クオーツのGS SBGF003 (03.6.22)


腕時計というとやたら高価なものだけが話題になりますが、私はこのクオーツGSが気に入っています。クオーツGSはみな年差10秒という精度をもっていますが、このGFシリーズは価格が低く設定されています。いちばんの特徴は、時差修正機能といって、秒針を止めずに、時針だけを回すことができることです。海外へ出かけることの多い私は、この機能を重宝しています。しかし日付を調整しようとする場合は、時針をぐるぐる回さないとなりません。どちらの利便性をとるかですね。

このGF003は、斬新な12角形のベゼル、紺の文字盤とマッチするゴールドの針とインデックス、それと暗闇で輝くルミブライトが特徴です。現在のGFシリーズのデザインにはあまり惹かれるものを感じませんが、これは当時としても大胆なデザインだったように記憶します。

GSにくわしい方はご存知のように、最近のSEIKOはマスターショップといって、おもに百貨店の時計売り場だけで定価販売するモデルをもつようになりました。そのカタログで目にしたSBGM001、いわゆるメカニカルGMTの写真に強い印象を受けて、実物を見に行きました。ところが、このモデルは品薄状態で、入荷するとすぐに売れてしまうんだそうです。45万円もするのに。先日ようやく実物を見ることができましたが、なかなかいい仕上がりです。でも私は購入する予定と予算(こちらの方が優先か)が今のところありませんが。

思ったのは、このGMTのように、GSはまだまだデザインでいろんな試みができるはずだ、ということでした。それと、マスターショップ限定販売などにしないで、堂々と一般の時計販売店で販売すべきと思います。あるいは、通常の時計店でも販売できるGSに、もっと気合いの入ったモデルをどんどん投入するでもいいでしょう。でないと、せっかくのGSがただの高価なブランド品になり下がってしまいます。そうなると、せっかく復活させたメカニカルGSですが、SEIKOはもういちどマーケティングの失敗で苦杯を嘗めることにならないとも言えません。





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