●シュリオン
|
「じゃあ、興味本位じゃなくて本気でやるならいいの?」
|
●尚也
|
「もっと駄目だ!いいかい、よく聞きなさい。お前は宇宙人だのUFOだのと言う物に
近付いてはいけない。それは、お前の人生をひっくり返す事にもなりかねない、とても
危険な行為だ」
|
●シュリオン |
「う…うん……」 (…てゆーか尚也さん、宇宙人の存在、信じてるんだ…) |
|
そりゃ信じるさ。 |
●シュリオン
|
「でも、宇宙人なんてホントにいるのかなぁ〜?そりゃ、どこかの惑星には居るかも
しれないけど、この地球上にまで来てるなんて話は、にわかには信じられないなぁ。
僕は、自分の目で見るまで信じないよ」
|
●尚也 |
「………」 (見たんだよ…) |
●尚也
|
「しかしな、シュリオン…。人生、信じられない事が起きたりするものだ…」
それが人生さ……。 遠い目
|
●シュリオン |
「?」 |
●尚也
|
「そうだな…、お前には話しておこう。………実は、私と汐瑠君、そしてお前の父である
兄さんは、元々この世界の人間ではないんだ…」 |
●シュリオン |
「…え?何それ。…………………ホントに?」 |
●尚也
|
「ああ。こんな冗談を言うものか。なんだか知らないが、ある日突然この世界に来て
いたんだ。一体、何が起こってこうなったのか、未だによくわからない」 |
●シュリオン
|
「うわ〜ぁ…、いきなりスゴイ話するなぁ…。もうビックリだよ…」
|
●尚也
|
「元の世界に帰れる方法が見つかったら、必ずお前とマリオン君も一緒に帰れるように
考えるから、そのつもりでいてくれ」 |
●シュリオン
|
「…う〜ん、そっか。わかったよ」 |
|