・后(きさき)兄弟・
異星の王子様 28
今日は
市長の仕事はお休みなので、
バルコニーで妻とまったりです。
いいご身分ですね。
●和也
「こうやって、君とゆっくり
過ごすのも久しぶりだな。
…すまない。なんだか
トントン拍子に出世して
しまったものだから、中々、
君と二人きりの時間を
取れなくて…」
●マリオン
「あ、全然気にしないで〜。
シュリオンもいるし、
尚也さんや汐瑠さんもいるから、
全然平気〜」
●和也
「そ…そうか?…で、
でも、やっぱりちょっとは
寂しかったんじゃ……」
●マリオン
「全然?」
●和也
「…………あ…、そう…?」
それも何か……ヽ
●マリオン
「そんな事より、和也ー…」
●和也
(…「そんな事」……?)
●マリオン
「市長のお給料って、
ホントにすごいよね。
僕、あんな大金、初めて見たよ」
そんな袋一杯にもらったら、
そりゃ多いわ…。
大丈夫か?シムシティ…。
●和也
「そうだなー。でも、
うちには必要のない物だ。
なぜだか知らんが、
入用になると空からお金が
降ってくるからな」
●マリオン
「え!?そうだったの!?」
●和也
「ああ。
なんでだろうなー…?」
それは、管理人がチートで
入れているから……;
motherlodeっつー呪文で…。
●マリオン
「そのうち、金ののべ棒でも
降ってくるかもね〜」
●和也
「なに!?
頭にあたったら大変だぞ!
痛い!絶対痛い!!」
●マリオン
「痛いっていうか、死ぬよね〜」
●和也
「死ぃー――――!!??」
●マリオン
(和也って面白いなぁ〜)
だから好きv