湯けむりビンビン物語(後編×3)

ちょっとあらすじ。

同じ大学に通う仲良し4人「一樹(男)」「麻奈(女)」「和夫(男)」「伊代(女)」は、 念願の旅館に宿泊する事が出来た。
部屋で麻奈と二人になった一樹は、本屋で立ち読みした「入れ替わる方法」で お互いの体を入れ替えてみないかと提案する。
乗り気でない麻奈だったが、一樹の願いを受け入れ、入れ替わる事に同意した。
そして、入れ替わった二人は、温泉でそれぞれお互いの体を楽しんだ後、 4人そろって夕食を取る事になる。しかし、そこで酔っ払った麻奈(一樹)は トイレに経つ。麻奈の体に一樹が入っている事を知らない伊代は、麻奈のことが 心配になり、化粧室に向かったのだが、そこで麻奈がいやらしい行為をはじめようと している事を目撃した。
そこで麻奈の体に入っている一樹は、本当の事を伊代に伝える。
伊代は信じていなかったが、麻奈の行動を見て一樹なんだと確信する。
そして、今度は伊代に入れ替わらないかと提案し、二人はまた入れ替わってしまったのである・・・



一樹の体には、麻奈が入っている。
麻奈の体には、伊代が入っている。
伊代の体には、一樹が入っている。



 

和夫達がいる部屋に向かいながら、二人の女性は話をしている。

麻奈:「どう?わたしの話し方。麻奈にそっくりでしょ。」

伊代:「うん。全く分からないよ。ほんとに麻奈だと思っちゃう。」

麻奈:「一樹・・じゃなくて、伊代もそっくりよ。」

伊代:「ほんとに!ありがと。きっと二人をだませるね。」

麻奈:「うん。この調子でねっ。」
 
 

そして、部屋の前まで歩いてきた二人はドアを開けた。
 
 

伊代:「おまたせ。」

和夫:「おいおい、一体どこに行ってたんだよ。トイレがこんなに長いのか?」

伊代:「あのね、麻奈が気分が悪いって言うから少し外の風に当たってきたの。」

麻奈:「ごめんね。調子にのって飲みすぎちゃったみたい。もう大丈夫だから。」

和夫:「そうか、それならいいや。心配してたんだよな、一樹。」

一樹:「ああ、心配してたんだ。」

麻奈:「そう、心配してくれてたんだ!」

一樹:「あたりまえじゃないか。そんな体でうろちょろされたらたまんないぜ。」

伊代:「そんな体でって?」

一樹:「あっ、いや。なんでもない。俺たち二人だけの話だから。気にしないでくれ。」

伊代と麻奈は、お互いの目を見てニヤッと笑っていた。

和夫:「二人が戻ってこないから、もうほとんど食っちまったよ。」

伊代:「いいよ、べつに。もうわたし達もお腹いっぱいだから。ねえ、これ、もう下げてもらおうよ。」

麻奈:「そうよね。もうお腹いっぱいだからいらないわ。一樹、仲居さんに電話して料理下げてもらってよ。」

一樹:「えっ、俺が電話するのか?」

麻奈:「そうよ。男らしくねっ!」

その言葉に、伊代は思わず吹き出してしまった。

一樹:「な、なんで伊代が笑うんだよ。」

伊代:「なんとなくね。会話が面白かったから。」

一樹:「・・・どこが面白いんだよ・・・まったく・・・」

伊代と麻奈の体が入れ替わった事を知らない一樹(麻奈)は、一瞬バレているのかと思ったが一樹が自分から伊代に話すはずが無いと思い、いやいやながら仲居さんに内線で電話した。

一樹:「あ、あの〜。食事が終わったんで下げてもらえますか。」

なよなよした口調で仲居さんと話をしている。

一樹:「はい、それじゃあお願いします・・・」

一応電話が出来たみたいだ。

麻奈:「もっと男らしくビシッと話しなさいっ、ビシッと!」

伊代:「そうよ。今日の一樹、なんかいつもより頼りないよ。」

和夫:「俺もそう思うよ。一樹、悩み事でもあるのか?」

一樹:「い、いや。なんでもないんだ。ほんとになんでもないよ。だからほっといてくれ。」

和夫:「そうか。男同士でしか話せないんなら向こうの部屋に行くか?」

一樹:「だから大丈夫だって。心配するなよ。ちょっと疲れてるだけなんだから。」

和夫:「ふーん。それならいいんだけどさ。」
 
 

コンコンッ!
 
