チューリヒ便り その2
グロスミュンスター(大聖堂)に入ると、まず正面の聖歌隊席のステンドグラスが目に入ります。(写真左)プロテスタント教会はカソリックと違って、いたって簡素な内装。このステンドグラスはジャコメッティ作。オルガンが響いていたので、どこにパイプオルガンがあるんだろうとキョロキョロ見回したら、背後の階上にあって、女性らしきオルガニストが弾いていました。賛美歌系ではなくて、バロック風の曲で、しばらく坐って聞きほれていました。考えたら、教会の中でオルガンの演奏を聴くのは初めて。厳かというより、まるでコンサートホール。誰かに聴かせるためではないようで、練習か、日課のような雰囲気でした。
このグロスミュンスターからリマト川を挟んで向かい側には、フラウミュンスター(聖母聖堂)があり、似たような造りですが、こちらは暗くした聖歌隊席にあるシャガール作のステンドグラスが有名です(写真右)。正面の3つは、それぞれ青、緑、黄を基調とした色合いが使われていて、たぶん、何か意味を持たせてあるのでしょうが、私は調べてはおりません。
ただ、フラウミュンスターのシャガールもそうですが、ここグロスミュンスターは、ツヴィングリが宗教改革運動をスタートさせた教会という古い歴史をもつ一方で、現代アーチストの作品を取り込むところなど、古い伝統を保持しながら新しい文化を受容してきたチューリヒをよく象徴しているように感じます。
グロスミュンスターはその塔にも登らせてくれます。入場料は2フラン(180円くらい)。肩の当たる狭くて急ならせん階段を登るのは、女性や老人にはちょっと息がきれるかも。塔からリマト川の左手に(写真左)チューリヒ湖が一望できます。天気の良いときには、湖のはるか向こうにアルプスが見えるとのこと。右の写真の左手に見える大きな時計台の教会はチューリヒでもっとも古い聖ペーター教会で、その時計の文字盤はヨーロッパで最大とか。ちなみに、私の勤務する新宿のオフィスから見えるNTTのビル(俗称東京エンパイヤステートビル)にはばかでかい時計が付いています。ひょっとして、あの文字盤は世界一?
対岸の右に見える木立が、パノラマ写真を写したリンデンホフの丘。見る視点と見られる視点の両方で、なんとなく位置認識が確かなものになる気がします。
1年後転売されたモンキーを発見No.2'231 MONKEY さんは、「パーツ取り用として販売」されたところを発見されました。今日の「発見のお知らせ」をご覧ください。
チューリヒ便り その1
これまで何度か来ているチューリヒですが、いつもわずかな日数の滞在で、まともに街を散策したことがありませんでした。写真は、チューリヒ発祥の地というリンデンホフの丘から眺めるリマト川と旧市街の街並み。5枚の写真を繋ぎあわせたもので、川が曲がって見えますが、右側に位置するチューリヒ湖から真直ぐに流れています。約180度のパノラマですので、絵巻物のように、視線を移動させながらご覧ください。大抵の観光写真なら、旅行雑誌や、Web上のチューリヒ案内で、いくらでも見ることができますので、これからしばらくの滞在中、ちょっと変わった視点から紹介できたらと思います。次回は、右端に見える2つの塔をもったグロスミュンスター(大聖堂)の探訪記を。
茨城県水海道市で逮捕の組織的窃盗団6日のYahoo!社会ニュースに、
という共同通信の記事があります。「高級バイク」が20台ほど隠匿されていたそうですが、そのうちの一台にココセコムが搭載されていたので検挙につながったとのこと。「東京都内の歩道」から盗んだものもあるそうです。さらに、「車体番号を削り取った後に偽の番号を打刻する工具もあった」そうですので、なかにはナンバープレートなし、車体番号もなし、という所有者不明バイクもあるでしょうか。心当たりのある方は、茨城県警または水戸地検下妻支部にお問い合わせを。
更新遅延のお知らせ現在、仕事でチューリヒに来ております。申し訳ありませんが、しばらく更新が遅れ気味になると思います。ご諒解おねがいします。
V4エンジンの誕生と進化私の最初のバイクはVツインのVT250F(二代目)。それから直四のCBXに乗り換えたのは、ツーリングモデルとしての乗りやすさを重視したためでした。当時V4モデルもありましたが、どちらかというとこちらはレーサー指向のデザインでした。V4はレーサーマシンに採用されていたためもあるでしょう。日本では直四に根強い人気がありますが、V4はメカ的には魅力があります。
ホンダのホームページで連載中の、設計者による開発ストーリー。その第7話『V4の進化。VFRへ』は「VFはなぜメジャーになり得なかったか」という問いかけから始まっています。
