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身体考察 2016年

 

2016年12月30日(金)

今日が今年最後の仕事になりました。本年もご愛顧いただき誠にありがとうございました。

お客様から「いつも助けて頂いてありがとうございます」というお言葉を頂くと恐縮すると同時に、助けてもらっているのは私の方だと思っています。

と申しますのも、相変わらず“整体”の印象が悪い現状の中にあって当ホームページをご覧になられ来て頂いた新規のお客様、そして長くご愛顧頂いている常連のお客様によって細々ながらもこの整体の仕事をさせて頂いていることに常々感謝の念が絶えません。

他店のようなサービスができればよいのですが、腕を上げ、困られているお客様の状態をよくするが今できるサービスと思い仕事をしています。

だからもっともっとご愛顧頂けられるように来年こそしていき、がんばっていきたいと思います。

来年もさらによろしくお願いします。

 

 

2016年12月16日(金)

『冷え』が体内に滞っていると身体の歪みと緊張が解消し難い状態になり腰痛だけでなく他の症状を引き起こす恐れがあります。

普段どうしても足元を冷やしてしまう環境で従事されている方、過労によるストレスをよく暴飲暴食で解消されている方は特に要注意です。

普段から貼るカイロなどを足元に貼ったりすなどの工夫して『冷え』から体を守るようにしてください。

 

 

2016年12月03日(土)

人が片足で立った場合、恥骨結合を中心とする重心線が下した線が脛骨間隆起内側を通過し距腿関節の中心を通ること、両足を揃えた場合は脛骨内側を通過し内果を通り、外側の腸脛靭帯の緊張によって膝関節を均衡と安定を保つことができる。

左右の下肢が緊張差と軸・支持の変移によって骨盤の転位が生じることで、恥骨結合を通る重心線の位置の変移で均衡の崩れることで膝関節を歪ませ靭帯を拘縮させる。

さらに股関節、足関節の運動性の歪みと筋過緊張が強調した状態が維持されていくと膝関節の痛み、O・X脚にさせていく。身体状況によっては膝の歪みによって股関節を悪くさせていくこともあると考えます。

 

 

2016年11月19日(土)

鎖骨は上肢運動に重要な働きをしています。

鎖骨の転位と硬直は上肢の歪みと緊張を強め、第一肋骨周辺の筋郡を拘縮を招くために首・肩のコリを引き起こします。

また鎖骨は迷走神経が通過している箇所でもあるので鎖骨転位があると内蔵器官が正常な働きができない。

【鎖骨の歪みを解消させる体操】
@両腕を胸の前でクロスさせる。(どちらの腕が前後になってもよい。)
A腕をクロスした状態で肩を上にすぼめ、ストンと脱力し下げる。

 

 

2016年11月08日(火)

腰椎2番は身体を前に曲げたり、後ろに反らしたり、捻ったりする動作の負担を担う箇所で腰部筋郡に歪みと拘縮が強くあり腰部に柔軟性が低下された状態は、腰椎2番に負荷がかかり棘突起部が突出した状態で硬結し腰椎が後弯した状態で拘縮し、次第に腰椎椎間板を拘縮させていく恐れがあります。

さらに腰椎2番の棘突起下に“生命の門”という意味の「命門」という経穴があります。

この経穴と経穴がある腰椎2番の周辺筋肉が硬結してるお客様は共通して肉体的、精神的ストレスを抱え慢性疲労にあり気力、体力、活力が低下している。やはり腰は生命力の表れと言えるのかも。

 

 

2016年10月17日(月)

男女関係なくみられると思われますが(女性によくみられる状態かもしれませんが)、足根骨のアーチが強調されすぎたために中足骨の一部が隆起しコブになっている足の人がいらっしゃいます。

中足骨の一部が隆起しコブになる位置は足にかかる重心による負荷によって違いがありますが、およそ第一足指と第三足指の中央部、特に第一足指の中足骨に隆起をおこしています。