 

とドアを叩く音がして、仲居さんがお盆を持って入ってくる。

仲居さん:「失礼します。お食事を下げさせていただきます。」

麻奈:「お願いします。」
 
 

数分の時間が経ち、全ての料理を下げ終えた仲居さんは、布団を2つ敷いてから帰っていった。
 
 

伊代:「ねえみんな。これからどうする?」

麻奈:「一樹、疲れているんだったら今日はもう寝る?」

和夫:「そうだな。温泉も浸かったしおいしい料理も食べたからな。後は寝るだけだなっ!へへっ」

伊代:「なによ、そのいやらしい笑い方は。」

和夫:「何でもないよ。疲れたからもう寝ようって言ってるだけだよ。」

一樹:「悪いけど、俺もう休んでいいかな。眠たくなってきたんだ。」

麻奈:「じゃあお互いの部屋に分かれて寝ましょうか。」

伊代:「そうね。それじゃあ、わたし達は向こうの部屋で寝るから。行こっ、和夫。」

和夫:「ああ、それじゃあお二人さん。お幸せに〜っ。」

一樹:「ば、ばかっ。何言ってんだよ。」

和夫:「ははは、冗談さ、冗談。」

そう言って二人は隣の部屋に出て行った。
ドアを出るときに、麻奈と伊代はお互い見合い、コクンとうなずいていた・・・
 
 
 

一樹たちの部屋・・・
 
 

