BLUE NOTE RECORDS




 

BLUE NOTEの光と影
夏の終わり
4195MAIDEN VOYAGE/HERBIE HANCOK
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 BLUE NOTE城の城主は誰?

 「このお城は誰が建てたの?」
 「大工さん」
 という笑い話があるが、このことはBLUE NOTEレーベルについても同じ事が言えるだろう。
 つまり、BLUE NOTEのお城に刻み込まれた歴史は、数多のミュージシャンである「大工」によって個々のアルバムが作られてきた。
 が、その総体である歴史のひとつひとつを一貫して設計してきたのは、アルフレッド・ライオン、ルディ・ヴァン・ゲルダー、リード・マイルスの三人であって、BLUE NOTEの歴史は彼らによって創られたと言って過言ではない。
 作品として世に出るのは、アルフレッド・ライオンの裁量にかかっており、彼が採用しなければ、全ての録音は破棄されるか、お蔵入りとなってしまう。
 彼こそはBLUE NOTEそのものなのであった。
 
 では、BLUE NOTE城の城主は誰であろうか。
 それは、BLUE NOTEを愛し、親しむ僕らなのだと思いたい。

 この堅牢な城を吾がものにするのは、そう困難だとは思えない。
 しかし、一度入り込むやその全貌の脈絡を掴むことは、やや困難にも思え、「迷宮」とさえ感じるやも知れない。
 しかし、意外や構図や繋がりは明瞭でわかりやすいのである。
 BLUE NOTEには偶然の産物というのは、あるようでない。
 殆どが意図され周到に計画されたアイデアに基づいている。
 その周到さが、寧ろ謎めいて思える場合もあるだろう。
 個々バラバラと思われるアルバムが、実は先を見通された一アルバムであることが多いのである。
 アルフレッド・ライオンにとって、一大工である各ミュージシャンのソロの出来よりも演奏の総体の方が大事であった。
 いったい、聴く我々はどこに注目して聴けばよいのだろうと、思うかも知れない。
 聴く為の法則はない。
 これが結論である。

 城は既にできあがっている。城の城門を叩き、なかにわけいって城主の椅子に座れば良い。

 全てを吾がものにしようとするか、ほんの一フレーズに感動するかは、聴く側の自由である。
 
 なにせ、僕らはBLUE NOTEの城主なんだから。

 
 

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