路上駐輪にもU字ロックを路上に駐輪したわずかな時間を狙う犯行が頻発しています。5分の所用でもワイヤ・U字ロックをしてください。No.2'747 船橋市のハヤブサさんのケース。
『週末ごとに教習所に通いやっと叶った夢』がツーリングの帰りにたまたま立ち寄った本屋の前に駐車し、 30分ほどで戻ってみたらなくなっていました。 近くの人に聞いてみましたが誰も見ておらず どうやって盗まれたのか全く分かりません。 時間は夕方の6時30分ごろでした。No.2'746 広島市のCB400SF VTECさんは、年末の帰省中に被害にあいました。
年末、年始の休みに実家(大阪)帰省中に盗難にあいました。 家(広島)に戻ってきてバイクを確認しに行くと跡形もなく消え去っていました。 実はつい最近まで教習所に通っていて、昨年12月に卒業検定を通り、念願の バイク(中古ですが)を購入し、さあこれからという時に盗難にあってしま いました。 購入から盗難までわずか3週間程度、走行距離もわずか20kmであまりに残念で なりません。 駐輪場はマンションの敷地外から見えない場所にあり、ハンドルロック、 U字ロック、固定物へのワイヤーロックを掛けていたのでまず大丈夫だろう と思っていたのがまずかったのかもしれません。 長年乗って愛着があるバイクが盗難にあうとまた違った感情があるかも しれませんが、バイク初心者の私にはまだその域まで達していません。 ただ、週末ごとに教習所に通いやっと叶った夢を(大げさかもしれませんが...) 奪い去られた精神的なショックは大きいです。
スキー場の風景あけましておめでとうございます。まずは新年のご挨拶を。新年そのものがおめでたいわけじゃなかろうに、と子供のころからこの定型文にはなじめないものを引きずっていた私ですが、今では、長いこと会っていない旧友への年賀状書き出し文と割り切っています。お元気?って。
さて、やっと、長い真直ぐなスキーから、短かいカービングスキーに乗り換えた私は、年末年始は早速「試乗」しておりました。雪不足の上に暖冬で雪質のよくない越後湯沢でしたが、それでもスキー場にはそこそこの人が。若い人たちのスノーボードが目立ちます。
カービングスキーは、あのスノーボードのカーブを取り入れたものだ、という話を耳にしますが、たしかに旋回性は向上します。長さが短いこともあるでしょう。私の少年時代は、手を伸ばしてスキーの先端を掴むくらいの長さが標準でしたから、私の最初のスキーは195cmくらいだったかな。去年までは185cmで通していました。どこかに、長いスキーを乗りこなすのが技術だ、という思い込みもあったようです。それが今や165cm。年齢もありますが、この方が楽です。これも、スノーボーダーのおかげと言えなくもない。
スノーボーダーの貢献は、ウエアにも及んでいます。どういう訳か知りませんが、彼らのウエアはだいたい地味な色合いで統一されています。あれはあれでファッションなのでしょうが、あのおかげで全然ハデでない私の古いウエアも、目障りになることもなく平気で着ることができます。スノーボードがまだ全盛でなかったころ、若い人のスキーウエアは毎年のように流行が変わり、それも派手になる一方なので、ついていけない年配の人は肩身の狭い思いをしたことでしょう。それが、ついスキー場から足が遠のく原因にもなっていたかも知れません。
スキー場のレストランも、高くて不味くて、せわしいカフェテリアから、味と雰囲気にこだわったこじんまりした店が増えてきました。いつも利用するワインとイタリアンのその店には、若い人たちのグループに混じって、一緒にスキーを楽しむ年配の夫婦の姿も目に付くようになりました。
こどもたちには考える科学としてのコンピュータを『がんばれ!!ゲイツ君』の最新号は学校教育におけるオープンソースの意義についての考察です。巷のパソコン教室のカリキュラムを覗くと、Windowsとワードやエクセルの「操作」がほとんどです。わざわざ金を払って教わるようなものではないと思うけど。これでは「パーソナル」コンピューターではなくて、まるで「教団」コンピューター。
ところで、上の『ゲイツ君』にはちょっと面白い数学の問題が引用されていました。「有名な問題」っていうけど、私は初めて目にします。
