・后(きさき)兄弟・
お年頃ですから 7

シュリオン
早速、
買ってきた服に着替えてみた。
うんうん、やっぱり
シンプルなのが良いかな。
買い物から帰ると、部屋の内装
なんかも新しくなっていた。
大人っぽくて良い感じ。

そして、やっと
服を着せてもらった人形君。
良かったね☆


シュリオン
「へー似合うじゃない」
人形
「ありがとうございます…」

シュリオン
「ところで君の事、なんて呼べば
良いのかな?名前は?」
人形
「名前…ですか?……私の?」
シュリオン
「ウン。名前、あるでしょ?」
人形
「呼び名…という意味でしたら、
NM-A1683と呼ばれていました
が…、これは製造番号ですので、
どうぞご主人様のお好きなように
お呼びください……」

シュリオン
「マジでか!」
名前つけていいの!?
人形
「マジでございます」
シュリオン
「うわ〜…、どうしよう。
名前かぁ〜……」
ドキドキー

シュリオン
「…………
“イブキ”と“ダンゴムシ”なら
どっちが良い?」

人形
「………」

「ダンゴムシ」って
言ってほしそうな顔してる。


人形
「…イブキで…お願いします」
シュリオン
「……マジでか」
人形
「……マジでございます」

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