第36回定例研究会
(2000.2.5)


 2月5日(土)、報告者に谷勝英氏(東北福祉大学)、コメンテーターに粕谷信次氏(法政大学)を迎え、「アジアの児童労働問題について」というテーマで研究会を開催した。参加者は20名。

 報告者は、アジアの児童労働発生要因に関する仮説を設定することを研究の最終目的としており、そのために必要な作業として児童労働の実態を知ることを重視し調査を重ねている。本研究会では、ユニセフや現地NGOの先行調査、報告者自身による現地調査をもとに、主にネパールとミャンマーにおける児童労働の実態について、これまでに得られた調査結果の一端が報告された。また、上記のような国々で実態にふれることの難しさについてエピソードを織り交ぜながら報告された。

 報告後のディスカッションでは、現代の児童労働問題のとらえ方や児童労働の低減に向けての政策的視座、調査手法のあり方などについてコメントが集中した。


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