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これまでに開催された個展について
2004年11月1日(月)〜5月13日(土)開催





銀座九美洞ギャラリーTEL03-3542-9236
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仮名手本忠臣蔵・五段目より十一段目
 忠臣蔵五段目の幕開きは、初代辰之助の定九郎で始まる。
「五十両」とたった一言の科白の重さ。その迷いのない声。
一度みたら忘れられない、眼光の美しさと鋭さ。
 六段目は、十七世勘三郎の勘平、七世梅幸のおかる、七段目は、十三世仁左衛門、いずれも鬼籍に入られた名優だ。

 歌舞伎、文楽を見はじめて二十年が経った。丸本ものが好きだから、義太夫にハマッた。日本義太夫協会に入り、太棹三味線を買い、新橋の稽古場、築地のお稲荷さんの社務所、お師匠さんのご自宅と、約七年間。ちっとも上達しなかったが、撥を手にした。 叩き(太棹の胴を叩いて音を出す)は、最後までできなかったが、腹に響く音は、耳できき、目でみるだけの鑑賞とちがい、強烈なものだった。

 実践することにより、より物語に深く入ってゆけるような気がした。
音をテーマにずっと絵をかき続けてきたが、振動も見えない音と感じ、目で見、耳できくことと同じく、感動をよぶものと、はじめて知った。

 その後、素浄瑠璃の魅力に憑かれたが、忠臣蔵は、どのようにかたちを変えようとも尽きぬ狂言であることは、言うまでもない。

 若いころの私がどこまで近づけたか今でも不安だが、二部編成の後半の、芝居三昧・仮名手本忠臣蔵。

 ご高覧、心よりおまちしています。
二〇〇四年秋湯布院在住
ゴトウ 千香子

ゴトウ千香子 アンコール展
1986-95
芝居三昧より 「仮名手本忠臣蔵」
(五段目から十一段目まで)
期 間 2004年11月1日(月)〜11月13日(土)
時 間 12:00〜19:00(日曜休廊、最終日は17:00まで)
会 場 銀座九美洞ギャラリー
東京都中央区銀座3-14-2白鳥ビル1F
TEL:03-3542-9236



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