移身
作:ecvtさん&Tira
(第5話)
「おじゃましまーす、じゃなくて、ただいまぁ……京極美咲様のお帰りですよ」
部屋はとても綺麗に片付いており、整然と、そして無機質にインテリアが整えられていた。
「さすが潔癖性の京極先生の部屋、埃一つないや」
京極先生はそう言いながら、珍しそうに自分の部屋を物色し始めた。
まずはタンスの中。
5段ほどある引き出しを一つずつ引いてみると、普段着やインナーシャツ、
ブラジャー、パンティーが綺麗に畳んで並べてあった。
それほど色とりどりというわけでもないが、やはり女性。
勇樹から見てもおしゃれだなぁと思う下着も結構たくさんあった。
下の引き出しにはパジャマやバスタオルなどが、これまた綺麗に畳んで並べてある。
「ふ〜ん、京極先生ってこんなパジャマを着て寝ているのか」
手に取って広げてみる。
飾り気のない真っ白なパジャマ。
すべすべした生地はシルクだろうか?
「着心地とか、すごくいいんだろうな。それにきっと高いんだろうなぁ」
そう呟きながらパジャマとズボンを引き出しから取り出し、床の上に置いた。
そして、タンスの横にあるクローゼットを開き、中に吊ってあるスーツやスカート、ズボンなどを眺めた。
普段先生が身に着けている物ばかりだ。
「それにしても綺麗に吊ってあるよな」
そう言って、一つ一つ取り出しては身体に合わせ、その辺に放り投げてゆく。
床に散らばった服。京極先生が見たらショックで気を失ってしまうかもしれない。
一通り楽しんだ勇樹は、冷蔵庫の中からジュースを取り出し、ゴクゴクと飲んだ。
冷蔵庫の中も綺麗に整理されている。
さすが潔癖症の京極先生だ。
そんな先生の部屋をもっともっと滅茶苦茶にしたい。
心の中でそう思っていた。
「ふぅ、さてと。大きな姿見がある事だし、ここはもう一度京極先生の身体を味わっておくしかないよな!」
姿見の前で胸に手を当て、ムニュムニュと揉んでいる姿を映し出す。
その後、恥ずかしげもなくスーツやブラウス、タイトスカートを脱ぐと、先ほど出しておいたシルクの白いパジャマを手に取った。
「このパジャマに着替えてオナニーするかな……あ、そうだっ」
手に取ったパジャマを足元に落とした勇樹。
今度は穿いていたパンティとブラジャーを脱ぎ捨てて、京極先生の素っ裸を姿見に映し出した。
「京極先生の裸、まだ見てなかったんだよな。ふ〜ん、これが京極先生の裸かぁ〜。へぇ〜」
姿見に背を向け、背中からお尻を映し出す勇樹。
女性特有のラインを惜しげもなく披露する京極先生。
お尻をムギュッと揉んでみると、指がお尻にめり込んでゆく。
「お〜。お尻も柔らかいよなぁ。それに、お尻なのに気持ちがいいや」
ムニュムニュとお尻を揉み、その弾力を堪能する。
しばらく裸を見た勇樹は、足元に落としていたパジャマを着た。
もちろん下着を付けずに。
スルスルとした肌触りが何ともいえない。
白いパジャマには京極先生の乳首がツンと浮き出し、その存在を強調している。
そして、ギュッと股間に食い込ませたパジャマのズボンは、京極先生の股間の形を模擬しているかのようだった。
「いやらしいなぁ、京極先生のパジャマ姿。まるで男を誘っているみたいだ」
卑猥(ひわい)な言葉を京極先生に言わせると、勇樹はパジャマ姿を姿見に映しながら胸を揉み始めた。
「んふっ……すごく気持ちいいわぁ。私の胸ってどうしてこんなに気持ちがいいのかしら?」
いやらしい手つき。
胸の弾力を確かめるように、手のひらいっぱいで胸を揉む。
そして、ツンと尖った乳首をシルクの生地ごと指で挟み、コリコリと弄り始めた。
「あっ……いいっ。すごく感じるっ……あ、ああっ。こんなに硬くて……乳首って最高よぉ〜」
トイレで弄った時の感覚が蘇る。
何度も思う。あの潔癖症の京極先生がこんな事をするなんてと。
普段見せない一面を見ることが出来るというのは本当に刺激的でドキドキする。
しかも、それを自らの手でやらせ、言わせていると言うところにある種の優越感さえ感じるのだ。
「ああっ、京極先生っ。京極先生は……んあっ、お、俺のものだからなっ!」
ビクビクと身体を震わせながら、右手をパジャマのズボンに移動させる。
生地の上からでも分かる割れ目。
