・后(きさき)兄弟・
お年頃ですから 9
●汐瑠
「后さん、さっきのは一体、
何ですか?生身の人間では
ないようでしたけど…」
●尚也
「あれはメイドロボットのような
物だろう。汐瑠君、今日から君は
食事を作らなくてもいいぞ」
●汐瑠
「え?じゃあ、僕は何をしたら
いいんですか?」
●尚也
「? 何ってそりゃあ、
私の相手だろう」
かまってくれ。
●汐瑠
「…そ、そ…ですか」
わかりました…。
●イブキ
「美味しい食事を作って、皆様に
喜んで頂きたいですね…」
●イブキ
「アンドロイド教育施設で習った
マカロニチーズ…。
うまく出来るでしょうか……」
●イブキ
フーフー…
●イブキ
ぱく
「ああ…、良かった。
成功です…」