・后(きさき)兄弟・
お年頃ですから 8
●シュリオン
「じゃあ良いや、イブキで」
●イブキ
(そんな残念そうに……)
●イブキ
「ああ…、イブキ……。
それが私の名前なのですね…。
なんだかくすぐったいです」
●シュリオン
「そ…そう?///」
(ダンゴムシも捨てがたかった
けど、本人が気に入ってるなら
良いか)
●イブキ
「ありがとうございます…。
ご主人様」
●シュリオン
「その『ご主人様』って呼び方も
何とかしようよ」
執事カフェじゃあるまいし…。
●イブキ
「え…?申し訳ありません……。
ご主人様とお呼びするのは、
失礼でしたか…?」
●シュリオン
「失礼ではないけどさ。なんか
倒錯世界みたいでキモチ悪い
から、名前で呼んで」
●イブキ
「かしこまりました。
…シュリオン様」
●シュリオン
「え!?」
シュリオン様!?
●イブキ
「あ…、
これもいけませんでしたか…?」
●シュリオン
「いやいや、良い良いっ」
それでいこう!
『ご主人様』には萌えなかった
けど、名前に様付けには
キタらしい…。