そのような方の足関節の状態をみていると、片足にかける重心が踵にあり、足関節が回外内転しています。

重心が踵にある下肢は内旋し、特に脛骨が内旋強調され、その足の力と重心のかかり具合の状態で足底部を地面に設置させているため足底筋である短趾屈筋が拘縮で足底のアーチが狭められていくことで中足骨の骨間筋が硬結され、長年の蓄積により山ができていくように徐々に隆起し一部コブのようになっていくと推測します。

しかし、アーチが強調されているものの偏平足ではないので解剖学やスポーツ医学的には問題ないと思われますが、徐々に膝関節を悪くさせO脚へとさせていく恐れがあり、疲労度合いによっては急にふくらはぎ外側がつったり、股関節外側に痛みがでたり、各下肢関節の柔軟性が低下し血行不良を起こさせることもあると思われます。

隆起した足根骨を治す方法は、地道に下肢関節の歪みと筋肉の緊張をなくし、足底にかける重心を安定状態にさせていくことで自然に隆起を解消させていくしかないと現在は考えています。

 

 

2016年10月10日(月)

就寝中に意識、、無意識にかかわらず身体を横向けて寝ていることが要因で急に肩や股関節、または腰に痛みをおこすことがあります。

横向きの態勢でいることは頭が下がることで身体の体重が下になっている肩、腰、股関節大転子の位置にかかり圧迫し、下になっている側に身体を常に緊張させていくこととなります。

肩は関節が外反、そして内反肘の状態にあり、体重の圧迫によって三角筋とカフ筋、棘上筋が拘縮し、頭が下がることで肩甲骨と肋骨も共に拘縮させているため肩甲骨上肢帯の柔軟性を低下させています。慢性化されていくと肩関節周囲炎、もしくは五十肩になることがあります。

腰、股関節は下に位置している腸骨が重心と体重で外開きになり、股関節大転子は外反内旋状態にあり、圧迫によって股関節周辺の筋郡を拘縮させ腰椎も共に歪みと拘縮を起こさせていくことになります。

そのような状態が身体に癖づいた結果、痛みが発生したのではないのかと考えられます。肩や股関節に痛みがあるが、どうしても横向きにならないと眠れないという方は頭が下がりすぎることで体重と重心が下にある半身を圧迫させるので負担を和らげるため頭の位置を高くし平衡にするように枕などを変えていくようにされたほうが良いのでなないでしょうか。

ただ横向きで就寝し続ければ肩や股関節に痛みが出るということはなく、身体の状態や寝具によっても違いがあると思います。

 

 

2016年10月01日(土)

たまにではありますが、電話でこんな相談があります・・・ありました。

「何回通ったら治りますか?」

お客様の身体状態を確認把握していないのに電話の応対だけで何回で治るかなんて、そんな無責任なことは言えません。

その言葉を整形外科の医師、整骨院の先生の前でも言ってみて下さい。

「朝、急に腰が痛くなったんですが、整形外科に行ったほうがいいですか?」

それでしたら先に整形外科の医師に相談されたほうがよろしいかと思います。

もちろん真剣に身体の状態に悩まれ電話相談されるお客様もいらっしゃいます。素っ頓狂な電話相談があるのも、ごくごくたまにです。

私はご予約され来て頂いたお客様が少しでも早く良くなり仕事、家事、育児に精を出し日々を頑張っていけるように、少々お時間を頂戴させて頂くことがあっても、誠心誠意、施術しお客様の身体状態を説明をさせて頂いています。

自分で言うのもおこがましいかもしれないが、わたし、真剣に信念を持って整体の仕事してるんです。

 

 

2016年09月28日(水)

パソコン作業と長時間続けていくと疲れで姿勢が悪くなっていくのは当然のこと。

しかし無理に姿勢を正そうと無理に胸を張り、背筋を力を入れる行いは体にとってはマイナス。頚椎と胸椎を圧迫させ背中と首全体を凝らしていくことになります。疲れを感じたらお臍を見るように背中を丸めてストレッチを。