「地球の赤道上に一本のロープを地上の上に隙間無くぐるっと回して通して結んだとした時、ロープの長さを1m長くして地上からまんべんなく持ち上げたとしたら、地面とロープとの間にはどのくらい隙間が生じるか?」私はこういう意外性のあるまじめな問題が大好きでして、地球を題材にしたものでは、私の学生時代にはこんな問題もありました。「宇宙人が地球に降り立った。そこがどの地点か分からないまま、まず南に1000キロ、次いで東に1000キロ、それから北に1000キロ移動してみたら、なんと最初の地点に戻っていた。さて、宇宙人はどの地点に降りたのか?」中学生以上のお子さんがおありなら、いっしょに解いてみてください。ただし、すぐ分かるように、北極点はこの条件にあてはまりますが、宇宙人が降りたのは北極点ではありません。
『映像の世紀』とイラク派兵先月ここでとりあげた世界史学者の吉田悟郎先生のホームページ『毎日更新ブナ林便り』には、一般のメディアでは報じられない中東に関する情報と情報源を掲載しています。今日付けのニュースには「バグダッドでスパイ容疑 元自衛官 米軍に拘束」という記事もありました。
子供としての私の世界史的事件の記憶は、キューバミサイル危機にはじまり、ケネディ暗殺、ベトナム戦争、毛沢東の文化大革命、ソ連のチェコ侵攻、中東戦争など、今振り返っても激動の時代でした。けれど学校の歴史の授業は、そんな現実から過去を見直すのではなくて、専ら暗記物の詰め込み勉強でした。なんという無駄なことかと、その時も思ったものですが、私の対抗策は、とにかく受験で教育が歪められていようがなかろうが、世界史そのものの勉強はしておかないと、というものでした。
そうして今では、一見無関係なケネディ暗殺とイラク戦争が、見えないところでつながっていることを知ることになります。
『映像の世紀』アンコール放送今夜から9夜連続で『NHKスペシャル・映像の世紀』(全11集)が再放送されますね。いつかも年末に一挙アンコール放映されていましたが、貴重なフィルムで構成された秀作です。もうこれで再放送はないかもと、私はビデオ録画をセットしました。
カブを収集?窃盗団No.2'728 横浜市 LITTLE CUB さんから。
乗って逃走はじめまして、[F]と申します。 原付の盗難に遭ってしまいましたので、 盗難リストに登録をお願いします。 同じ駐輪場に止めてあった知人のカブも同じ日に被害にあっていること、 また、近辺の新聞屋さんなどが同時期に被害にあっていることから、 窃盗団の犯行ではないかと警察の方はおっしゃっていました。 日中は有人管理の駐輪場ですので、早朝、夜間の犯行の可能性が高いです。No.2'730 こちらも横浜市の GSX-R1000 さんのケース。
2003年12月11日の22時に盗まれました。情報を集めたところ、エンジンを かけ乗って行ったことがわかりました。 ワイヤーロック2つと多間接金属ロックをしていましたが、それらも現 場に無く、カバーのみ残っていました。 なにか情報がありましたらよろしくお願いします。 (しかし、住んでいるのが寮であり、まだまだ人通りのあるこの時間にロ ックを壊し、バイクをいじってエンジンをかけるまでするものでしょうか?)
報道の情報操作自衛隊のイラク派兵で緊張が高まっている中、夜になって、フセイン元大統領が拘束されたというニュースが飛び込んできました。9時からNHKが、イラクのアメリカ軍による記者会見をライブ中継していました。その中継を編集抜きのライブで見ていたら、気になることがありました。
まずアメリカのBremer行政官が冒頭 "Ladies and gentlemen, we got him," と言うと、すかさずカメラの背後の、多分米軍関係の傍聴者と思われる人々から歓声と拍手が起こり、同時に記者席の前列右に坐っていたイラク人記者と思われる数人も立ち上がって腕を振り上げながら歓喜の叫びを上げていました。行政官は、このような反応を予定に織り込んでいたかのように、しばらくその歓声を続けさせていました。
けれど、他の大勢の記者を見ると、はしゃいでいる前列のイラク人記者たちを訝しげに眺めるだけで、いたって冷静な様子です。
会見で公開されたサダム・フセインのビデオ画像も歯の検査をしているようなシーンを選んでいましたが、記者会見で発表する画像としては違和感を感じてしまいました。私は歯形で本人確認しているのかなと想像したのですが、Yahoo! USA に掲載された APの記事では、「DNAのサンプル採取のため」と説明されていました。それなら、血液採取が確実でしょうに。フセインには影武者が大勢いたそうです。
潜伏していた場所がずいぶんと狭い穴蔵だったということで、記者からも拘束の詳しい状況などについて質問が出ましたが、ほとんど満足な回答がありませんでした。多くのジャーナリストは今回のイラク戦争で、政府と軍による情報操作に対して、自らの反省を込めてすでに学んでいます。
