●シュリオン
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「ねぇ汐瑠さん、本読んでー」
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●汐瑠 |
「ん?良いよ。何の本?」 |
●シュリオン |
「今日学校で面白そうな本、借りてきたんだっ」 |
●シュリオン
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(やっぱり、家に保健の先生が居るって、なんか良いよね…) |
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和也みたいな事、考えてる…。やっぱり親子; (『ゴキブリ、そして…』2参照) |
●汐瑠
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「えーと、『本当は怖いシンデレラ』…。ある所に、シデレラという可哀想な少年がいました。
シンデレラは、意地悪な継母と義姉に毎日イジメられていました」 (少年…?) |
●汐瑠
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「ある日お城から、王子様が婚約者を決めるための舞踏会の招待状が来ました。
招待状の王子様の写真を見たシンデレラは、美しい王子に一目惚れしました。」
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●シュリオン |
「ふふふっ、一目惚れかぁ〜」 |
●汐瑠 |
「シュリ君、一目惚れってわかる?」 |
●シュリオン
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「うん、知ってるよ。一目惚れって言うとロマンチックっぽく聞こえるけど、本当は
すごく衝動的・動物的で、性欲丸出しなんだよね」 |
●汐瑠 |
「え…、そ、そうなの……?ヾ」 |
●シュリオン
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「うん。あと子孫繁栄とか、そういう動物的欲求に関係あるらしいよ」
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●和也 |
(……シュリオンて、変なこと知ってるな…) |
●マリオン |
(僕と和也も、お互い一目惚れ…かな…?)
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出会って数時間で結婚しちゃったもんね…。 |
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