長時間座りっぱなしでいる状況は健康に弊害をもたらすと世界保健機構(WHO)で発表されています。
固定し窮屈な状況では下肢運動ができず筋肉は硬縮し血の廻りも悪くなり、腰痛や足のむくみを起こします。できれば1時間に一回お尻と太ももを叩いてほぐし足踏みなどして和らげて下さい。

 

 

2016年09月14日(水)

年齢を重ねるごとに行わなくなる動作。

膝を上げること、腕を挙上し回すこと。

膝を上げなくなることで関節運動と筋肉の収縮運動がされないために関節に歪みと腱の柔軟性と筋力の低下を招き次第に踵へ重心が移り骨盤、腰部まで拘縮させていく。加齢よる躓きの要因となる。

腕は上げ回すことをしなくなることで肩甲帯上肢と側胸部の筋群が拘縮し胸郭全体も拘縮させる。

また後背部筋群の柔軟性も損なわれるため胸椎および頸椎も拘縮させ痺れ他などの症状を起こさせる要因となります。

 

 

2016年09月08日(木)

踵骨の歪みは坐骨、恥骨の転位と緊張から骨盤全体が歪み、身体の歪みへと連動する。

踵骨の歪みは同時にアキレス腱の歪みを引き起こすために下腿の歪みから脚の歪みと連動し平衡・重心バランスが乱れから筋肉の歪みによる関節周辺の緊張、脊柱起立筋に歪みからの姿勢変異へと移行します。

 

 

2016年08月26日(金)

スマホ、iPadをいつも見る癖のある方は、首もスマホ、iPadを見ている状態に癖づいています。最近、よく聞かれるスマホ首という状態です。

頭を下げた状態が身につているため、下を向いた状態から頭を起こすには頸推5〜7番と胸椎1・2番その横突起肋骨周辺の上部僧帽筋拘縮させ、また頸椎1番の頭直筋そして頭板状筋を緊張させ頭を起こすようになります。

そのような首の状態でいるため常に首がだるく、凝った感覚が起こるのです。

1時間に一回くらい首のストレッチなどして首の緊張を和らげ、時々スマホから手を離してみましょう。

 

 

2016年08月18日(木)

肩甲骨の前面に付着している肩甲下筋が拘縮した場合、肩甲骨全体が内へ転位されることで対角線方向へと下垂し負荷をかけ体幹を歪ませていきます。

肩甲骨が内転し拘縮している状態にある肩関節は本来、外転し筋肉が遠心性に緊張されているのだが上腕骨小結節に付着している肩甲下筋の拘縮によって上腕骨が内旋し、大円筋と烏口腕筋の緊張が伴うことで肩関節上腕が内旋内転位され腋窩が緊張によって肩関節が上方へと引き上げられる。

胸郭の転位によって肩甲下筋の拘縮と肩関節の引き上げの緊張が進み慢性化されると肩関節の柔軟性がと可動域が低下していくこととなる。

それが肩の痛みそして五十肩へと移行していく肩甲骨上肢帯と身体の状態ではないかいと推測します。

 

 

2016年08月04日(木)

脛腓関節の歪みは膝関節の歪みを強め、歪んだ状態を維持させてしまう。

特に外反膝の状態では関節にかかる応力が下肢の外側の筋肉を常に歪みと過緊張状態にさせ、腓骨頭から外果に応力がかかることで足関節の歪みを生み、外反膝を強調させていくと考えられます。

 

 

2016年07月22日(金)

鎖骨は胸郭の並行バランスを安定にさせる重要な部分である。

上肢が遠心性に緊張すると鎖骨は外側へと引き寄せられ身体が斜めへと傾いていくが肩鎖関節と肩関節を挙上拘縮させていくことによって身体を保とうとする。

しかし、肩鎖関節の挙上拘縮が慢性化されると肩甲骨肩峰棘周辺の筋肉と腋窩の過緊張による肩関節の拘縮で上肢の横からの挙上運動の柔軟性の低下および可動の低下を及ぼすことになります。