ピッキング、ココセコムNo.2'712 CBR600F4i さんはレッドバロンのロックがピッキングで解錠されました。
No.2'706 Z1 さんのケース。ココセコムを忍ばせる場所がバイクにもっとあればいいのですが。レッドバロンのバーロックと駐輪場の鉄柱に鎖型ワイヤーで繋いでありましたが、 ワイヤーは切断されてレッドバロンのロックはピッキングによる解錠でした。はじめまして。[M]と申します。 現在東京に住んでいる大学院1年生です。 神奈川の友人宅にバイクを置いていた時に盗難にあいました。 友人が、午前九時半に外出する際に見たときはまだあったのですが、 午後五時半に帰宅したときにはなくなっていたそうです。 ココセコムをつけていたので、盗難された日に警察の方とセコムの警備員の方と 深夜二時まで5時間以上探したのですが、みつけられませんでした。 おそらくココセコムもはずされていると思われます。 購入して一年以上経つんですが、雨天走行はもちろん、雨に濡れたこともなく、 いつもピカピカに磨いていました。 一生乗りつづけようと思っていたのに… ローンもまだ残っているし、盗んだやつが笑っているかと思うと、 悔しくて寝ることもできません。
またも大阪、路上駐車狙いNo.2'711 GSX-R1000 さんの被害状況。東京と違って、大阪では犯行現場を押さえられたら、犯人は半殺しに遭いそうな気がしますが、犯人も命がけでしょうか。
[12月5日 大阪市中央区東心斎橋1 にて] 向かいの東急ハンズ等に買い物に行っている隙に被害に 会いました。場所は長堀通りという大きな通りで、路駐してある バイクの数も多く、私の前に止めてあったバイクは無事だった ところを見ますと、ピンポイントで狙われたようです。
『ガルル』の盗難対策特集昨日発売の『月刊ガルル』1月号で「盗難防止グッズ徹底テスト」という特集が組まれています。オフロード系の雑誌としては異例ともいえる8ページが割かれています。オフロードバイクの盗難が増加していることが背景にあるようですが、たしかに、盗難されたXRがバンコクの店頭に並んでいたことを現地の当サイトの協力者が通報してくださったことがありました。このコラムでも取り上げましたので、記憶されている方もいらっしゃるでしょう。オフロードバイクは盗難されない、と思い込んでいるライダーもいるかも知れませんが、海外では「需要」が高いようです。なお、上記特集には当サイトも紹介されています。取り上げてくださったガルル編集部にお礼申し上げます。
ハヤブサが狙われている隼の盗難が連続しています。柏市で11月30日、前橋市で12月4日です。関連性があるかどうか、分かりませんが、柏市のハヤブサさんは防犯対策を 2,3,4,5 と厳重にされていたことを考えると、ピンポイントで狙ったものと思われます。大型バイクはとくにターゲットにされますが、なかでもハヤブサのオーナーはご警戒ください。
地図情報以下のご提案をいただきました。
初めまして。 2年ほど前から貴サイトを拝見させて頂いています。[O] と申します。現在京都 で大学院に通っております。 私もバイクに乗っていて(SUZUKI:Bandit250です)、バイク暦は2年ほどのひよ っこライダーです。 実は2年前に2輪免許の教習に通い始めた頃に貴サイトに偶然出会い、その根底を 貫く色々な精神に感銘を受けました。自分の今のライダーとしての意識は、かな りの部分を貴サイトから学ばせていただいた所(車社会の中でのライダーの意味 や文化としてのバイク、そして単なる”バイクに乗る人”ではなく、”ライダー” であるということ、等々)に依っております。 さて、今回突然にメールさせていただいたのは、先ほど貴サイトを眺めていてふ と思いついた事をお伝えしたいと思ったからなのです。 何かと申しますと、”大阪で続発する駐輪中の窃盗”や、”秋葉原での被害が絶 えません。 ”という部分です。 これを見てふと思ったのは、バイクの盗難が起こっている場所の地図、「バイク 盗難マップ」のようなものがあると、面白いなぁ、ということです。 面白いと言うのは語弊があるのですが、時間帯なども含めてバイク盗難が多発す る危険地帯の地図のようなものがあると、ほんの少しでも盗難に泣かされる方が 少なくなる可能性はないでしょうか? 最初は簡単なものでもいいから(とりあえずは関東近辺から、とか)、そういっ た”盗難マップ”というものがもし、Webで見られるとすると、例えば同じ場所 にバイクを駐車する際にも、セキュリティ意識が全く変わってくると思うのです。 その結果、実際に盗難が減るかどうかまでは、やってみないと分からないとも思 いますが。。。 