いつき、追い越し、残り1周(400m)を先頭で通過しました。残り一周の鐘の音と実況アナウンスの「○○重工のXX君を先頭に残り一周です。」が耳に入ります。必死で400mを逃げました。残り150m辺りでバテました。2位の選手の足音も聞こえました。でも残り100mをスパートを掛けて逃げ切りました。記録は、4分16秒84。優勝するには恥ずかしいタイムです。でも今の僕には精一杯の出来だったと思います。ゴールするまで優勝するとは全く思ってなかったです。内容はどうであれ優勝できたのはうれしかったです。そしてラッキーでした。この調子でいつか実力で常連さん達に勝って優勝できたら良いなぁ。
競技後腹痛で苦しみました。もう夜勤は懲り懲りです。
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