上肢が求心性に緊張が進んだ場合、酷使などで上肢筋は伸展緊張に変異されることで鎖骨が下垂転位し、側胸部が側屈していく。

頭蓋骨の重心の移動、顎関節の歪みと斜角筋の緊張によって側屈した体幹を安定に戻しているが、慢性化すれば肩・首こり、肩の痛み、頭痛などを引き起こす要因となる。

 

 

2016年07月13日(水)

お客様からベッドの質を変えたために不調を訴え、寝るベッドは固めのタイプか、低反発のようなタイプか、どちらが良いか?と質問されることがあります。

あくまで私個人の考えでの答えですが、どちらも良いと返答しています。

と言いますのも、熟睡をしたいのか、身体の状態を良くしたいのか、によって選ぶタイプが変わってくると思います。

よく睡眠を取りたいのあれば低反発。

たとえ身体が歪んだ状態であっても身体の状態にフィットさせるため脳の緊張がない限り睡眠はとれますが、身体が悪い状態で身体を休めているため悪い状態の箇所はいつまでも回復しようとしません。

身体の状態を良くしたいのあれば固めのタイプがよいのではないでしょうか。

ある程度の固さのあると馴れるまで睡眠がうまくとれず、歪みがある身体では馴染めないため、無意識に手足の向きを変えたり、寝返りをうったりして自然に体の歪みを解消しようとしていきます。ですが、これまで寝づらかったり、筋肉の変化でこれまで違和感のなかった箇所が痛み出すことがあります。

しかし続けていくことで解消しいくことでしょう。 どちらにせよ、何かを変えるというのは何らかしら身体に影響がでます。

 

 

2016年06月25日(土)

急にふくらはぎの外側がいきなり痙ったという経験がお有りの方は多いと思います。

足が痙った下肢の状態を分析すると、下腿が外旋状態であるが、股関節、膝関節は外反、外反膝、そして足関節が底屈した状態で常に後脛骨筋を緊張させている状態にあり、さらに腰推回旋緊張が加わることで脛腓関節の歪みと硬直され、ヒラメ筋が後脛骨筋共に過緊張または拘縮を起こしていると分析します。

そのような状態であっても急にふくらはぎが痙ることは起こらないが、運動疲労で慢性的に過緊張であったり、また就寝中につい足をだして寝てしまったりと寒冷性による筋緊張が要因でヒラメ筋と後脛骨筋が痙攣を起こしていくと考えます。

もし左足が就寝中に急に痙ったという方は、腎経脈に異常があり、腎臓機能の低下を疑っていいかもしれません。

 

 

2016年06月15日(水)

歩行を例にあげて「足の拇指球と足の親指に力をいれ」歩行をした場合と「踵から着地する」歩行を比較し互いの身体におけるメリット、デメリットを簡単にまとめてみると、 拇指球と足の親指での歩行した場合、メリットとしては、下肢が横から見ると三角形の状態なりクッションのような働きができ下肢関節に負担が少なくなり地面からのダメージを体全体に受けにくい。

デメリットは歩幅が短くなるので運動力は低く、重心が前方に幾分、体幹が後方にいき、後背筋群の緊張によってバランスを安定させることになるので背中が凝りやすくなる。

踵から着地して歩行をした場合、メリットは、歩幅が広がり、運動力が高まる。デメリットは踵で着地のダメージが下肢関節から直接脊柱へと向かう。

地面からのダメージがまず膝関節で吸収するため疲労性の膝関節痛を引き起こす。骨盤、胸郭を拘縮させ脊柱起立筋の拘縮による腰痛を引き起こす要因となる。

 

 

2016年06月04日(土)

慢性的疲労により身体の痛みや不調を訴えるお客様の身体状態を検査確認してみると頚椎、頭蓋骨が微妙に揺れている状態にある方がいらっしゃる。

そのような方は後頭骨、側頭骨、蝶形骨に歪み・緊張がみられ、ストレスと疲労の蓄積により脳自体が疲労し平衡感覚をつかさどる器官や自律神経に負荷がかかっていると思われます。

平衡感覚の狂いにより心身が過緊張状態になることで背中や首、他に痛みがでると考えられます。

 

