平成20年:第2回登山
(宝満山:869.6m)

宝満山
太宰府天満宮北東方向に殿と鎮座している山が宝満山です
福岡の人々に最も親しまれ、九州で一番登山者が多いと言われる山です
宝満山は他に「三笠山」「竈門山(かまどやま)」の名前を持つ事でも有名な山です

そんな山「宝満山」に1月14日(快晴)に登りました

東風吹かば 匂いおこせよ 梅の花 あるじなしとて 春なわすれそ
(菅原道真公御神詠)

午後の太宰府天満宮T 午後の太宰府天満宮U 参拝者で賑わう参道
早朝の光景と大違いの天満宮光景です。14日は成人の日とあって若い人が目立っていました お願いを込めて祈願する初詣の方も多く混じっているような光景です 早朝の閑散とした光景と大違いの光景です
人々人々・・・人の波を久々に感じました

冬に結氷する滝・・・宝満山にこんな滝があるのです

「飛梅伝説」由来

梅花を愛された天神様(菅原道真公)が、太宰府へ西下(流刑)の時、京の紅梅殿の梅に
主人がいなくても春がきたら忘れずに花を咲かすのだよと詠われたそうです
菅原道真公に愛されていた梅は主人の菅公が太宰府に到着された時
主人を慕って配所太宰府の菅公のもとに飛んできたそうです
その梅が今もって御神木として敬われ
毎年真っ先に花を咲かせます

浮かんでいる様に見える「雲仙岳」・・・見えるのは珍しいそうです
わたしゃよー登っとるけど雲仙だけがこんなによー見えるんは初めてバイ
あんた何回目?エッ初めて・・・そりゃ良かったバイ!
こんな景色はめったに見られんけん!あんたついとるバイ!
おばさんから親切に話しかけられる‘ざっそう’君でした

雲仙岳

有明海

宝満山山頂

若者3人も苦労していました 岩剥き出しの登山道 不規則な階段登山道
私の休憩と彼らの休憩がほぼ同じで、その都度彼らが色々と説明してくれ助かりました 岩剥き出しの登山道で人の手が加えられていない自然の道で、滑りやすい欠点が存在します 階段の段差が50cm以上もある不規則な階段登山道が延々と続き、途中何回も休憩しました
太宰府天満宮本殿 御神木:飛び梅 飛び梅の開花:1月13日が開花宣言
早朝の本殿は参詣者も少なく何時もの賑わい
何処にという感じです
御神木「飛び梅」は千有余年経た今日も毎年最初の清香の花を咲かせます 前日の1月13日が開花宣言でした。この日から
2ヶ月程度咲き続けます
西鉄太宰府駅 太宰府天満宮参道 参道の太鼓橋
早朝の駅前は閑散としており、昼間の喧騒とは程遠い静かな風情を呈していました 早朝の参道は人通りも少なく、両側に並ぶみやげ物店は開店準備に取り掛かかっている様です 週末や縁日には歩く事もままならない太鼓橋も、早朝とあって太鼓橋全容を見る事が出来ます

