リエントリー
洞房結節などで生じた興奮によって、再び興奮を生じてしまう現象。
これが連続すれば頻脈となる。
1つの例をあげてリエントリーを説明する。
例えば、刺激伝導路Aという経路が存在する。それ以外に伝導路Bができてしまったとする。
Bの方がAよりも伝導速度が速いとすると、Bを伝導した刺激はAを逆走してしまい、刺激がくるくると繰り返されてしまう。
伝導路を1周して再び元の部位に戻ってきた時には、不応期を脱しているために、再び興奮を生じる。
例えば、不応期を延長(Ta群・V群)によって防ぐ事が可能。
ニューロンの伝導は、1方向のみ。逆にはいかない。
心筋の場合は、ニューロンと異なり、両方向へ伝導が行われる。その為、リエントリーが生じうる。
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