 

2016年05月26日(木)

股関節なり、膝関節に痛みを起こしている方の下肢の状態をみていると、大半が踵に重心が位置し、母趾で下肢を方向転換させるのではなく、踵を軸にして下肢を方向転換させているために、膝関節、股関節がスムーズに回旋運動できず、膝・股関節を常にブレーキのような負荷をかけた状態で脚を運動させているので関節包と腱が慢性的に拘縮している。

その状態で負担をかけたり、急激に身体を捻ったりすると、拘縮した関節包と腱を傷めることになるのではないだろうか。

まずは踵に重心をおいて立ち振る舞いをする癖をなくすことが大事。

 

 

2016年05月08日(日)

現在、熊本被災地では狭い車中泊を続けているためにエコノミークラス症候群による身体的負担が原因でお亡くなりになれた方や体調を崩される方が多いとニュースでよく耳にします。

被災地ほど深刻ではないが、職業柄、デスクワークなどで狭い場所、同じ姿勢で長時間座り続けていくとエコノミークラス症候群と同じ身体的負担を生じることになります。

エコノミークラス症候群が起こる身体的な主な要因は、“ふくらはぎ”の過緊張で、ふくらはぎの緊張を和らげ、適度な運動をすることが予防に繋がるとよく知らされていますが、他にアキレス腱、太もも中央の大腿直筋と太もも外側の大腿筋膜脹筋にも緊張が生じ、その3つの筋肉に緊張を和らげることが必要だと私は思います。

アキレス腱の緊張は身体全体を同時に緊張させ、大腿筋膜脹筋と大腿直筋は上半身の重みや太ももを内に閉じ続けたり、心身のストレス受けることで過緊張と血行不良を起こしやすくなります。

長時間座り続けて同じ姿勢を維持する職業にある方は最低でも1時間に一回、脚と身体を大きく動かすことが理想ですが、せめて時々でも太もも全体を叩いてほぐしたり、また太ももで拘縮しやすい大腿直筋を肘で応圧したりして和らげるようにし身体的負担を予防するべきと思います。

脚の緊張をほぐす運動としては見た目は貧乏揺すりのようでよくないと思われるかもしれませんが、両足、両太ももを横にプルプルと揺すっていくと脚全体の筋肉の緊張をほぐすことができます。

 

 

2016年04月27日(水)

後頭骨に歪み、緊張がみられた場合、それは身体がオーバーワークの状態であることのサイン。

後頭骨は小脳に位置しているので、後頭骨に歪みがあると平衡感覚が乱れ、運動神経が鈍っていきます。

季節の変わり目や寒暖の差による身体の変動によっても後頭骨に歪みと緊張がみられることもあり、特に熱反応がみられる場合は常に身体が筋肉疲労の状態であるために免疫力が衰え、肉体疲労による風邪をひきやすくなり、年齢によっては血圧が高くなっていきます。

たとえ後頭骨に歪みや緊張があったとしても体力はあり丈夫なので体力面では何の問題もなく、疲れていても働けば、動けば脳のアドレナリン作用によって感覚鈍麻で動いていけるが、一旦休憩したり帰宅し身体を落ち着かせると怒涛のごとく疲労が押し寄せてくることが特徴にあげられる。その状況を日々繰り返しているためいつも疲労状態にあります。無理をしていくと体が壊れていきます。

身体がオーバーワークの状態であることのサインは、身体が休養とケアをおこなわなければいけないということのサインでもあります。

 

 

2016年04月13日(水)

よく述べていることですが身体の筋肉疲労は精神性、感情性でも筋肉を疲労させ、感情の起伏、悩み、不安、焦りといった精神性、感情性の筋肉疲労は背中の筋肉の緊張、拘縮となってあらわれる。

