●ジェラルド
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「おじ様、ちょっとよろしいですか?」
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●尚也 |
「おじっ……。………何かな?」 |
●ジェラルド
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「汐瑠さんとおじ様は、どのようなご関係ですか?」
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●尚也 |
「えっ、汐瑠君と?…どのようなって、そりゃあまぁ、なんだ……」 |
●尚也
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「ああ、汐瑠君いい所に。この子に私と汐瑠君の関係について質問されたのだが…」
(子供相手に「愛し合っている」と言ってしまって良いものか…)
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●汐瑠 |
「あ、そうなんですか。…あのね、僕とこのお兄さんの関係は、上司と部下だよ」 アッサリ |
●尚也 |
「あ……そ、そうだな。…その通りだ………」 そんなミもフタもない…ヽ |
●ジェラルド |
フッ…… |
●ジェラルド
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「じゃあ汐瑠さん、もしかして今フリーですか?僕にもチャンスあります?」
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●尚也 |
「!!」 |
●汐瑠
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「チャンス?何の?」 |
●ジェラルド |
「フ…、何ってもちろん恋人候補ですよ。あなたの料理の腕に惚れました」 |
●汐瑠 |
「え?」 |
●ジェラルド
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「僕も今はまだ子供ですが、すぐに大きくなります。そうしたらすぐに同棲して
いずれは結婚……」 |
●尚也
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「許・しま・せん!!それにアレだぞ!料理だけ上手くたって、もしかしたら
性格破綻者かも知れないぞ!?君はまだ、人を見る目を養う方が先だろうっ」
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●ジェラルド |
「そ…そうなんですか?」 性格破綻者…。 |
●尚也 |
「ああ。そうだともっ」 もっといろんな人を見るべきだ! |
●汐瑠 |
「………………」 |
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