シカゴ紀行(01.6.16)



出張でアメリカ国内をあちこち移動していたとき、たまたまシカゴで土曜の休日を過ごしました。そこで、デジカメを携えダウンタウンへ。以前来たときは寒い時節で、いい思い出がありませんでしたが、今回はちょうど雨期が終わり、晴天に恵まれて、緑豊かな都市としてのシカゴを印象づけるものでした。バイクも気持ち良さそうです。さすがにハーレーを多く目にします。州ごとに法律が違うらしく、ここではヘルメットの着用は強制されていないので、このようにノーヘルがほとんど。のんびり流すならいいでしょうが、ヘルメットなしでハイウエイを飛ばすのは、ようやるわ、と呆れてしまします。Art Institute of Chicago 前にて。




Art Institute of Chicago は直訳するとシカゴ美術学院でしょうか。でもシカゴ美術館で通りそうです。ここにはフランス印象派画家の作品が数多くあります。いくつかの部屋は照明だけでなく自然光も取り込んでいるので、日が照っているときと陰ったときとで、微妙に色が変わります。とくにモネのロンドンの霧の風景は、まるで生きているようにその深みを変化させていました。ロダンのバルザック像とルノアール。




ラッキーなことに、滞在が Chicago Blues Festival の期間と重なりました。シカゴはブルースの街。ちょうどシカゴ美術館の裏、ミシガン湖側の Grant Park が野外コンサートの会場で、何十万人という人たちが繰り出していました。日本のお祭りのように、食べ物の出店も大にぎわい。でも、これだけの人なのに、ゴミも散らからず、騒ぎもなく、整然としていました。会場のまわりで警備と交通の整理にあたる騎馬警官は女性でした。おおっ、女性ライダーのようにカッコイイ。




Grant Park から歩いて行けるNavy Pier も娯楽のスポットですが、この日は夜10時15分からここで花火が上がるというので、暗くなるのを楽しみにしていました。(夏時間のせいもあり、9時くらいにやっと暗くなる)時間がたっぷりあるので、遊覧船で湖沖からのシカゴの高層ビル群をながめていました。船上には私のほかにも外国籍と思しき乗客が多く見受けられましたが、彼らは観光客か、あるいはシカゴに住んでいる身内の人間を訪ねて来たものか。シカゴは移民の街との印象を受けるますが、子供同士には言葉の壁も国境の壁も無いみたいですね。打ち上がった花火に、スマイリー : ) があり、観衆から大喝采。私も見るのは初めて。新作かな。




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