あるいは、すでにお考えになっておられるかもしれないですが、メールさせて頂 きました。 最後になりますが、サイト運営に対する御尽力とその結果である質の高い内容に は敬服いたしております。また、”楽しいバイクライフのために”は、自分の大 好きな読み物のひとつでもあります。どうかこのサイトが末永く運営されていく こと、そしてもし可能ならば、このサイトの第一目標が達成され、別の目標に向 かっていけることを・・・。 それでは、失礼いたします。乱筆乱文お許しください。ご提案どうもありがとうございます。それにずいぶんと褒めていただいて(冷汗)ちぢこまりそうですが、軽く読み流していただいて、ご意見や批判など、どうぞ気楽にお寄せくださいな。
地図の利用の件は、たしかにごもっともですね。検討させていただきます。エッセーでしばらく地図を話題にしていましたし。それにYahooなどの地図サービスもうまく使うと、文字による地名よりもグラフィカルな表示が効果的なときもあるでしょうね。じつはHP上では言及をしていませんが、私たちバイク盗難対策に取り組んでいる個人、グループ同士が情報を交換しあったり、協力しあう場をもっています。あるメンバーによると、組織的犯行と思われる盗難の発生場所を地図上でプロットすると、窃盗グループの拠点ならびに搬送ルートが浮かび上がってきているとのことです。GISという地理情報システムの分野がありますが、まだまだ業務用途がメインで、もうすこし個人レベルでの利用が広がってもいいですね。
大阪で続発する駐輪中の窃盗自宅の保管場所からではなくて、外出して駐輪したところを狙われるケースが連続して報告されています。No.2'696 BMW R1100Sさんから。
[T]と申します。44歳、会社員です。 先週、22日土曜日に愛車が盗難に遭いました。中古でしたが乗り出して1年4ヶ月。 バイクにも慣れ快調な単車生活を送っていました。盗難に遭い1週間過ぎてしまいましたが このサイトを知りました。他にも近くで盗られた人がいるのを見てこちらからも情報提供 していこうと思います。 盗られたことは悔しいですが何も行動を起こさないのはもっと悔しいです。 ぜひこのサイトに載せてください。お願いします。 盗難場所:大阪市桜橋「南海部品本店1階屋内駐輪場」、 時間:16時〜17時半の間、買い物中に盗難に遭いました。 状況:ハンドルロックのみ、17時頃に横に停めた客の話では その時間にはまだあったとの目撃情報あり。 特徴:車体は黄色、シートは黒色のため、よく目立ちます。
今日の登録メールからNo.2'691 FZS1000さんのケース。秋葉原での被害が絶えません。
No.2'692 FUSIONさんは11月24日「数人に囲まれ強盗」。一味が同乗していたのは白のCIMAで、ナンバーは相模3XXX。はじめまして、埼玉県在住の[S]と申します。 先日[11月26日]、東京は秋葉原に買い物に行った際、盗難に遭いました。 大通りから一本横に入った所で、知ってる人は解ると思いますが日通ビルの裏側です。 人通りも多く、平日(水曜日)の昼間(午後2時から午後7時)だった上、普段同じ所に 止めていたのでハンドルロックしか掛けていませんでした。 自分の油断が招いた事とは思いますが、どうか御協力お願い致します。No.2'693 BMW R1150RT さんからは
という第一報の直後に、以下の続報をいただきました。主人が遠方出張中のため、代わりに妻が登録させてもらいます。 うちのは繁華街[11月27日 浪速区日本橋5丁目付近]で 5分目を離した内にバイクが消えたそうです。私は[G]といいます。 すみません、多分、名前を書いていませんでした。 バイクを探したい一心であせってしまいました。 あんなに旦那が可愛がっていたバイクが消えるなんて私もショックで、 昨日は落ち込んで眠れませんでした。 うちはまだ新婚家庭で、新居もあのバイクに合わせてマンションを選んだのです。 いわば私達の生活の一部なのです。バイクに乗るとほころぶ旦那の顔を見てて嬉しく なりました。 私はバイクに興味は無いのですが、他の盗難バイクにも協力したいと思います。 携帯サイトも自分の電話に登録したので、うちの子共々早く見つかるよう祈ります。 発見者への謝礼も出来る限りの額で考えていますので、この脱力感から早く立ち直り たいです。 今、HPを隅まで閲覧したのですが、密輸されてしまうかもしれない・・・。 とりあえず、税務署へも連絡してみます。 詳細なアドバイスが沢山書かれていて、とても助かります。 どうぞ宜しくお願いします。No.2'694 HARLEY DAVIDSON XL1200Sさんは、やはり大阪で11月23日、
