・后(きさき)兄弟・
異星の王子様 28

今日は
市長の仕事はお休みなので、
バルコニーで妻とまったりです。
いいご身分ですね。


和也
「こうやって、君とゆっくり
過ごすのも久しぶりだな。
…すまない。なんだか
トントン拍子に出世して
しまったものだから、中々、
君と二人きりの時間を
取れなくて…」
マリオン
「あ、全然気にしないで〜。
シュリオンもいるし、
尚也さんや汐瑠さんもいるから、
全然平気〜」
和也
「そ…そうか?…で、
でも、やっぱりちょっとは
寂しかったんじゃ……」
マリオン
「全然?」
和也
「…………あ…、そう…?」
それも何か……

マリオン
「そんな事より、和也ー…」
和也
(…「そんな事」……?)

マリオン
「市長のお給料って、
ホントにすごいよね。
僕、あんな大金、初めて見たよ」

そんな袋一杯にもらったら、
そりゃ多いわ…。
大丈夫か?シムシティ…。

和也
「そうだなー。でも、
うちには必要のない物だ。
なぜだか知らんが、
入用になると空からお金が
降ってくるからな」

マリオン
「え!?そうだったの!?」
和也
「ああ。
なんでだろうなー…?」

それは、管理人がチートで
入れているから……;
motherlodeっつー呪文で…。

マリオン
「そのうち、金ののべ棒でも
降ってくるかもね〜」

和也
「なに!?
頭にあたったら大変だぞ!
痛い!絶対痛い!!」
マリオン
「痛いっていうか、死ぬよね〜」
和也
死ぃー――――!!??
マリオン
(和也って面白いなぁ〜)
だから好き
v

SIM TOP