●アーロン |
「ちょっと何言ってんの?君、僕の話聞いてた?…これだからロボは……」 |
●シュリオン |
(ロボ…っ!?) |
●マキシム |
(“ロボ”は古いだろ…) |
●イブキ
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「ええ、聞いておりましたとも!私には人の言葉を一語一句のがさず聞き取り
記憶する機能が備えられているのですっ!」 |
●アーロン |
「だったら何で、今の話から僕が嫌われてるとかいう、ふざけた見解になるわけ」 |
●イブキ
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「私の中に備えられたデータによりますと、人間の言動には、そこに至るまでに
それぞれの理由があります。先程あなたは、女性を生意気・攻撃的と表現しましたが、
シュリオン様にとってはそうではない。それは、シュリオン様が普段から女性にとても
優しいから、皆からも好意的に受け入れられているのでしょう。
つまり、女性達に生意気な態度をとらせているのはあなたであり、あなたがそのように
扱われるのは、生意気で攻撃的なあなた自身のせいです。
あなたは同属嫌悪という言葉をご存知ですか?
相手の中に、自分自身の目をそらしていたい欠点が垣間見えるからこそ、余計に
腹が立つんです」 |
●アーロン
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「ちょっと、何アイツ!生意気なんだけど!」
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●イブキ
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「ほらまた言った。生意気って言った。ふふふふっ♪」 |
●シュリオン |
「ほ…ほらアーロン、イブキはまだ赤ちゃんみたいなものだから……」 たぶん。 |
●アーロン |
「こんなイヤミな赤ん坊いないよっっ!!」 |
●マキシム |
(……それもそうだ) |
●アーロン |
(〜〜〜〜〜っ!ムカツク…っ) |
●マキシム |
「でも良いな…、アンドロイド」 ちょっと欲しくなった。 |
●アーロン |
「何言ってんの?アンドロイドってすごく高いんだよ?無理でしょ」 |
●マキシム |
「っ…な!わかってるさ!言ってみただけだろうっ…」 |
●シュリオン |
ああもう……。 |
●アーロン |
「フン」 ちょっとスッキリ。 |
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仲が微妙な二人にはさまれるのは、結構ツライ…; 頑張れシュリオン。 |
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