ときの被害です。PM4:00〜PM7:00の3時間の間 大阪駅前第2ビルの南の歩道に路駐していた
人通りのある路上が逆に狙われてこのページのリンク情報で紹介しているハーレーサイト『Hobby World』によると、このところ ハーレー V-ROD が連続して路上盗難にあっています。「お願いだから繁華街に停めないで」と注意を呼びかけています。
オープンソースコミュニティはいかにSCOに立ち向かったかコンピューター関連のネットニュースではときどき話題になっていたものの、実際の進展と形勢があまり分かりやすく報道されてこなかったSCO騒動。オープンソース陣営が、これを乗り越えることでさらに地盤を強固なものにしつつある様子がレポートされています。『がんばれ!!ゲイツ君』の最新号で紹介されていたものですが、読み物としても面白い。
さとうきび畑「おもいで遠く褪せても〜♪」という、時々耳にする歌の曲名が「涙そうそう」ということを知ったのがつい最近で、先日紀伊国屋書店でギター楽譜を見つけて買ったら、作詞が森山良子でした。これも知らなかった。はずかし〜(*^-^*)
今日BS2を点けっぱなしにしていたら、3時から「河口湖畔に吹いた沖縄の風」という8月31日録画のコンサートが放映されました。私は初めて「涙そうそう」を歌う夏川りみを見ました。素晴らしい歌いっぷりで、引き込まれてしまいました。あとでCD買おうっと。そうそう、「涙そうそう」って、「なだそうそう」だったんだ。知らなかった。(*^-^*)
このコンサートは「涙そうそう」の作曲者でもあるBEGINと森山良子の3人舞台。そして、「さとうきび畑」をうたう森山さん。いまでも若々しいね。この「さとうきび畑」は私の学生時代の反戦歌。といっても、私がこの曲を知ったのは楽譜からで、その11番まである歌詞に惹かれたからでした。
当時、もうひとつ私が好きだったのは、同じく森山良子が歌っていた「死んだ男の残したものは」。武満徹が作曲した唯一の反戦歌と言われますが、そのシンプルな旋律とともに、谷川俊太郎の詩が光ります。(当時谷川俊太郎は詩人としてよりも、漫画ピーナツの翻訳者として有名だったような気がする)
どちらの曲も、ギター一本の伴奏で歌うときがシンプルでかつ迫力あり。でも、私には懐かしいという感傷よりも、まだこうした曲が退場してはいけない時代が続いていることに、30年という年月の短さを感じてしまいます。
路上の40分No.2'687 Harley Davidson V-Rod さんは、「ハンドルロックせず、40分程路上に置いていた間に無くなっていた...見える位置に交番[徒町交番]があり、人通りも激しく油断していた」といいます。わずかな時間路上に停めておくところを狙った犯行が後を絶ちません。
ふたたび、エシュロンについて前回紹介の『ブナ林便り』は、その控えめなタイトルからは想像できないほど、有益な情報ソースがぎっしり詰まっています。そこにリンクのあった「日本ジャーナリスト会議」の評論ページに
がありました。当サイトのプライバシーポリシーでもエシュロンに言及しておりますが、最近はニュースで話題になることがすくなくなっていました。No news is bad news の一例でしょうか。ジャーナリズムの原点は、「何が報道されているか」と同時に「何が報道されていないか」を見極めることですね。
歴史の『彷徨』9月15日付けのこのコラムで取り上げた上原専禄編「日本国民の世界史 」の執筆者の一人、吉田悟郎先生のホームページ『ブナ林便り』の中の
を訪れると、初めて聴くのに懐かしい、なにか広大な草原と悠久の歴史を想像させる調べが迎えてくれます。『彷徨』というその曲は Kumi Fujino さんによる「書き下ろし」のオリジナルテーマ曲とあります。 Kumi Fujino さんのホームページ
には彼女のすばらしい作品がいっぱいMIDIで紹介されています。『彷徨』が気に入られた方はぜひどうぞ。
私は80年代初めのころ、ウインダムヒルのレコードを聴きあさっていました。Fujino さんの音楽は、そのウインダムヒル・アーティストと喜多郎 、ドビュッシーに共通する暖かさを感じます。
さて、『ブナ林便り』は「僻地・マイノリティの視点からこの乱世世界史の日々を瞥見する試み」として毎日更新されているページです。学校で学んだ世界史の、また「日本国民の世界史 」の、これは増補ページ、アップデート、そして生きた「問題集」と見ることができそうです。
