8月3日(金)

7:30起床
ホテル・ローマの朝ご飯!

朝食は シリアル、ヨーグルト、ハム&チーズ、パン、果物 と どこにでもある品ぞろえだけど
宿の気配りが感じられて 美味しかったです〜。

一人旅らしい若い日本人女性と目があって 少し話をした。
ミラノでイタリア語を勉強中とかで 日本語を教える仕事に就けたのでもう少しミラノに居られるのだそう。
今日は久しぶりの休日で これからクールマイユールへ行って モンテ・ビアンコを目指すとか。
最近の若者は 女性の方が元気と思える、これもそのひとコマ。オノコたちよ 頑張れ!!!

遺跡の町、アオスタ散策
アオスタはアルプスのローマともいわれ 起源は紀元前25年。
アウグストゥス帝の時代 ローマ軍が勝利をおさめ3000の近衛兵が移り住み 
同時に先住民であったサラッソ人36000人が奴隷市場に売り渡された。

ホテルから目と鼻の先にあるプレトリア門からアウグストゥス帝の凱旋門へ向かう。ここがアオスタの象徴。その先にはローマ時代の橋が今も現役で。
歴史を感じさせてくれる小路のアーチ。再びサンタンセルモ通りに戻り サントルソ教会へ。礼拝堂は残念ながら修復中。教会ではミサが行われていた。
右手に回るとロマネスク様式の回廊が。柱頭の彫刻は聖書の場面を描いてあるとか。精巧で素晴らしいものを見せていただいた。
ローマ劇場考古学公園。当時のままの部分もあるというファサードもまた修復中。残念なり。こんな奇麗なフレスコ画を発見。
日差しにクラクラしながら街歩き。8月は観光客が少ないと見えて どこもかしこも工事中。ドゥオーモも見られなかった。

市庁舎の中にある観光案内所に立ち寄る。
ヨーロッパアルプスを車で旅していらっしゃるkitamuraさんというかたのHPで目にしたIssimeのフレスコ画が見たくて
来る前に一応列車やバスの時刻表をプリントアウトしてきたけれど 現地の情報も教えてもらおうと思って。

この案内所の皆さんは とにかく親切 かつ 仕事ぶりがてきぱき、てきぱき。
交通機関だろうが 町の情報だろうが ささっとパンフやコピーが出てきて 説明もわかりやすい。
結局 時間もあまり無いというので Issimeは諦めて Fenisのお城へ行くことにした。

それではいったんホテルへ戻って軽くお腹に入れましょう。
イタリア料理は大好きだけど 毎日続くとちょっとしんどい。たまにはガス抜きを。
バナナとネクタリンと持参のお煎餅が今日のお昼ご飯。

バスで30分ほどでお城に着く。ドーラ・バルテア渓谷の中流に突然現れる中世のフェニス城
15人ほど集まったら可愛いシニョリーナがガイド役でお城を案内してくれた。
アオスタ谷に点在するお城の中でも ほぼ修復が完成して 中世の趣満載。
15世紀に造られた美しい中庭、通廊、階段、ホール。そしてフレスコ画が鮮やかに彩りを添える。
この地方の家具博物館も兼ねてるらしく 嫁入り道具の、日本でいう長持のような衣装ダンスがあちこちに。

シニョリーナは身振り手振り一生懸命説明してくれるのだけど とにかく早口。わかる訳がない。
英語の説明文に助けてもらう。

お城への登り口にある宿屋のバールで冷たいもので暑さをしのぎ バスが来るのをのんびり待った。

アオスタでバスを降りたら 駅の地下道をくぐって反対側にあるロープウエイ乗り場へ急ぐ。
せっかくのお天気だもの、もうちょっと山を楽しまなくちゃ。
ピーラはアルペンリゾート、最長滑走距離70Kmの大きなスキー場だけど 避暑地としても人気。
山に囲まれて飲むビールは格別。

明日は8時37分の電車に乗るので ホテルの朝ご飯は食べられない(朝食は8時から)。
スーパーで調達しなきゃ。
でも適当なパンやジュースがない。仕方がない りんごとクッキー&水を購入。

部屋に戻って バスタイム。
何しろシャワーカーテンがないから 正座してシャンプー&リンス。
ベッドに横になったら ついうとうとしてしまって 気が付いたらもう8時。

昨日のレストランが美味しかったから また行こうか?って言ったけど
ガイドブックにあったTrattoria degli Artistiで郷土料理を頂くことにした。

フォンティーナチーズを使ったフォンデュー。
スイスのフォンデューより数段美味しい。。
白ワイン漬けの仔牛の煮込み&人参抜きミックスサラダ。
人参はウサギの食べ物だからねってウインクされたけど
日本じゃお馬さんの食べ物です。