●依頼No.３４４　依頼者：真奈美さん

不治の病の幼なじみとの純愛の話について

たぶんS50、まちがいなく「りぼん」の8月号か9月号か夏の増刊です。 記憶の中では清原なつのさんの絵だったような、
すくなくともそんなタイプでした。

「いつのころからそうだったのかふりむくといつも僕のうしろにナコちゃんがいた」で始まりました。
「たもつ」と「ナコ」は幼馴染で仲良しだったけど、いま（高校生） ナコは「加川くん」とつきあっていて、たもつは、加川のほうが金持ちだからと諦めている。しかし実はナコは病で先が長くなく、加川ならば自分が死んでも忘れて立ち直れるけどたもつはちがうからと思って敢えて別れたのだった。ナコの死後17回めの命日、墓参の途中でたもつは小さな女の子とその父加川に会う。ナコの見込み通りたもつのほうはナコを想って独身。ラストは再び「いつのころからそうだったのか　ふりむくといつも　僕のうしろにナコちゃんがいた 　たもつくん　まって　ナコもいく　ナコもいく」
　

●久世悟代さんの『遠い人』です。掲載誌は真奈美さんのご記憶の通りS50年「りぼん夏の増刊号」です。この作品がデビュー作で、同じ号に奥友志津子さんと神野あつ子さんのデビュー作も掲載されていました。地味な作風ながらいつまでも心に残るお話で大好きでした。（チュンさん･02/02/08）

●チュンさんありがとうございました。国会図書館にでも行く機会があれば探してみますね。このサイトはすごい。 （真奈美さん･02/02/08）