8月9日(木)

7時起床。
今日はパヴィアの僧院へ遠出の予定。
朝ご飯をしっかり食べましょ。

この旅行中一番の品揃え。温かいお料理があるとホッとする。
一番うれしかったのは バッティングマシーンのようなジューサー。
オレンジを4つ放り込んでグラス一杯分。美味しかった〜。

9時10分の電車に乗るつもり。
駅から近いっていいわあ。
ここのところ汚い車両にうんざりだから ICの一等にした。ひと駅だから7€。

パヴィア駅からほど近いバスターミナルへ。
窓口でCertosa di Paviaまで行きたい と伝えて 往復切符を購入。
ガイドブックによると バス停は1kmも離れていて わかりにくいらしい。
運転手さんにも Certosa di Paviaへ行くことをアピールして 着いたら教えてねって念を押す。
発車間際にパヴィアの地図を抱えた3人組が飛び乗った。
絶対僧院へ行くよね。なんだか安心。

無事にバス停で降りて 帰りの時間を調べようと道を渡ったら 親切にも 僧院はこっちよって教えてくれた。
はいはいすぐ行きます、ありがとう。

さて Certosa とは?
カルトゥジオ修道会の修道院を意味し、日本では パヴィアの僧院として有名。ちなみにスタンダールはパルムの僧院間違えたのは私だけ?
ミラノ公ジャン・ガレアッツォ・ヴィスコンティ(有名なヴィスコンティ監督の祖先)が建設を命じ 1396〜1465年の間に建立。
ヴィスコンティ家の霊廟として建立され 今でもヴィスコンティ家に墓所を提供している。
この人はミラノのDuomo建設にも着手したすごい人。
現在管理しているのはカルトゥジオ修道士ではないが 観光客を毎日出迎え、案内してくれるのはやはり修道士の人たち。 

バスを降りて並木道をひたすら歩くと じゃ〜ん、僧院の入り口が見えてきた。 見事な装飾の天井が迎えてくれる。 広い、清潔、静かな前庭
あらゆるところに繊細な細工が見られる
豪奢な教会内部。
ミラノ公ルドヴィコ・スコルツォと
ベアトリーチェ・デステ夫妻の墓碑の前
白と黒の修道服で 時にはユーモアを
交えて説明してくれる修道士
美しい中庭 広い広い大回廊
かって修道士たちが孤独を守って生活した
個室が続く。

夏空に映える僧院をあらためて振り返り帰路に就く。
来てよかったな〜。

パヴィアの街に帰るバスは待てども待てども来ない。
この暑さ、ドゥオーモは閉鎖中、どうする? 迷ってる間に 反対車線にミラノ行きがやって来た。
それっと走って 運転手さんに切符を頼むと 目の前のタバッキで買えと言う。
えーッ?待たせちゃうよ、いいの? 
焦ってたのは私たちだけ。皆さん のんびりと待っててくれた。
田舎の村をいくつか回り ドライブ気分でFamagostaのバスターミナルに到着。
そこからは地下鉄でまたまたドゥオーモへ。

2003年夏に来た時も修復中だったDuomo ガッレリアのカフェでランチお味はともかくお値段が・・・。

今回ユーロ高もあって 私の買い物の予定はないけど一つだけ K君の札入れが欲しい。
買い物嫌いのK君だから あちこち探さないだろうから GUCCI一軒だけ。
ちょうど気に入ったものが見つかってやれやれ。

液体の機内持ち込みが制限されて面倒くさいから ワインやオリーヴオイルを買って帰る楽しみがなくなった。
せっかくPECKへ来て見ても 何だかな〜。

カフェでお茶して ホテルへ帰るか。

ゆっくり湯船に浸かって足の疲れを取ったら パッキング。
帰りも空港から家まで宅配を頼むつもりだから スーツケースにぎゅうぎゅう詰め込む。

夕飯はホテルのレストラン(メインレストランは工事中で バールしか開いてなかった)で簡単に。

明日は死のロードが待ってるよ。 おやすみ・・・。