その割れ目に沿って指を走らせると、京極先生の身体が強烈な快感を放出する。
「ふああっ。あっ……あうっ。はあっ、はぁっ、はあっ」
滑らかなシルクの生地がしっとりと濡れて、指の腹がヌルヌルとすべる。
ちょうどクリトリスの辺りがプクッと膨れていて、そこを生地の上からなぞると極上の快感を味わうことが出来るのだ。
「あうっ、あうっ!た、立ってられないっ……はぁ〜」
気持ちよすぎて足に力が入らない。
勇樹はガクンと膝を着くとそのままお尻を床につけ、足をM字に開いた。
そして、パジャマのズボンに手を突っ込むと、直接クリトリスを触り始めたのだ。
言葉では表現できない気持ちよさ。
いつまでも触っていたい。
そして感じていたい。
そんな気持ちが勇樹の心を支配していた。
「はあ、はあっ……あうんっ。京極先生……はあ、私っ。勇樹君にもっと弄られたいのっ」
しっかりと京極先生の口調を真似しながら、今度はズボンを脱いで姿見に先生の股間を映し出す。
こうやってまじまじと見るのは初めてだ。
男のそれとは全く似つかない性器。
その性器を左右に開くと、ヒクヒクと動いているピンク色の入り口から透明な愛液がとろりと流れ落ちていた。
「うわぁ……これが京極先生のアソコなんだ。すげぇ形だよなぁ」
そう言いながら、愛液が出てくる入り口に人差し指をヌルンと入れてみた。
「んんんっ……こ、こんな感じなんだ……」
何度も何度も指を出し入れする。
中指も入れて、膣の中をかき回してみる。
「はあっ。ああっ……あっ、こ、これ……クリトリスとはまた……ああっ、ち、違った快感っ」
クチュクチュといやらしい音を立てる性器が姿見に映っている。
指が入ったり出てきたり……
京極先生の目がとろんとして、口から涎を出している。
この表情……俺がさせているんだ……
「はあっ、あっ、あっ、あうっ、あううっ」
右手の指を入り口に、そして左手の指でクリトリスを刺激する勇樹。
京極先生の身体が悲鳴をあげているように感じる。
それほど気持ちがいいのだ。
「ああっ、はぁ、はぁっ……んああっ、ひ、ひいっ、ひぃっ……はああっ」
廊下にまで聞こえていそうな喘ぎ声。
姿見に映る京極先生は、あまりに気持ちよさそうだった。
最後には姿見の前で背中を倒して寝転がり、M字に足を開いたままお尻を上げて悶えている始末。
「いいっ、いいよぅ……京極先生のアソコ、最高だよっ。あああっ、も、もうっ……イクッ、イクッ!」
激しく指を動かす勇樹。
床にぽたぽたと落ちる愛液。
京極先生の身体は、またしても勇樹に極上の快感を与えたのだった。
「ああっ、あひっ、あひっ、あっ、はあああっ……んあああああっ!」
つま先をギュッと曲げながら身体を痙攣させた勇樹は、京極先生の身体で朽ち果てた。
姿見の前でぐったりと寝転んでいる京極先生の艶かしい姿。
はぁはぁと息をするたびに、京極先生の胸が上下に揺れていた――
しばらくすると身体の火照りも収まる。
勇樹は新しい下着を身に着けると、先ほどまで着ていたスーツを着込んだ。
少し乱れた髪を整え、また姿見の前で立ち止まる。
「ホント、京極先生って俺の思うがままに何でもしてくれるよな」
京極先生は嬉しそうに自分の身体を眺め、悦に入っていた。
「私も勇樹君に操られて本当に嬉しいわ、もっと色んな事やらせていただきたいわ」
姿見に映る京極先生は心底嬉しそうにこう答えた。
「さて、それじゃ、お言葉に甘えて……ん、そろそろ夜か。俺は今「成人」なんだから酒も堂々と飲めるんだよな、それなら……」
京極先生はそうつぶやくと、門限を過ぎたにもかかわらず、勇樹の意志のままに女子寮を後にするのだった――
移身(第5話)……おわり
あとがき
今回はちょいと短かったです(^^
京極先生の身体でオナニーするシーンでした。
本日、2回目のオナニーと言うことですが、トイレのときとは違って姿見に京極先生の身体を移しながらという設定。
どんな服装でオナニーをしてもらおうかなぁと考えましたが、今回はシルクのパジャマで頑張ってもらいました(^^
京極先生、結構ビシッとした服しか持っていないような気がして……
次回はどうなることやら(^^;
それでは最後まで読んでくださった皆様、どうもありがとうございました。
ecvtさん&Tiraでした。