マニフェスト選挙の最終投票率は59.86%(小選挙区)で、前々回に次ぐ史上2番目の低さだったと報じられています。別の言い方をすると、棄権率が40.14%ということになります。この棄権率の高さから見ると、メディアが持ち上げた「二大政党化」「政権選択選挙」は現実とはほど遠いものだったと言えるでしょう。
でも、「マニフェスト選挙」は、実際どこまで読まれたか別としても、公約・政策を競うという意味では良いことですね。なんで「マニフェスト」などと人口に膾炙されているとは言い難い英単語を使うのか、疑問もありますけど。私なんぞ、昔大学のドイツ語の授業で使ったテキスト「マニフェスト・デア・コムニスティシェン・パルタイ」という19世紀ロマン主義文学の古典を思い出してしまいます。
このマニフェストは、印刷されたばかりでなく、各党のホームページで公開されています。それぞれのマニフェストはパンフレットで読み比べることは簡単ではありませんが、インターネットで公開されることで、検索や比較が容易になりました。さらに、選挙のときばかりでなく、選挙が終わったあとでも公約として強制力を持つことになります。
たとえば私は9.11以来、アメリカの中東政策と日本の外交政策に注意していますが、自衛隊のイラク派遣問題について、各党のページで「イラク 自衛隊 派遣」などのキーワードで検索するとこうなります。
与党連合は
宣言6 国益に沿った外交を展開します公明党
日米同盟を基軸に国際協調を重視しつつ、イラク・アフガニスタン復興支援、人類共通の敵であるテロ撲滅等、国際社会と協力した平和外交を推進する。自衛隊の派遣は、戦闘地域と一線を画した地域での活動であり、現地の治安状況など政府の調査報告を分析し、その時期、活動内容、活動地域等について十分に見極めて判断する。保守新党 は解党することになったけれど、同じ公約のまま自民党に合流するのでしょう
イラクへの当面の15億ドル支援は、国連決議に基づく、わが国相応の負担であると考える。イラクの復興支援対して野党側は
イラクへの政府調査団等の調査に基づき、日本にふさわしい協力のあり方を決定するなど、米英の同盟国として支援・協力する体制を早急に整えます。米国等のイラクへの武力行使は、国連憲章など国際法に違反するものであり、容認できません。戦闘が続くイラクへの自衛隊派遣を規定しているイラク特措法については(中略)これに基づく自衛隊の派遣は行わず、廃止を含め見直しを図ります。共産党イラクへの自衛隊派兵はきっぱり中止すべきです。アメリカの占領費負担もやるべきではありません。社民党イラクへの自衛隊派遣に反対し、自衛隊の海外派兵のための恒久法の制定に反対します。これまでは公約は選挙が終われば忘れられるものでしたが、その公約が実際は何を意味して、どう果たされるか主権者が監視することことも、インターネットが可能にしています。
「田中宇の国際ニュース解説」の今日付けの記事はイラク問題『罠にはまったアメリカ』です。
「投票に行きますか?」と問われたら明日は衆議院選挙の投票日です。同時に最高裁裁判官国民審査の投票もありますが、こちらは「不信任にX」記入なので、無記入票がそのまま信任票と見なされます。「信任に○」の記入方式だとどうなりますか。
さて、いつものことながら、メディアによる選挙の取り上げ方に首をひねります。まず、「あなたは投票に行きますか?」の街頭インタビュー。あの質問はいったい何なんでしょう。なにか投票所まで行くことが難儀なことみたいに聞こえます。ちなみに私は明日は「行きません」。投票日って行楽客が少ないので、いつもこの日を遠出に当てます。だから、さっさと不在者投票を済ませています。
メディアにいちいちけちをつけても仕方ないけど、あの「投票に行きますか?」はいかにも日本的、いやニッポン的で国民を子供扱いしていておかしい。「行きません」なあんて、いばって答えるニッポン人も、子供らしくてかわいい。
日本は議会制民主主義を採用していますから、主権者たる国民は議会へ代表として自分が行くか、それができなければ代用を送ります。その権利が参政権。自分を選んでもらう権利が「被選挙権」、代用を選ぶ権利が「選挙権」、衆議院なら25歳以上から立候補できて、投票なら20歳からできます。私は議会へ行きたいのですがヒマがないので (^^; 代用を選びます。
ですから、「投票に行きますか」ではなくて、「あなたはどう参政権を行使するのですか?」と問うべきだと思います。インタビューで「あなたは立候補しない、なぜですか」とは聞きませんね。それは極端としても、せめて「今度の選挙では何を基準に候補者を選びますか」と質問するのが視聴者にとっても当のメディアにとっても妥当な線でしょう。
