|
GREG OSBY/PUBLIC
GREG OSBY-as NICHOLAS PAYTON-tp* MEGUMI
YONEZAWA-p ROBERT HURST-b RODNY GREEN-ds JOAN OSBORNE-vo(7) Feb 12
2004
BLUE NOTE
1.RISING SIGN 2.SUMMERTIME 3.VISITION 4.BERNIE'S TUNE 5.EQUALATOGRAM 6.SHAW
NUFF 7.LOVER MAN
|
|
GREG OSBY/ART FORUM
BLUE NOTE
|
|
|
|
|
|
さて、新年である。新年の前の日が去年で、一日しか経ってない。だから、何も変わっちゃいないけど、敢えて元旦と心に区切りをつけることが肝心なんだと、いつの天声人語にか書いてあった。
書き初め、仕事始め等々、最初が肝心だからここで滑っちゃならない・・・のだが、毎年の始めに何を書いたか見ると、滑ってばかりだ。まあ、後悔したり反省出来るんだからまだ救いようがあるのかも知れない。
「滑る」は受験生には禁句だが、ウチにはお陰様で受験生はもういないから良いが、今年一山越えなきゃならない諸君、後もう少しで結果が出るから・・・ガッカリしないように・・・。今年が駄目なら来年があるさ、
また越ゆべしと思いきや命なりけり・・・。
---------------------------
去年の頭に何を出したか憶えているだろうか?そんなこと知っちゃいない・・・だろうな。チャーリー・ラウズのYEAH
!だった。YEAH !だったから今年はOH !ぐらいが良いじゃないかと思ったが、そんなのない!・・・かと思ったが、それは前に書いた(SCOLOFOのOH !)から、グレッグ・オスビーのPUBLICにしよう。(全然繋がらない・・)
|
96年にBLUE NOTEから出したART FORUMを聴いたのが、オスビーのものでは最初だった。このアルバムのこともPUBLICのライナー・ノーツに触れてあるが、比較的オーソドックスなものに回帰した作品として取り上げられていて、その前となるとファンクやヒップホップにも目を向けていたらしい。そうか、知らなくて良かった・・・。
そのくらい鮮烈ではあるけれど、アコースティックな深い味わいのあるアルバムだ。
その後BLUE NOTEにコンスタントに残してはいるけれど、国内盤としてリリースされるのは、98年のZERO以来だとのことで、少し遡って聴いてみたい気もする。
重量感のあるリズムセクションをバックに奔放に吹くオスビーのフレーズ。初っぱなからガバッと肝を掴まれたようなインパクトは、好きになれば癖になる。最近漸く目覚めたO.コールマンやE.ドルフィーのセンスに相通じる。希有な才人といえよう。
フリー・インプロバイズを基調にしたSUMMERTIME。N.ペイトンも加わって錯綜する音の坩堝。捩れるように吹くオスビーのソロがもの凄い。
総じて彼の即興の卓越性を堪能でき、中毒性もあるオリジナルなサウンドとスタンダード的な曲の中にも才気が感じられ、好印象だ。
新生ブルーノートになってからの作品にはどちらかと言えば冷淡だったが、オスビーを手始めに注目してみたい気もする。
|
|
|
|
|
|