心筋梗塞
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梗塞とは、病理学的に言うと｢細胞死」。つまり「壊死」。
壊死は次の３つに分ける事ができ、心筋梗塞は�A凝固壊死にあたる。



�@液化壊死 (脳軟化)	神経線維は脂質が多い。 自分で勝手に柔らかくなって ドロドロになってしまう。
�A凝固壊死 (蛋白の変性)	硬くなってしまう。
�B乾酪壊死 (結核、梅毒など)	チーズ様に乾酪化する。



病態

冠状動脈の動脈硬化を基盤に、そこに血栓が詰まり、冠動脈が完全に閉鎖される。
それにより、閉塞先の心筋への血液供給が途絶え、閉塞先の心筋は壊死を起こす。
最初に起こる特徴的な症状は、強い前胸部痛である。
心筋梗塞が起こると、心筋が壊死するなど、心臓の形が正常のものと比べて変化している。
心臓の形が変化してると不整脈がでる。つまり、心筋梗塞後には、ほとんど不整脈が起こってしまう。
心筋梗塞後の心臓は、へばっているため、抑制の少なく、やさしいリドカインを使用する。

合併症
不整脈（８０〜９０％）
急性心不全（２０〜５０％）

予防

心筋梗塞の予防で大切なのは、生活習慣の改善である。
心筋梗塞リスクファクター
高血圧：５点
糖尿病：３点

治療

急性期



�@モルヒネ塩酸塩	胸痛、不安の除去 悪心・嘔吐による気道分泌除去のためアトロピンを併用。
�A抗不整脈薬 (リドカイン)	心筋梗塞後の不整脈は、心臓がへばっているため 心抑制の弱いリドカインを使用。
�B血栓溶解薬 (t-PA・ウロキナーゼ)	血栓を溶かし、詰まりを解消。
�C抗凝固薬 (ヘパリン)	血流が回復した後、新しい血栓ができないように。



慢性期



�@抗血小板薬 (アスピリン)	心筋梗塞再発防止。COX-2阻害による。
�A抗凝血薬 (ヘパリン・ワルファリン)	ワルファリンはビタミンKに拮抗し抗凝血作用。 ヘパリンは、ＡＴ�Vに結合し、ＡＴ�Vを活性化する事で抗凝血作用。

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