●ジェラルド
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「うん。このパイ部分の甘みと、ベリーソースの酸味のバランス…。素晴らしいですね」
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●シュリオン |
「でしょ〜?汐瑠さんの料理は、いつもすごく美味しいんだ」
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●ジェラルド |
「へぇー、羨ましいですね」 |
●アーロン |
「いいな〜。そういえばマキシムはよく、お母さんの料理が下手だって嘆いてるよね」 |
●マキシム
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「そうなんだ…。この前は、夕食のおかずが“ふりかけ”だった……」
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●シュリオン
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「え!?ふりかけ?」(…って何?) |
●アーロン |
「うわ〜、それはもう、料理下手とかいう以前の問題だね。育児放棄だね」 |
●マキシム |
「えっ…!!」 |
●ミッシェル
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「そんな事ないよ。マキシムの家はビンボーだから、きっと“ふりかけ”くらいしか
買えなかったんだよ。気にしないで?マキシム」 |
●マキシム |
「……あ、ああ…」(あれ…?) |
●シュリオン |
(ミッシェルって優しいなぁ…) |
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…そうか?; |
●マキシム
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「ところで、昨日テレビで『ウフフな事』がどうとか言ってたんだけど、何の事だろう?
両親に訊いても『お前にはまだ早い』と言って教えてくれなかったんだ…」
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●ミッシェル |
「『ウフフ』?笑い声かな?」 |
●アーロン |
「そう考えると、楽しい事っぽいね」 |
●シュリオン |
「何か淫蕩な響きだけどね」 |
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シュリオン…。そこまでわかってりゃ充分だよ……; |
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