背中が凝っているから精神性、感情性疲労であるということではなく、ある箇所が拘縮し痛みを感じられるかどうかで判断しています。

その箇所は胸椎6棘突起の拘縮となってあわられます。そして無意識な緊張は肩甲骨周辺を拘縮させています。

怒り、不安、あせり、悩みなどの感情性筋肉疲労はその二つの箇所にあらわれ、その人が感情的緊張を抱き続くようであれば背中が凝る、痛むといった症状を引き起こすことがあります。

その二つの箇所を調整し緊張を和らげていくと、個人差はありますが、背中から、または口から腐臭のような臭いが出てきます。

 

 

2016年04月02日(土)

左右の肩甲骨上肢帯の歪みと筋肉の硬結を解消、緩和せずに頸部を無理に牽引することは、逆に頸部を痛める恐れがあります。

頸部の椎骨や神経を痛めるということではなく、肩甲骨上角と上部頸椎をつなぐ『肩甲挙筋』を痛め、頸部がどちらか側屈・回旋運動ができにくくなります。

肩甲挙筋は収縮によって肩甲骨を挙上、下方回旋へと機能し、左右の肩甲骨と頸部のバランスが悪い状態で無理に牽引すると、肩甲骨が挙上し頸部が側屈した側の肩甲挙筋が、肩甲骨上角部が挙上状態のままで上部頸椎部を固定し無理に牽引させることで伸展拘縮させてしまうことになる場合があります。

それによって上記のように痛めた側の頸部の運動が痛みでできなくなり、状態によっては肩甲骨背神経を痛め腕の痺れを引き起こすことがあります。

もし整形外科で牽引機を受けた後に痛みがでたという覚えがある方は、それは医師の診断だから、保険適用だからと納得して頂くしかない。

 

 

2016年03月21日(月)

常に慢性的な疲労で睡眠不足も重なり、さらに疲労感が抜けにくい。

そのような方は、まずは肉体疲労を通り越し脳に疲労を起こしていると考えられます。 造語で恐縮ですが、「脳疲労症候群」 の疑いがあるかもしれません。

やはり脳自体が疲労し、自律神経も緊張が続いているために、体の緊張が抜けにくくなり、睡眠をとったとしても寝た気がしないところがあると思われます。

施術を行うと頸椎筋郡が過緊張を起こし、施術を続けていくうちに大腿四頭筋に歪みと過緊張による拘縮がつよく現れています。

 

 

2016年03月12日(土)

脊柱が拘縮、硬直していく身体要因を下肢から見ていくと股関節が内転・外反している。

股関節の内転・外反状態によって仙腸関節に歪みと拘縮が生まれ姿勢維持、安定するために脊柱起立筋が過緊張を起こし腰部筋郡の拘縮から始まり脊柱の柔軟性の拘縮へと繋がると思われます。

姿勢は個々の左右の下腿関節の歪みと内・外反膝状態によって姿勢が変異していくのではと考えます。

 

 

2016年02月27日(土)

大腿裏つけ根付近に痛みがあると言われるお客様の状態を観察すると、下肢に少なからず共通した状態にあります。

まず股関節が伸展状態にあり坐骨部のハムストリングが緊張しています。

股関節が後方伸展によって坐骨結節が前方へと転位拘縮され、ハムストリングのひとつである大腿二頭筋の坐骨結節部が過緊張を起こし、また股関節が内旋される坐骨結節部の半腱半膜様筋も同時に緊張を起こすことで、さらに緊張を強めていると考えられます。

その箇所の緊張が維持された状態にあり、長時間の立位・座位姿勢で坐骨結節に強い重心負荷で血行不良などで痛みを起こしていくと推測します。 前方屈曲にあった股関節が緊張変化によって極度に伸展過緊張を起こすことで痛みをおこす場合も考えられます。

 

 

2016年02月11日(木)

立て膝の状態で体を後ろに反らす姿勢、このポーズをヨガでは、『らくだのポーズ』というそうです。

このポーズが少しは出来るけれど辛いという方は、腰と背中の筋肉が硬く凝っていると思われます。

まったく出来ないという方は、筋肉の凝りだけでなく、脊柱全体と腰椎椎間板が硬くなっているために姿勢が悪くなり、柔軟性が低下していると思われます。 私たちの背骨は常に地球重力によって押し縮められ、年齢を重ねるごとに脊柱の椎間板は薄く硬くなってきます。

