8月8日(水)

朝 窓から見えるはずのアルタの街がすっぽりガスに包まれていた。
みるみるうちに叩きつけるような大雨。 おまけに雷鳴。
どうやって駅まで行こうか。タクシーに乗るには近すぎるしね。

朝ご飯を食べてるうちに小止みになって 今がチャンスと 駅に急ぐ。
ミラノへ行くのは ローカル列車。来たときと同じく一時間かけて ミラノ中央駅に到着。

ホテルは駅近くの ミケランジェロ
ジャグジーもある巨大四つ星ホテル。日本人御用達風だった。
8月のミラノはホテルが安くなるので大助かり、反面 レストランの休業が増えまするが。

昨日までの猛暑がうそのように 涼しいミラノ
部屋の空調が寒過ぎて 毛布を追加したくらい。


お天気のいいうちに Vigevanoへ行ってこよう。
地下鉄の窓口で2日券を購入5.50。
Porta Genovaで国鉄に乗り換えて約一時間で到着。

ローカル線は落書きだらけ。
窓にも描くのは止めて欲しい。
景色も楽しめないじゃない。
駅から数分で城門に至る。
屋根つきの長い渡り廊下を行くと
お城の中庭に出る。
殆ど修復されていない現在、催し物や
お散歩コースとして親しまれているそう。
中庭からさらに階段を下りて 
目に入ってきたのが
ドゥカーレ広場
レオナルド・ダ・ヴィンチ設計によるもの。
これが見たくてわざわざやって来たのさ。
見事なモザイクで埋め尽くされた広場。
ルネッサンス期の最も調和のとれた広場の
一つと言われる。
三方を囲むポルティコ、その上の建物は
レリーフとフレスコ画で飾られて、さらに
さまざまな形の煙突とお城の塔がアクセント
ポルティコと華麗な絵画装飾に囲まれて
ランチ。 なんて贅沢なんでしょう。

ただ傍若無人な鳩の襲撃には閉口。

帰りものんびり列車に揺られてP.Genovaへ。
地下鉄はCadornaで下りて サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会へ。

「最後の晩餐」はこの前見たから 
今日はその中庭をじっくり見るのが目的

予約を利用する人が増えたのか
教会前は静かなもの。
初めてトラムに乗ってみた。
路線図を見て 適当に。
ドゥオーモ近くで降りて ティー・タイム。

ホテルに戻って シャワーを使い うだうだしてたら もう8時過ぎ。 とはいえ まだまだ明るい夏のミラノ
夕飯はやっぱり ドゥオーモ付近がいいのかな?
中央駅付近は馴染みがなくて その上 危険と言われれば 探す気も失せてくる。

お気に入りのレストランはやっぱりお休み。
近くのPaper Moonで ベタなミラノ風カツレツとリゾットで決めてみました。
わさわさ賑やかな店内と 陽気なお給仕で お値段もほどほど。

ジャグジーで温まって 久しぶりの日本語放送で 自民党の大敗を確信した夜だった。