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山頂からの景色T 山頂からの景色U 親切な女性
写真奥が有明海で、写真右端方向が玄界灘そして博多湾です 博多の街並やヤフードームそして博多湾を一望の下に見渡す事が出来ました 百段ガンギ、頂上での景色、下山中の出会い等色々なところで一緒になった親切な女性です
竈神社上宮 山頂での記念撮影 山頂の地図銅版
厳しい風雪に耐え荘厳な雰囲気の上宮です。
信仰している登山者も多いように感じました
東京にいたという男性にお願いして撮影して戴きました。住まいや勤務地の話がはずみました 百段ガンギで声掛けられたおばさんが再び声を掛けてくれ、山頂の景色を説明してくれました
お石茶屋 トンネルを潜っていざ宝満山へ 宝満山山容
太宰府最奥に位置する茶屋で最も人気の高い茶屋です。ここの梅が枝餅は天下一品です お石茶屋の奥にあるトンネルを潜ると県道に出ます。県道を右に直進して宝満山に向かいます 何の変哲も無い様に感じられる宝満山ですが、実際は大変厳しい登山を強いられる山です
キャンプ場とヒュッテ ヒュッテ利用料金 女坂の登山道
女坂の岸壁を何とかクリアした先に突然キャンプ場が現れ、多くの方が昼食を摂っていました。
山頂を極め、男坂を下ってから女坂を登ってここまで来られたか、ここが終点といった感じです
単なる休憩から宿泊、そしてシュラフ利用料金まで色々なものが用意されている事が分かります。
但し、管理人はいない様子で性善説にたった運営がなされているようでした
キャンプ場から下山に利用する女坂も結構厳しい階段道路の連続でした。何を基準に男坂と女坂を決めていおるのか疑問に思う程険しい登山道の連続です
女坂T・・・下山道に採用しました 女坂U・・・下山道に採用しました 女坂V・・・下山道に採用しました
女坂!聞いてあきれる厳しい登山道です。まっさかさまに落ちる様な急勾配の石段道路で踏み面の狭い安定しない石段道路を恐る恐る下りました。登ってくる人皆無の女坂登山道です! 石段道の次は絶壁の登山道です!高低差10m以上ある絶壁を慎重に下ります。写真の男性は下山方法を知らない初心者で何時転落してもおかしくないスタイルでの下山です。 男性の後ろから女性が下山して来ましたが、こちらは経験がありそうな方で問題無い下山スタイルです。女坂を登りに採用しなくて良かったと思いました。登りであれば最後に大きな苦労が・・・!
袖摺りあうもなんかの縁 段差の高い最後の急階段道 勾配40度程度の最後の階段
超おませな男の子とであった狭い登山道です。どんなおませなのか後述します 荷物が重い人や足の短い人には厳しく感じられる自然の石段道です。中には四つん這いの人も 長さは短くても、疲れた体にはこたえる最後の階段です。ここを登ると頂上に着きます
猿の腰掛 男坂:最もきつい急登攀 剥き出しの岩を登る登山道
途中大きくてグロテスクな猿の腰掛に遭遇!思わずシャッターを押し続けました わしは汗をかかん様に登っとるバイ!汗をかきそうになったら休むんじゃ!年は75歳じゃぞ! 階段でもなく単なる岩の表面を登る登山道で、つま先だけの足掛かりを頼りに登る事になります
束の間の平坦登山道 男道と女道の分岐点 自然の岩を削って出来た登山道
厳しかった急登攀を一息つける平坦な道です。しかし平坦な道は一瞬の出来事で再び急登攀へ 左が男道(羅漢道)、右が女道!当然男道を選択しましたが後に大正解である事が判明します 大きな岩の下に展開する自然の岩道です。滑りやすく、歩きにくい登山道です
百段ガンギの標識 百段ガンギ全景 大きな石碑
事前学習ではここが一番厳しいのではないかと思いましたが、現実は規則正しく楽な階段でした ウーン本当に百段あるの?隣のおばさん「百段あるバイ」といって先行して数えてくれました 厳しい石段や階段登山道の連続が漸くこの石碑のところで切れ一息つく事が出来ました
階段登山道の出現 一の鳥居 階段登山道
切り通しが終わるといよいよ本格的登山道が展開しますが、嫌な階段登山道の連続になります 一の鳥居は2合目に当たります。この鳥居から急激な階段道路が展開する事になります 段差の違う階段が延々と続きます。この辺りから登山者の口数も少なくなるようです
切り通し的な登山道T 切り通し的な登山道U 切り通し的な登山道V
狭い登山道ですが、落葉が堆積する登山道は気持ちよく登る事が出来ます 進むにつれ勾配が急になり、切り通しの壁の高さも高くなり、気持ちよい登山道が展開します 切り通しの壁は更に高くなり、深い水路の中を歩いている様です。降雨時は危険な登山道でしょう
竈門神社大鳥居 竈門神社 九州自然歩道掲示板
太宰府駅から約1時間歩いて辿り着きます。鳥居下が駐車場で利用する登山者もいる様です 登山祈願を行なって左側に進路をとり、九州自然歩道(登山道)に合流します ここまで長いアプローチでしたが、いよいよここから本格登山道に入ります。