四肢の柔軟性だけでなく背骨も軟らかくして、いつも元気に快活に動ける体を持ち続けられるようにしましょう。 だからと言って、いきなり『らくだのポーズ』をするのは無理があり、専門のインストラクターの指導を受けたほうがよいと思うので、まずはゆっくり背伸びから始めて下さい。

ちなみにこの『ラクダのポーズ』は、胸部を開き、肩や背部を強化、また腹筋や背筋を使うので腰痛防止&下半身全体の引き締めそして便秘にも効果があるそうです。

 

 

2016年02月01日(月)

肩・腕から首にかけ拘縮し無意識に緊張癖が身に付いた体は筋肉の硬結が強く、応圧するとご本人が思うより痛みが強い。

特に頸部は同時に頭蓋骨と顎関節の緊張もあり注意をし調整していても痛みが強くあらわれる。

とは言え、お客様に我慢して頂くのも心苦しい。さらに勉強と研究をしていかないとダメだ。

 

 

2016年01月29日(金)

肩甲骨上肢帯が内転状態にあると菱形筋が胸椎に引き寄せられるように収縮運動をさせるが、左右の肩甲骨上肢帯が内転内旋に過緊張にあると左右の菱形筋がさらに引き寄せられ、左右の肩甲骨上肢帯に緊張差がある場合は遠心性の働きが強い側に側湾される。

左右共に肩甲骨上肢帯が過緊張状態にあると左右の菱形筋が胸椎を前方へ圧迫するように引き寄せられることで胸郭を前方へと緊張させていきます。 慢性的になると菱形筋が拘縮、硬結し、後背部にコリを感じさせるようになります。さらに胸椎の圧迫拘縮によって頸椎を拘縮させ頭板状筋など頸椎筋郡が常に緊張状態になり、そして肩甲骨肩峰が同時に挙上させることで肩こり、首のコリを感じさせるようになると思われます。

生理湾曲が保つことができなくなる要因の一つとして菱形筋の拘縮・硬結があげらるのではないだろうか。

 

 

2016年01月16日(土)

身体の平衡バランスの乱れは、

1、四肢の緊張差をうみ、関節の可動柔軟性の低下を引き起こす。
2、平衡感覚が乱れ、身体パフォーマンスを低下させる。
3、筋肉の緊張差で頭蓋骨の転位と頸椎の歪みを起こることで感覚器官が疲労性による機能の低下または突発的な異常が起こることがある。
4、腰部筋郡の歪み・拘縮に伴い胸郭が拘縮。
5、胸郭と共に横隔膜が緊張し、横隔膜が緊張していることで胃を圧迫させ上部腹部が張ったような豊満感をおこす。

 

 

2016年01月09日(土)

脇の下の間は、およそ一握りの拳くらいの間隔であるほうが胸部肋骨から肩甲骨上肢帯かけて過度に緊張を起こさずにいられると考えます。

片方の肩甲骨上肢帯が外転している場合、脇の間が開放した状態になるが人間は身体を安定させていくため大円筋、小円筋、三角筋、肩甲骨下筋の腋窩の筋郡を緊張をさせて中心軸へと寄せていきます。そして同時に側胸部を拘縮させるので、ちょうど脇を締めた状態になります。

脇を締めた状態は肋骨が下垂緊張を起こしているうちは無意識に肩が緊張させている以外は肩関節運動にさほど影響は起こさないが、身体変化によって肋骨が膨張性過緊張または拘縮を起こし腋窩が拘縮がされていけば、肩関節上腕骨頭前面を拘縮させ上肢が上がりにくくなり、さらに侵攻していけば肩関節をつなぐカフ筋をも拘縮させ四十肩・五十肩の要因になるのでと思われます。またその状態で酷使されていくと個人差によっては肩周辺の筋繊維が亀裂し常に肩に痛みが起こる場合があると思われます。