「行使しません」との回答もあるでしょうね。棄権と言います。批判票という人もいますが、これは迷信。棄権は委任状と解釈されます。つまり、「他の人が選んだ人に任せます」という「投票」です。
「任せる」とか「委せる」とよく言います。公式に任された人を「委員」といいますが、議会の場合は議員です。なんだか「任せる」とは相手を信頼しているみたいで、普通は悪い意味にはとれません。しかし、本田宗一郎は「任せる」ことを嫌った、とどこかで読んだことがあります。つまり、「他人任せ」や「他人依存」をするな、という意味です。「任せる」ということは、しばしば「自分で責任をとらないこと」を覆い隠す慣用句です。
「丸投げ総理」の下、「任せる」ことで責任を放り投げる風潮がますますはびこるようになりました。
『女性がもっとも望むことは何か』アレクサンドロスとヘルマプロディートス像、それに時計や茶について調べだしたら、ずいぶんと世界史に深入りしていました。でもこんなサイトを見つけたことはラッキーでした。
書かれているのは高校で世界史を教えておられる先生で、これは実際の授業を再現したものです。とは言っても、もちろん一言一句そのままではないでしょうが、その語り口は全く講義として違和感がありません。
その「最初の授業」で、先生は面白いことにアーサー王伝説から『ガウェインの結婚』の話をしています。これがまた面白い。何が面白いか? アーサー王伝説そのものがすばらしいわけじゃない。この先生の語り口が楽しいんです。じつはこの『ガウェインの結婚』のエピソードはブルフィンチの原作で読んでも、それほど感心する叙述ではありません。
でも先生は、「女性がもっとも望むことは何か」をキーワードに、この古めかしい話の細部に手を加えて、見事に現代によみがえらせています。お見事。考えると、歴史って、事実だけを見たら案外つまらないものではないかと思う。でもそれは、ひとりひとりが自分の疑問や興味という光で照らしたとき、まったく別の輝きを放つようです。
2回目からの授業も、過去の歴史がぐっと身近に感じられるようなアプローチです。昔、ネルーの『父が子に語る世界歴史』を読んだときの新鮮さがよみがえります。ディスク型が普通だった車輪が、ヒッタイトの戦車(二輪馬車)でスポークが初めて使われた話もあります。ホイールの軽量化は3600年前から始まった。へぇー、ですね。
さて、「すべての女性がもっとも望むもの」とは何でしょう? 関心をもたれた方はちょっと聴講してみては。
横行する路上駐輪を狙った犯行何度かここで取り上げてきましたが、ほんのわずかな時間の路上駐輪のバイクが狙われる被害が後を絶ちません。以下はNo.2'667 X4 Type LD さんの被害状況です。
背もたれをオプションにて追加しており、それ以外はまったくの ノーマルです。中古ですが、走行距離600kmと外観は非常にきれいです。 黒と赤のヘルメットを後部座席に付けていました。 11月2日(日)18:00〜20:00の間に、大阪市浪速区の難波パークス南の 駐輪場近く歩道に駐輪していたところ盗難に遭いました。 バーロックもしておりましたが、付近にバーロックもなく、跡形もない 状況でした。人通りはまばらですが、5分おきに何人かは人が通行する 状況で、車の乗り入れ等は不可能な場所です。 購入して、乗り出し2日目に盗難に遭いました。 ほんときついです。 これからは、他の盗難車も注意しながら探していきます。 そのままの状態であれば10万円を上限にお礼をしたいと考えています。
微力を積分したい今日いただいたX白バイ登録依頼に添えられたメッセージを紹介させていただきます。
はじめまして、こんばんは。私、千葉県船橋市に在住しております[A]と申します。 本日、たまたま貴方様が運営するHPを拝見いたしました。私もバイク乗りであり もし愛車が無くなったらと思うとゾッとします。 不幸にも盗難にあわれる方が多いのに驚きと怒りを覚えます。 私は普段仕事で外回りをしておりますので(自転車や徒歩で。主に東京都墨田区) 今後は不審車両・放置車両を見かけた際は貴方様が運営するHPを活用したいと思います。 大変すばらしい活動なので微力ながらご協力したいと思います。 私の周辺にもバイク乗りが少なからず居りますので皆に活動を広めたいと思います。 本日は突然のメールにて失礼いたしました。これからもご活動がんばってください。当サイトの趣旨にご賛同ならびにご協力ありがとうございます。バイク窃盗は無論個人の手に負える問題ではありませんので、当サイトも「微力」サイトの典型を自負しています。でも「微力」がどんどん増えて、しかもインターネットのようにセンターを持たずに分散していると、窃盗団もやりにくくなるでしょうね。