一樹:「あ〜、一樹の真似するの、ほんと疲れちゃった。」

麻奈:「(一樹のまねをしないといけないのね・・・)」
麻奈:「そんなに疲れたのか?」

一樹:「あたりまえじゃない。他人の真似をするのってほんと疲れるわ。一樹はぜんぜん疲れてないみたいだけど。」

麻奈:「そりゃ楽しいからな。明日までこの調子で頑張ってくれ。」

一樹:「ねえ一樹。もう元に戻ろうよ。」

麻奈:「何言ってんだ。今から楽しくなるのに。」

一樹:「楽しくなるって・・・やっぱりこのままやっちゃうの?」

麻奈:「あたりまえだろ。いつも俺がするようにやってくれよ。」

一樹:「な、なんかはずかしいな。自分の体を抱くなんて。」

麻奈:「お、俺だって同じさ。でもこんなことできるなんてすごい事なんだからな。」

一樹:「・・・うん。」

麻奈:「それじゃ、早速始めてくれ。」

一樹:「え、もうするの?」

麻奈:「そうさ。なんなら電気けしてやろうか?」

一樹:「うん。恥ずかしいから消してほしいな。」

麻奈:「じゃあ、消すよ。」
 

麻奈は電気のスイッチはパチッと切った。
窓の月明かりが部屋に差し込む。
 

麻奈:「(ふふっ、大成功だわ。きっとわたしって演技力あるのよ)」
 

麻奈の体に入っている伊代は、密かにそう思いながら、更に演技を続ける。
 

麻奈:「なあ、やっぱりお互いの体に合わせた話し方で楽しもうぜ。」

一樹:「ええ〜っ、まだ演技するの〜っ。」

麻奈:「だって俺の体で、ああ〜んとかいやんとか言ったら気持ち悪いだろ。」

一樹:「それはそうだけど・・・自然に出ちゃうかもしれないよ。」

麻奈:「そのときはそのときだ。分かったな。じゃ、俺から始めるぞ。ねえ、一樹・・・わたしを抱いて。」

一樹:「そ、そんな事わたし言わないじゃない。」

麻奈:「そ、そうだったっけ。まあいいじゃないか。さ、もう一度最初からな。一樹。わたし、一樹のこと愛してるわ。早く抱いて・・・」

目をうるうるさせながら手を差し伸べる麻奈の姿を見て、

一樹:「(わたしってこんなにセクシーだったのかしら)」
と思ってしまう麻奈だった。
 

一樹:「お、おう。任せとけ。」
 

一樹と麻奈は抱き合い、布団に倒れこんだ。
一樹の手は、浴衣の胸元から侵入し、胸をやさしく揉みほぐす。

麻奈:「あんっ!(麻奈の体ってすごくきもちいい・・・)」

一樹(麻奈)は、いつも一樹がするように、上からゆっくりと下に向かって刺激を与えている。

麻奈:「はあ・・・んんっ・・・・一樹・・・すごく気持ちいいよ・・・」

一樹:「そうだろ。もっと気持ちよくしてやるからな。おまえの感じるところは全て知っているんだから。」

そう言うと、麻奈の体をくるっと回し、背中を下から上に向かって、舌を這わせた。

麻奈:「ひゃんっ!」

麻奈の体にゾクゾクッと快感が広がる。

一樹:「こうやってされるのも気持ちいいはずだからな。」

一樹は麻奈のわきの下をぺろぺろと舐め始めた。
くすぐったいよりも、気持ちいい感覚が麻奈の体を襲う。

麻奈:「ふあっ・・・・あっ・・・・いい・・・・こんな・・・気持ちいいなんて・・・」

一通り舐め終わった一樹は、麻奈の胸にある突起に吸い付きながらパンティの中に手を忍ばせ、感じるところを刺激し始めた。
思わず体が仰け反ってしまう麻奈。

麻奈:「うあっ!(なにっ・・・この感覚・・・・わたしの体と全然ちがう・・・きもちいいっ)」

一樹:「どうだ。声もろくに出ないだろ。男と女の感覚は違うからな。」

麻奈:「くぅん・・・はぁ・・はぁ・・はぁ・・・あんっ・・・あっ・・・」

女の体でも、全然感覚は違うものだと伊代は思っていた。

麻奈:「(このまま麻奈の体でいたい・・・)」

一樹:「さあ、今度は俺を楽しませてくれよ。」

麻奈:「はぁ・はぁ・はぁ・・・・うん。」

一樹のトランクスを脱がせた麻奈は、大きくなった一樹の相棒をゆっくりと口に含んだ。

一樹:「あんっ!」

麻奈:「んぐっ・・んぐっ・・・」

麻奈(伊代)は、いつも和夫にしているように一樹にしていた。

一樹:「あっ、いつもこんな風にしてたっけ・・・んっ」

麻奈:「いいからいいから。」

麻奈は喉の奥まで一樹の相棒をくわえ込み、前後に出し入れした。

一樹:「うわっ・・・す・・すごい・・・男の体って・・・こんな感じ・・・」

温泉で一人上手をしたときと明らかに違う快感に、一樹(麻奈)は酔いしれている。

麻奈は、相棒の先を舌で転がしたり、きつく吸い付いたりした。

一樹:「あっ、もうだめっ。なんかイキそう・・・ああ・・」

麻奈は相棒を咥えるのを止めた。
そして一樹の上に乗りかかった。

麻奈:「今日はわたしが上でしてあげるよ。」

そう言って、一樹の相棒を自分の中に導いた。
ヌルッという感触と共に、いつもとは違う快感が体中と駆け巡った。

麻奈:「ああん・・・一樹、すごいよ。」

自分の体が目の前にある。
その体に挿入しているという現実。
そして、暖かく包み込まれた相棒から伝わる快感・・・
一樹(麻奈)の口からは言葉が発せられなかった。

麻奈:「いくよ・・・んっ・・・んっ・・・」

麻奈は腰を上下に動かし始めた。
麻奈の体の奥深くまで一樹の相棒が入り込む。

麻奈:「あっ・・・あっ・・・あっ・・・」

麻奈の口からテンポよく喘ぎ声が漏れる。

いつも自分が出している声・・・
なぜかその声に欲情してしまう。

一樹:「あっ・・・うっ・・・うっ・・・」

麻奈が一樹の相棒をグッ、グッと締め付けながら包み込んでいる。
麻奈も、この快感に身を躍らせつづけている。

麻奈:「(す・・すごい・・・なんてきもちいいの・・・こ・・・こんなことって・・・)」
麻奈:「あんっ・・・あっ・・か・・・かずき・・・も・・・もっと・・・もっと・・・」

激しい腰の動きと、その言葉に、一樹は発射寸前になった。

一樹:「うっ・・うっ・・・だめ・・・だめよ・・もう・・・イッちゃう・・・あああっ!」

一樹の相棒から、麻奈の中に勢いよく液が発射された。

一樹:「う・・うぐっ・・・」

ドクッ、ドクッと発射した相棒から、最高の快感が広がる。

麻奈も同じく、体をよじりながら最後のフィニッシュを迎えた・・・

麻奈:「はあ〜ん・・・・」

女の喜びを改めて認識した麻奈(伊代)は、ぐったりとして体を一樹にあずけた。

ふたりはそのまま余韻を感じながら、深い眠りについたのであった・・・
 
 

・・・後編×4につづく