SENTIMENTS/ SAHIB SHIHAB

SAHI SHIHAB-ss.bs,alfl KENNEY DREW-p,org,Perc bell NIELES HENNING ØRSTED PEDERSEN-b JIMMY HOPPS-ds
THE DANISH RADIO JAZZ GROUP
SHAHIB SHIHAB-cond ,bs, fl,cowbell PELLE MIKKELBORG,ALLAN BOTSCHINSKY-tp POUL KJÆIDGÅRD-tb,tuba SYEND NIELSEN-btb,tb POUL HINBERG-cl,as BENT JÆDIG-ts,fl NIELS HUSUM-ts IB RENARD-bs FRITZ VON BÜLOW-g LOUIS HJUMAND-vib BENT AXEN-p NIELES HENNING ØRSTED PEDERSEN-b ALEX RIEL-ds
March 1971,Aug 21,1965
STRYVILLE

1.MA'NEE
2.THE CALL
3.RUE DE LA HARPE
4.SENTIMENTS
5.FROM ME TO YOU
6.EXTASE
7.COMPANIONSHIP
8.DI-DA
9.NOT YET
10.TENTH LAMENT
11.HARNEY'S TUNE
12.NO TIME FOR CRIES
13.THE CROSSEYED CAT

SAHIB SHIHAB and THE DANISH RADIO JAZZ GROUP

三日過ぎて漸く汗がでるようになって体温も下がってきた。
　でも、またあがるやも知れないからまた病院を受診して血液検査や尿検査をしたが結果は同じ。薬も注射もない。自然治癒こそがベストというところだろう。
　
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　これはとって置きだ。
　シハブのリーダー盤というだけで、秘蔵的なのだ。
　このジャケットをみて「あれっ」と思った人は悔しいがSHAHIB JAZZ PARTYを持っている人かも知れない。この顔写真の周りにトランプの絵柄のついた奴だ。
　ネットオークションでは凄い高値で売り買いされている。半ば諦めつつ再三試みたがいつも駄目であった。で、このCDの再販をHMVでみた時、有無を言わず申し込んだ。もしやして、JAZZ PARTYの断片でも刻み込まれていないだろうかと期待を膨らませたが、これまた残念。
　
　澤野盤にあるDANISH RADIO JAZZ GROUPのものが６曲入っている他は、シハブとケニー・ドリュー、ニールス・ヘニングとアレックス・リールではなくてジミー・ホップスとなっている。
　コンポーザー、アレンジャー、そしてマルチ奏者である彼の個性が説得力を持って伝わる。

　通して聴いてみて、やはりDANISH RADIO JAZZ GROUPのものが断然良いと思った。
　ユニークなアレンジ、中編成のJAZZ GROUPの纏まり、そして剛胆なシハブのバリトンやフルートの音。
　知性と黒々したスピリットが旨い按配に融合した優れた演奏だと思う。
　澤野氏がこの元盤からここの部分を抽出して出したのは頷ける。
　しかし、こうなるとおまけ的という捉えとなってしまうが、前半７曲も見逃せない気もする。

　特に冒頭NMA'NEEなどはサヒブらしさが現れている。ソプラノで奏でるシハブのユニークな曲調、ドリュー以下のサイドマンのそれぞれ見せ場を持ったソロはなかなかである。特にジミー・ホップスのドラムがバシバシ決まって気持ちよい。
　今は亡きペデルセンの記録しても見逃せない。
　次のTHE CALL然りで、後半のJAZZ GROUPの演奏の中にあっても不思議でない。
　それを敢えてカルテットで残したのだろうとふと思うが、フリーな部分も含むところを聴けば、やはりこの編成でしか出来なかったのだろう。
　
　スピリチュアルな曲、８ビートでエレクトリックにやるかと思えば、詩情溢れるバラードを、更にはボサノヴァをペデルセンとシハブのフルートをメインとした演奏でという趣向は呻った。・・・と、聞きかえせば前後半は持ち味を違えて充分納得のいくものだ。