名古屋という街、地域についての「所感」
「そして名古屋」です。
「名古屋(なーごッやー)、泣いてどうなるのか、捨てられた我が身が惨めになるだけ、パッパー〜ヤ!」・・・(^o^)?
名古屋に住んで2ヶ月が経過しました。
時々東京へ出張しますと「名古屋は暑いでしょ!」これ、必ず聞かれます。
確かに涼しくはありません。まあ確かに暑いんですヨ、だから否定はしません。しかし東京の暑さとだいぶん違うのですネ。同じ暑さでも東京の方は蒸し暑さ、名古屋は炎天下の暑さ、こんな感じですかね。
本日は6月9日(日)、ワールドカップの日本対ロシア戦を数時間後にひかえているせいか、只今外気は30度を越えているようですが、窓を開けさわやかな風に心地良さを感じます。扇風機さえつけていません。東京ではそうはいかない。がんがんにエアコンつけているでしょう。なぜなら窓を開けると隣家のエアコンの室外機からの温風が入ってくる。また東京のよどんだ外気を室内に取り込もうという気にさえならない。だからエアコンつけざるを得ないんですね。内輪の話を隣の奥さんに聞かれたくないし、これもあるかもしれない。(この文書をUPした日は6/16(日)、やったね日本!決勝トーナメント進出決定! このこと知ったのは栄で1人夕食のそばをすすりながら、片隅のテレビ画像から、単身者ならではですな、、(・_・))
名古屋は空気がきれいだから窓を開け放てる。また間隔が広いから密着感がなく広々と住める。
因みに小生のマンションは1(D)Kです。決して広くはないのです(せまい〜!(+_+))。近隣との密接感が少ないと人間広い意識でいられるのだなというのは、ここに住んで初めて気づいた点です。
(こうやって納得(*_*)している面もありますが、これ実感です)
住居も広ければ良いというものでもない、トータルの居住性が重要な気がします。特に近隣との間隔。騒音問題もそうですが、理屈ぬきの人と人(と言うより生き物)との間隔の取り方が本能的に重要なのでしょう人間には。そのように思います。
また、ちょっと専門的になりますが、名古屋は戦後、区画整理をしっかりやった。そのお陰でしょう。街区も広く道路幅員も広く整然とした街並みです。それが今住み良さとなって生きている。
(また一寸最近読んだ本で「清洲越」(1610年ごろ)ということで徳川家康がこの街を作ったとか、そのころから区画整理キチッとやったとか、、。当時那古野という地名で誰も住んでいない台地だったそうです。)
ただ難点は何故、街路樹をもっと植えなかったか?行政の方に今度聞いてみようと思う。あまりにも街路樹が少ない。(管理が大変というところではないかと想像しています)。これが名古屋の街で一番残念なところです。だから炎天下の暑さとなる。こじつけではなく実際そうなのではないかと思う。見た目の感覚も大きい。今回TOPページをリニューアルしました。我が町の情報発信塔ですが、この通りの状況が名古屋市内あちこちで見られます。
しかしこの地は、名古屋駅から15分、地下鉄舞鶴線(桜通線)御器所、都心です。都心で広く(広い意識で)、心地よく住める。以上が名古屋の居住性に関しての所感です。
人に関しては掲示板に記載して頂いたアマゾン仙人さんが当時感じられた程には感じません。名古屋弁もほとんど分かりませんが、違った点で多々感じるところあります。
昨日地元放送局がサッカー日本代表のうち名古屋出身が誰と誰とパネルで紹介して讃えてましてね、フーンと思いましたね。マスコミの論調もそうなんですね。しかしこれは基本的には悪いことではないと小生は思うのです。
方向が間違うと閉鎖的になるところで際どいのですが、何でもかでもグローバルだ、国際化だと言われるなかで、ローカルがキチッと廻ることがこれから復活の前提でしょう。たぶんそうなってくる。その時に閉鎖的になるのではなくて、「自律しているよ!」という意味で地元を誇りにそしてそのノウハウを世界に発信していく。その発信が重要になってくる。それによって街は地域は活性化してくるのです。
(アマゾン仙人さんの洞察は当たっていると思います)。
その意味で名古屋は閉鎖的とよく言われますが、決して閉鎖的ではない。発信前の充電期、整備期なのです。2005年には国際空港がオープンしますし、名古屋には期待しています。自分たちでキチッと自律、自立していこうという地に足のついた思想が身に付いているのだと思います。だから部外者には「お前達、他人に頼らずしっかりやれよ」ということになる。これは閉鎖性とは違う。
ただ、確かに最初からオープンにさあ一緒にやりましょうとはならないところは確かにあります。
長い年月で培われた生活に根ざした防御性みたいなものが他の地域より強いのだと想像しています。輪中とかありますよね、その辺からきている気がします。ただ最近はまちづくりに戦略性をもっていると思う。
このあたり、これから名古屋に地に足をつけ、良くウォッチングしていきたいと日々早朝ウォーキングと歴史散歩を重ねております。
これからしばらく、、名古屋は注目株です。